新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 ハエ、チャタテムシなど

2020-07-06 21:13:27 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第226弾


6月26日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。





最初はシマバエの仲間で、Steganopsis dichroaです。





これはチャタテムシの仲間です。このチャタテムシは翅脈に特徴があります。



この青三角の翅脈は後小室とM脈を結ぶ翅脈で、この2つが翅脈で結ばれるのが一つの特徴です。もう一つは黄三角で表した翅脈で、これはr1-rs横脈と呼ばれています。ここに翅脈のある種は限られていて、この2つの条件があるとホソチャタテ科になります。これと似た種は以前調べたことがあります。その時はStenopsocus属のaphidiformisかpygmaeusかというところで止まっていました。今回もここでストップです。



これはオオメコナガカワゲラ



これはウロコアシナガグモ♀か、エゾアシナガグモの♀のどちらか。



雄アリなのですが、何でしょうね。





これはハリブトシリアゲアリ



セスジユスリカあたりのユスリカ♂。



それからチラカゲロウ



それとズグロオニグモ



これはチャバネヒメカゲロウ



このカゲロウは尾毛が2本です。♂ならもう少し分かるのですが、残念ながら♀なのでよくは分かりません。かなり小さなカゲロウでした。





これはマツムラクサカゲロウ



このトビケラも翅に特徴があるのですが、例の「水生昆虫小宇宙」や「水生昆虫ファイル」で見た限りは分かりませんでした。



最後はたぶん、オオハチモドキバエ。これで6月26日分の写真整理が終わりました。この後、観察に行っていないので、手元にネタがなくなってしまいました。

雑談)今年初めに母が亡くなり、その住んでいた家を売却するので遺品を整理する作業を6月まで行っていました。父と母の古いアルバムはいずれ処分をしないといけないだろうと思って、今のうちに整理しておこうと思い立ち、最近はもっぱらその作業を行っています。家系図上に出てくる人物の写真がどれかというのをいろいろと推測しながら決定していくので、ちょっと虫の名前調べと似ています。古い写真は明治30年台のものまであり、全部で小さな段ボール箱2箱もあります。これまで虫の違いはよく分かっても、人の顔の区別がなかなかつかなかったのですが、いろいろな特徴を見つけて毎日眺めていたら、次第に区別がつくようになってきました。それにしても昔の銀塩写真というのはすごいですねぇ。まったく遜色ない状態で、現代にまで残っています。


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