・再雇用のある会社もありますが、役職からは外れる場合が多いと思います。そうすると部下を使ってバリバリ働くということにはなりません。場合によっては、かつての部下の指示に従わなければならないこともあるでしょう。
・再雇用された先輩の後姿を見て、再雇用は自分に合っているかを判断することをお勧めします。もし再雇用に抵抗があるようでしたら、早めに再就職など他の選択肢を探す必要があります。
・シルバー人材センターの会員になる選択肢もあります。同センターは、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に規定されています。
・同センターは「会員の生きがいの充実や生活の安定、また、地域社会の発展や現役世代の下支えなどを推進すること」を目的とする都道府県知事の指定を受けた法人です。希望者(原則60歳以上)はセンターの会員となって、センターから請負、委任、または派遣の形で提供される業務を行うことになります。この他職業紹介もしています。
・同センターの従業員ではなく会員という身分ですから、業務の対価は派遣の場合を除き分配金という形で受け取ることになります。業務は、一か月10日程度以内の業務(臨時的・短期的業務)または目安として週20時間を超えない業務(軽易な業務)となっています。
・会員数は約70万人(ここ10年は減少傾向)となっています。
・収入は保証されていませんが一か月8~10日働いて3~5万円程度となっていますので収入のために働く方には不向きかもしれません。
(続く)
現役世代のための高齢期の備え読本」(アマゾン キンドル本 ¥500円)を出版しました。ご一読いただければ幸甚。