平成１７年９月８日（木） 晴れ マスコミ

地酒カップ　MJ　再び登場

「MJ・日経流通新聞」はいち早く地酒カップを取り上げて頂いた新聞のひとつです。
今回は「第一回地酒カップ選手権」を取材です。
さすが情報新聞と言う事でこのあたりのフットワークの軽さは、
他紙にはないものです。

ＭＪさんの情報は他のマスコミも注目しているのか
前回もそうでしたが掲載後にその筋の方の問い合わせが増えます。

そしていろんな蔵元様より様々なカップが届けられたり、御来店になります。
マチダヤとしては何度も書きますが、カップ酒を通して
日本酒の良さを一人でも多くの方に知ってもらいたいと思ってやっていますので、
カップにすれば何でも売れると言う訳ではありませんのであしからず・・・
日本酒が売れる市場をつくるのが我々専門店の大きな仕事ですから
その為に日々はりきって頑張っています。

※松本さんは最初はかなり拒否されましたが、
   これをみるとやってよかったのかな？

右は「東京新聞」の記事、「中日新聞」にも転載された模様、
その横は「日刊ゲンダイ」

あと新規では「石鎚」と「貴」がラインナップ予定です。
私的にはこのあたりで新規銘柄はおしまいと考えています。
彼らと同等もしくはそれ以上に高いはりきり度を持った方がいれば別ですけど・・・
その変わり季節限定のカップを各蔵元様にお願いできればと思っています。

突然携帯慣らしますのでその節は宜しくお願い致します。

  

平成１７年９月７日（水） 曇 呑み切り

２００５．９．６　「武勇」　茨城県結城市　呑み切り

昨日「武勇」さんで行われた「呑み切り」に参加してきました。
結城の町はご存じの通り「結城つむぎ」が有名で、
家屋も格子戸や蔵造りの建物が今も多数みうけられます。

中野より約２時間の旅です。
１０時に出発してちょうどお昼過ぎ到着

やはりお昼は地元ラーメンでしょう。
第１候補の「上杉亭」がしまっていたので
※夜の７時からの営業でした。とほほ・・・

第２候補の「カーター」へ　何でも店主の名前が「片山さん」だからだそうです。
売りは醤油ベースの手打ち麺　注文を受けてから打ち直しして出てきます。

注文すると確かに奧から「ばたん　ばたん」と大きな音が聞こえます。
私は ネットでパーコー麺がお薦めとなっていたのでそれを頼みました。

パーコー麺　９００円也

手打ちと言うだけあって　もちもち　つるつるでなかなか旨い！
スープはこの麺ならもう少しコクがあってもいいかなと個人的には思いました。
注文してから出てくるのにちょっと時間がかかるけどまずまずお薦めです。

お腹もふくれたところで「武勇」さんへ、いざ出陣

社長様にお迎え頂きました。



お茶を頂き、呑み切り開始です。　お茶碗が素敵です。

先ず既製品の味を見ます。
14BYの辛口本醸、15BY無糖・普通酒実にこなれたよい熟成。
「スーパー晩酌プロジェクト」の一つの指針となる、
レベルの高い酒です。

純吟、大吟は低温熟成の為か、
まだ枯れたとはいえないフレッシュ感があり
「カプロン」には頼らない蔵の姿勢が伝わって来ます。

生もと仕込みの「黄鶴楼」（こうかくろう）純吟の雄町、山田錦の
米の特性のよく出た奥深いたたずまいも魅力です。

また平成１５年からスタートした「ピュア茨城」プロジェクト
茨城県産の「米・酵母・もちろん水」を使い仕込みます。
各参加蔵元の酒質の個性と足並みを揃える事が大切です。
　

全体的に熟成を念頭においた酒造りが、
「武勇」の酒の一つのトーンとしてまとまっています。
その中でそれぞれの酒質の粒が立っており
自分の好きな「武勇」を見つける感覚で飲めるのが、
地元で幅広く愛飲される所以でしょう。

今年の造りの分はタンク別の原酒で試飲しました。
原酒なので力強いのは当たり前ですが、既製品と比べるとやはり
まろ身のある奥深さが足りない。やはり「熟成」が「武勇」の味わいの
大きなスパイスになっています。

一つのお蔵の全商品を一度に飲む機会は私もそうありませんので
大変勉強になりましたし、蔵の酒質の方向性がよくわかる呑み切りでした。　

 
室が新しくなりました。「武勇」の名前入りサーマルタンク　いい感じです。　
貯蔵のみで仕込みには使わないそうです。

仕込水の濾過もタンクによってはあまりかけずに原水に近い形で
昔ながらのスタイルにもどして仕込む時もあるそうです。

前を向いた新しいつくりと後ろを振り返りつつ伝統を試みる部分の融合
その繰り返しが、きっと良い酒をこれからも醸していくのでしょう。 

大二郎専務も一児のパパになりました。大二郎さんも私と同じ年
厄も明け、子宝にも恵まれ、ますますはりきっています。

これからは茨城県全体の酒蔵を引っ張って頂いて、
茨城に「素晴らしい日本酒あり」と全国の日本酒ファンに知らしめましょう！

はりきり企画部も頑張って行きますので宜しくお願い致します。

蔵人の皆様、忙しいところありがとうございました。
次はお造り中に是非一度お伺いしたいと思います。 

帰りはおみあげで頂いた「武勇　純米」ニューラベルで
ちびりちびりとやりながら結城を後にしました。

これぞ地酒カップと列車の旅の醍醐味です。　いいねえ～

 

