廊下のむし探検 第177弾
マンションの廊下で3月21日に見つけた虫の続きで、今日は甲虫です。
最初は小さなテントウで、フタホシテントウです。
これはたぶん、アオグロカミキリモドキ。
これはマダラアラゲサルハムシかなぁ。
アカホソアリモドキの飛び立つ寸前の写真が撮れました。
ハネカクシの名前調べはいつも諦めているのですが、今日は保育社の「原色日本甲虫図鑑II」の図版で探してみました。どうも、ハネカクシ亜科のクロバネナガハネカクシと似ている感じです。そこで、また、「日本列島の甲虫全種目録(2020年)」の保育社の図鑑との対応表で調べてみました。第51図版の8のクロバネナガハネカクシは手元の図鑑ではHypnogyra tenebrosaになっているのですが、「日本列島の甲虫全種目録(2020年)」ではXantholinus pleuralisとなっていて、さらに、それがNudobius pleuralis ツマキツヤナガハネカクシになっていました。一方、Hypnogyra tenebrosaはクロバネツツガタナガハネカクシとしてそのまま残っています。たぶん、Hypnogyra tenebrosaが誤同定ということでXantholinus pleuralisになったのが、属名の変更で変わったと思われます。肝心のクロバネナガハネカクシと一致しているかどうかは分かりませんが・・・。(追記2020/04/04;ネットで探していたら、「ハネカクシ談話会ニュースNo. 3」という1997年12月発行の記事が見つかりました。この中で、Hypnogyra tenebrosaはBordoni氏が1997年に新種記載したもの、保育社の「原色日本甲虫図鑑II」の第51図版の8のXantholinus pleuralisは属名変更でNudobius pleuralisになったと書かれていました。手元の図鑑が1985年発行の4刷(1999)なので、ひょっとしたら増刷のときの誤記かもしれません。このBordoni氏の論文"A Revision of the tribe Xantholinini from Japan ,1", Jpn.J.Syst.Ent.3,167 (1997)がネットでは手に入りません)
これはナミテントウ。
それからウリハムシ。
これははっきりとは分かりませんが、何となくヒゲブトハネカクシ亜科かなと思います。
アカタデハムシ。
これはガロアノミゾウムシかなぁ。
これはカサハラハムシの仲間。
これも先ほどのクロバネナガハネカクシかな。
最後は先ほども出てきたフタホシテントウだと思います。これで3月21日の虫の名前調べが終わりました。この日は全部で27-8種です。これからもっと大変になっていくでしょう。
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