高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

定年に備える(必要な高齢資金2:介護費用)

2020年05月13日 | 高齢期の備え
・高齢期の資金を考えるとき、介護費用がいくら必要なのかの見通しを立てることは大変難しいと思います。

・難しい理由は2つあります。一つは介護がどの程度必要になるのか分からないことです。もう一つは介護保険制度が今後どのようになるかです。

・一つ目の介護がどの程度必要になるか確かなことは誰にもわかりません。しかしある程度の目安を立てることはできます。

・投稿者は「同年齢10人のうち、たとえば5人が要介護1になる年齢には自分も要介護1になるとする」という方法で可能性を考えました。

・この方法で介護の可能性を考えると次のようになります。

・同年齢10人のうち5人がある介護度のなる年齢には自分もその介護度になり、現在60歳10人が5人になるまで自分も生きるとした場合。
(男性)
入院することもなく認知症になることもなく要介護認定を受けることもなく85歳で人生を終える
(女性)
90歳で要介護1の認定を受け、その年に人生を終える

・同年齢10人のうち3人がある介護度のなる年齢には自分もその介護度になり、現在60歳10人が3人になるまで自分も生きるとした場合。
(男性)
88歳で要介護1の認定を受け、90歳で人生を終える
(女性)
84歳で要介護1、88歳で要介護2、91歳で要介護3、95歳で要介護4の認定を受け、その年に人生を終える

(続く:次回は介護費用の将来見通し)
この記事の根拠は拙著「現役世代のための高齢期の備え読本」(アマゾン キンドル本 ¥500円)で掲載しています。ご一読いただければ幸いです。