地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成19年7月4日(水)  雨  花火

2007-07-04 11:12:39 | 夏の酒

夏の酒 「乾坤一」を検証する

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乾坤一(宮城) 大沼酒造店 「花火」 微発泡特別純米 1.8L 2730円

ササニシキ 55% +3 1.8 宮城酵母

『コカコーラみたいな日本酒を造って欲しい』が
はりきり企画部から賢人「大沼先生」へのお題でした。

冬の間何度か携帯にて要望と疑問点をぶつけた結果
この酒が出来ました。

生酒ではなく、オリも絡めることなく、ガス注入でもなく
発泡感を持たせる このお題を賢人はクリアーしてくれました。
ただガスは2~3日しか持ちません
その為 「団体専用酒」という謳い文句を賢人は考えられた訳ですが、
確かに発泡感はなくなっても気の抜けたコーラみたいにはなりません!!

17度という度数を感じさせず、むしろ他の酒よりさらりと飲める
これぞ「乾坤一」の凄いところ 甘みを旨くアクセントにして
実に素直で旨い酒を造り上げました

冷やしてそのままが一番グッド!!
柔らかい酸がすがすがしい印象を与えてくれます。

ロックでは度数の割りには優しく感じます。
ちびりちびりではなく少なめに注ぎつつ、くいくいと飲むのがお薦め!

燗はあまりお薦めしませんが、
お燗マニアの方にはぬる燗をお試し下さい。 
熱燗だと若干苦味を感じます。

暑いじめじめした日にこの乾坤一「花火」は
あなたの体に優しく浸透していきます。

開けて1週間以上たちますが、先程お燗の時に感じた「苦味」が
良いアクセントとなって杯が進みます。
新酒の時の「苦、渋」とは違う「苦味」です。
言いかえれば「ビター」 大人の味わい。 

「夏の酒」のダークホース的存在

味ノマチダヤのみの取扱です。