ミドリガメの雪国日記

ポッキーの後継者ヒョードル、後輩ガメのかめっぱち、カメのいる暮らしは楽しいよ!

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共に2008年生まれのアカミミガメ、ヒョードル(オス)、かめっぱち(メス)との日々をつづっています。

  


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ヒョードル外伝 ~むかしむかしの物語を聞かせて~

2009-01-12 | 見て見てこんなの
隣町、美郷町六郷に、「亀太郎」という名のお菓子屋さんがあることは以前から知っていた。こちらのお饅頭をいただいたことがあり、勝手に和菓子屋さんと思い込んでもいた。

そして昨日、「カメ煎餅なんか、あるかもしれないね」と、軽い気持ちで、行ってみることに。


探し当ててみたら、なんと「亀太郎」さん、「パティスリー 亀太郎」だった(@_@)



しかし、案の定もともとは和菓子屋さんで、なんと110年の歴史のある老舗。
人気はシュークリームやケーキで、期待した亀煎餅はもう作っていなかった。(以前はあったのね;)
洋菓子に混じって、わずかに残った和菓子の中に、上の写真右下の最中を発見。

このごま最中、あっさりした甘さで侮れない美味しさ。そして腹甲もあるww



いろいろなお菓子を買い込んで大満足ではあるが、今回「亀太郎」さんに行って感激したのが、店内にディスプレイされていた、これ。↓ 


(お店の方の許可を得て撮影しました)

何だと思います?

これは、秋田の郷土菓子「雲平(うんぺい)」を作るときに使う、木型。

もち米を原料にした上南粉と上白糖を混ぜて作られる「雲平巻」は、生地をロールケーキ状に巻いたものを切って作る。
しかし冠婚葬祭の引き菓子の場合は、雲平の生地にこし餡を包み、鯛や海老などの特別な木型で押したものにほんのりと着色し、表面につや出しの寒天をかけて、華やかな席を彩った。

おそらくそれぞれの菓子舗には、先祖伝来の雲平型があり、大切に使われてきたのだろうと思う。
今では引き菓子としての雲平はほとんど見かけなくなってしまった。「亀太郎」さんのこの木型も、昔は大活躍したものだろう。今はその役目を終えて、店内の壁に飾られ、静かに店を守っている。

蓑亀の姿があまりに美しく、しばし見とれてしまった。
来て良かったと思った。



皇帝も、いつか蓑亀になってね。

「アカミミなんだけど。」





     付録:ろーたすの館     



まめ知識:秋田の冬

長時間駐車するときには、ワイパーを起こしておく。



凍って貼りついちゃうからね(^_^;)