・各年齢層の中でボランティア活動をしている方は、同年齢に占める割合でみると60~70歳代で3割前後と多くありませんが80歳代になっても2割程度とあまり変化しません。つまりボランティア活動をしている方は、暇を持て余すおそれが少ないといえます。
・定年を迎えた後の何年かは仕事や趣味などで暇を持て余すことはあまりないでしょう。しかし、年齢とともに遠くに行くことが難しくなったり億劫になったりします。そうなったとき、何もすることがないと暇を持て余すことになります。
・つまりボランティア活動は高齢期を活動的に過ごす機会とすることができます。
・ボランティア活動の中で大きな割合を占めるのが町内会などの自治会組織への参加です。サラリーマンでは職域中心の生活ですから、多くの場合地域との繋がりが少なく、自治会組織とは縁が薄い場合が多いでしょう。そのため自治会組織へ参加する方も多くないでしょう。
・自治会は多くの場合、班長などは輪番制であることが多く参加する機会が何年かに一回はあます。定年後ではそうした機会を利用して積極的に参加し、さらに役員を引き受ければ自治会の中での交流がさらに深まります。
・会社員の場合、職域の人間関係に重点が置かれ、地域の人間関係が希薄になっている方もおられると思います。職域を離れた後、気付いてみると飲み仲間がいないということも往々にしてあります。この可能性に心当たりがあれば意識して地域の人間関係を作ることをお勧めします。
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