廊下のむし探検 第18弾
4月18日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。
最初はこんなカゲロウです。こんなに翅を広げて止まるのはフタバコカゲロウあたりです。「原色川虫図鑑成虫編」で見てみると、やはりフタバコカゲロウ Baetiella japonicaの♀のようです。成虫は3月~10月に出現し、灯火によく飛来するとのことでした。
次はオドリバエです。これはたぶん、Rhamphomyia属だろうということくらいしか分かりません。
ユスリカも調べたいのですが、最近は時間的余裕がありません。これは前脛節の方が跗節第1節より長いのでエリユスリカ亜科かなぁ。
次はカバナミシャクです。白い点が目立ちます。そんなところから、「日本産蛾類標準図鑑」を見てみると、モンウスカバナミシャクとか、トシマカバナミシャクあたりが候補になります。ただ、前者は前翅が細長く翅縁が直線的ですが、それに対してこの写真の個体は翅がやや太く、翅縁も湾曲しているので、たぶん、トシマカバナミシャクの方かなと思いました。よく分かりませんが・・・。
ヒメカゲロウの仲間です。ちょっと高いところに止まっていたので、recurrent veinがうまく撮れず、よく分からないのですが、翅の模様からヤマトヒメカゲロウの方かなと思いました。
次はクロバネキノコバエの仲間。2匹いました。うまく撮れたのですが、これを調べるのはなかなか大変です。今回はパスです。
このハチは一瞬目の前に止まり、さっと飛び去ったので、この写真が一枚だけ。腹部を見ると、コガネコバチあたりに似ていますが、頭部はアリガタバチ辺りにも似ている感じもします。とにかく翅脈が見えない!よく分かりません。
これはヤミイロカニグモ。この日は2匹いました。
次はキハダカニグモ。アブラムシの有翅型を捕獲しているようです。
むちゃくちゃ小さなクモ。思わず撮ってしまったのですが、なんでしょうね。
そして、これはコカニグモ。
そして、これはマエシロモンキノカワガ。
最後は天井に止まっていて望遠で撮ったオドリバエです。R4脈が直線的に分岐しているので、たぶん、Empis属。それ以上は分かりません。
これでマンションの廊下で撮った虫は終わりました。この後、公園にも行ったので、そちらの整理をこれからやってみます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます