はりきり企画部 リサイクル課10月の収穫
今月はイギリス、アメリカのフォーク、カントリー系を入手
ちょいレア物です。
インクレディブル・ストリングス・バンド/ファースト 1972年(日本発売)
インクレディブル・ストリングス・バンド/U 1971年発売
※つかみどころのないバンドである。 アシッド・フォーク?民族音楽?トラッド?
色んな音楽がミクチャーされています。
ファーストは1966年オリジナル発売ですが、
日本ではかなり遅れての発売でした。
「被せ帯」と地味にまとまるジャケット。若いはずなのに親爺くさいです。
そして通算8枚目の「U」 女性ボーカルも加わり、
脱力変態プログレフォークが炸裂しております。幻想的でもある!
通称「切手帯」と呼ばれる帯とカラフルなで不思議なジャケットが
アーティスティックにマッチしています。
一般的には「ザ・フール」(ビートルズのアップルブティックのデザイン等
を担当したデザイナー集団)のメンバーがジャケデザインした、
2枚目の「5000スピリッツ」や3枚目の「首吊り役人の美しい娘」
の評価が高いようです。「5000スピリッツ」は国内盤出ていましたが、
その他国内盤が出ていたか私は未確認です。
マイク・ネスミス/マグネティック・サウス 1970年発売
マイク・ネスミス/シルバー・ムーン 1971年発売
※この名前を聞いてあーあのバンドにいた人のと分かる方は私と年が近いか?
そうですネスミスは「ザ・モンキーズ」のメンバーの一人です。
モンキーズ時代より芽生えていたカントリーミュージックへの思いが、
ソロになって爆発しております。
ファースト・ナショナル・バンドを引き連れ伸びやかにプレイ。
今回はこのバンドのデビューアルバムと2枚目の日本盤を入手
帯のデザインが今ひとつですね 残念。
ユーライア・ヒープ/ファーストアルバム 1972年再発売
ラマタム/ラマタム 1972年発売
※ハードロックを2枚 ユーライア・ヒープは1970年デビュー
オジー・オズボーン率いる「ブラック・サバス」と同期で
順調にヒットしたブラック・サバスとは対照的に
3枚の「対自核」でブレイクするまで2年を要した。レコード会社を移籍後
このヒットにより廃盤だったファーストアルバムもめでたく再発売
3ヶ月限定の特典キャンペーン告知帯付がちょっと珍しい
ちなみに600名にあたる「マック・キャンベル・ジーンズ」て何だ?
1970年当時発売されたフィリップス盤は売れてなくて激レア!!
ラマタムはジミー・ヘンドリックス&エクスペリエンスのドラマー
「ミッチ・ミッチェル」やブルース・イメージに在籍した「マイク・ピネラ」らが、
中心となって結成したバンド しかしキャッチコピーにある
「レッド・ツェッペリン」、「EL&P」を継ぐには少々荷が重かった。
話題は女性ギタリスト「エイプリル・ロートン」に持って行かれちゃいました。
ケヴィン・エヤーズ/きょうはマニヤーナで 1976年発売
※「ソフト・マシーン」のオリジナルメンバー
しかしファーストアルバムを出した後、脱退
その後ソフト・マシーンはジャズ・ロックのテクニカルなバンドとして
メンバー交代を繰り返しながらも、高い評価を受けています。
ケヴィン・エヤーズは優しげな顔つきとは裏腹に、
低音の聞いた野太いボーカルで、独特のポップセンスの持ち主です。
ポップでありながら屈折したアバンギャルドな部分が交錯する、
彼の世界にはまると、こりゃぬけられません
もし帯付レコードお持ちの方いらしたら
ぜひ はりきり企画部 リサイクル課まで