店頭にて好評発売中!!
「ザ・フー」モードは終了 パワーを頂きました。
ラベル作成が遅れているところもありますが、まずは店頭発売中!
ラベルも色々工夫を凝らして「日本酒」らしくやってます。
まもなく入荷酒!! ただ今ラベル作成中!!
今しばらくお待ち下さい。
栗駒山&不老泉 ※画像のラベルはラフです。
『辛口百景の始まり』
この冬は「日本酒」には避けて通れない永遠のテーマ「辛口酒」とは?
について提案致します。
そもそも「からくち からくち」と言われるようになった背景に
一つには「糖類添加酒」
いわゆる「三倍醸造酒」の存在があったからだと思います。
元の酒を希釈し味を整えるのに「酸味料、糖類等」を加え増量させた
清酒もどきの原液を造りそのままだとベタ甘の酒になるので
他の酒(普通酒等)にブレンドして出す。
これらの安酒が二日酔いの原因やベタ甘酒として消費者の舌の記憶に残り
清酒がのちに敬遠される大きな要因の一つとなったことは
間違いない事です。
自然な旨味ではない人工的な味わい。
それは「米」、「水」、「技術」で仕込む日本酒本来の姿とは
かけ離れたものになりました。
反動で酒質をスッキリさせようと、味わいを残すより炭濾過を強くかけ、
雑味だけでなく旨味すら取ってしまう愛想も味気もない酒や
アルコールを添加することにより
日本酒度を+15~+20まで上げ、アルコールの辛味だけで
「極辛口」と謳った酒が横行し「辛口酒」に対する大きな誤解が、
本来成分データーの一つでしかなかった「日本酒度」を通して
この数値のみが甘い辛いを表す唯一の尺度として、
辛口酒の全体の味わいバランスを語ること無く
日本酒度の数値が高ければ正しい「辛口酒」として
まかり通るようになってしまいました。
こういった「辛口酒の現状」を「こりゃいかん!」と
「はりきり企画部」は考えました。
数値だけでは判断出来ないのが日本酒の面白いところ
ここを誤解の無いように説明しなければいけない。
日本酒度だけにとらわれない、いろんな「辛口酒」の提案が出来たら
選択肢も広がりこれまでの「辛口」を謳った酒も
「辛口百景」の一つに過ぎないとご理解頂けるのでは!?
飲み手、売り手、造り手が一緒になって考える「辛口酒」を造ろう!!
それより蔵元との話し合いが続き
約2年の準備期間をおいて「辛口百景」の試飲会を開きました。
「辛口下さい」と言われたけれど
自分でおいしいと思わない酒を出したくない、置きたくない。
そんな悩み、疑問をこれまで日本酒本来の酒造りスタイルで
個性とこだわりを持って造られてきた蔵元に投げかけることによって、
その蓄えた知識と技術により「最新型・正統派辛口酒」が誕生しました。
辛口も色々 だから「辛口百景」
元来「おいしい日本酒」であれば何の問題もありませんが、
嗜好品として多様化の時代。
ここは蔵元にも頭を悩ませながらあえて「辛口酒」造って頂きました。
是非飲んで頂き「ご意見」をお寄せ下さい!!
次の造りへ生かします!! 2年目が勝負!