・収入のある仕事に就いている方の割合をみてみます。
・男性の場合、50歳後半でほぼ全員ですが、60歳代前半8割、60歳代後半5割と減ります。
・女性の場合、それぞれ6割、6割、3割となっています。
・この割合のうち男女共に2割が、仕事をしている理由が、「面白い、自分の活力になる」、「友人や仲間を 得ることができる」、「働くのは体によい、老化を防ぐ」となっています。
・お金が欲しいから働く方は年齢とともに減りますが、面白いといった理由で働く方は年齢に関係なく働いています。
・こうした傾向から、年金が生活費を賄う以上の見込みがある場合は、面白そうだといった仕事を見つけることで、仕事を長続きさせることができ、定年後の生活において暇を持て余す心配が減ります。
・定年後の仕事は、起業、再就職、再雇用、シルバー人材センターの会員、ボランティアなどが考えられます。
・いずれの仕事も定年前の準備や知識が必要です。
・特に起業は、知識・技術、資金、資格など事前準備が必要ですし、資金リスクを伴います。起業を考えておられる方には釈迦に説法でしょう。
・再就職は現役時代のイメージとは違います。投稿者もハローワークに行きましたが60歳以上の場合、募集は相当限られてきます。資格や特別な技能があれば選択肢は広がりますが事務職などは募集が限られます。仕事を選んでいるとアッという間に時間が過ぎ再就職を諦めることになります。再就職を考えているかたは、一度ハローワークインターネットサービスにアクセスしてみることをお勧めします。
(続く)
現役世代のための高齢期の備え読本」(アマゾン キンドル本 ¥500円)を出版しました。ご一読いただければ幸甚。