平成１７年９月６日（火） 雨 お見舞い

家に帰ると

今日は茨城の「武勇」さんへ呑み切りに行ってきました。
このレポートは、明日更新致します。
何せ今日はちょっと飲んだので・・・・かなりかな！

家に帰るとダンボールがひとつ！
レコードが届いたか？それにしてはちょっと大きい？

送り主は「新澤醸造店」　おっ！新澤さんじゃないか　何だろう？
まさかあのぺーぺーの・・・・カップじゃないよな　開けてみます。

 

水害のお見舞いでした。バケツも入っている
新澤さん、直子さんありがとう

あと被害状況調べに来た中野区が、
家まわりの消毒とお見舞いを置いていきました。
そんな事もあるんですね

九州の方　台風は大丈夫でしたか？
今年はホントにお見舞いしたり、頂いたりが多い年です。
自然には勝てませんが、備えあれば憂いなしです。
気をつけましょう 

鍋島レポート　イン佐賀　飯盛　直喜レポーター

台風の後の田圃の写真を「鍋島」飯盛さんが送ってくれましたので、ここで追加致します。

９月1日 晴れ　 山田錦の出穂期

マチとムラを繋ぐ運動で６月２６日１００人(内６０が子供しかもほとんどが低学年)以上が集まり
賑々しく田植えを行い、最初どうなることかと心配しましたが無事ここまで育ってくれました。
もちろん無農薬です。
大きな台風が来なければ、稲刈りの時の子供達の喜ぶ顔が見れそうです。 

ちなみに、これが幼穂です。７月５日撮影したものです。

９月６日　なんと台風直撃

この写真は、その日の夕方撮ったものです。
まだ実の充実が少ないため穂先が軽く倒れる稲はまだありませんが、
これから吹き返しの風があり心配です。

 　　　　　　　　　　　　　　　　　以上現場より飯盛直喜レポーターでした。

 

平成１７年９月５日（月） 雨 水害

中野　妙正寺川　氾濫

２００５．９．４　２２時頃位から激しい雨となり４時間位降り続きました。
雨が強く降る事もたまにあるので、それ程気にもとめず、
「石鎚」越智さんから送られた「袋吊りしずく酒」を試飲しておりました。　

２３時頃中野区からの避難のアナウンスが流れ
（※この時は雨音でよく聞こえず後で内容知りました。）
なんとなくあわただしい雰囲気になってきました。
しかしのんびりしている場合じゃないと思ったのはそのあとしばらくしてからでした。

私事で恐縮ですが、自宅が川の脇にたっておりますので、
川の方ばかり気にしておりましたら、玄関開けると、
なんとすぐそこまで水が来ているじゃないですか！！

車は進めず立ち往生しています。　愛車パオもピンチです

それからあわてて２階へ大移動です。刻々と水かさが増して来ます。
半ばこれはしょうがないと思い、半分は開き直りです。自然には勝てません。

車が何台も通過しようと突っ込んでくるので道路を封鎖
実際動けなくなった車が３台ありました。
流れてくる材木をかたづけ、少しでも水が流れる様、通り道の確保
はりきり企画部　番外編です。

道路にあふれた水が凄い勢いで川に流れ込みます。
床上まであと２０センチ位のぎりぎりのところです。
しかし、１時を過ぎた頃から小雨になり多少水が引き始めました。
助かりました

一息ついて考えたら晩飯食ってないジャン

朝になるといろんなところで被害が出ていました。

台風の後の浜辺の様です。いろんなものが流されて来ました。
水圧でシャッターが壊れたところもあり、
近くのアパートの水道メーターの蓋は全部流れていきました。
地下に駐車場のあるマンションは完全に水没したところもあり、
これからもっと被害がわかって来ると思います。

中野も広いのでもっと被害の大きかったところもある様です。
近くでも床上浸水や車が完全に水没との話も聞きました。
なんせ昨日よりテレビも避難させたので回りの状況しか見えていないのです。

テレビ、等で「中野」の名前が出たので、
ご心配や御見舞の電話、ファックス多数頂きありがとうございます。
お陰様でマチダヤは「上高田」の地名どおりちょっと高いところにありますので、
被害の方は全くありませんでした。

ただマイハウスが・・・・・床下浸水　床上じゃなくてよかった～
人為的な被害はありませんでした。
取り急ぎブログにて御礼申し上げます。　

 

平成１７年９月４日（日） 曇 ボクシング

雑賀　俊光　引退試合　２００５．９．５

いよいよ明日「雑賀　俊光」さん通称「チャンピオンさいか」の引退試合が
後楽園ホールで行われます。

日本チャンピオンをめざしながら「サントリー」の営業として働く日々
顔を腫らした日もあったでしょう。悔し泣きの日もあったでしょう。
現役を退いてからもトレーニングを続けていました。
しかしリングとさよならする日がやって来ました。

私も雑賀さんとお取引始めてお酒の話を４とすれば６くらいはボクシングトーク
になっていました。実は私も大のボクシングファンです。
毎月「ボクシング　マガジン」を購読し時間があれば後楽園ホールに通ってました。
飲み会の次の日には酒抜きの為、朝からジムで汗を流し
現役を退いてからもずっとトレーニングを続けてきました。
「ワタナベ　ジム」はそんな雑賀さんに異例の引退スパーリングを
プレゼントしました。

ボクシング大好きな雑賀さんのラストファイトです！

燃えろ雑賀　完全燃焼

平成１７年９月３日（土） 晴れ BGM

第一回地酒カップ選手権　　BGM

試飲会会場では、私の趣味でいろんな音楽を流します。
たまにそのBGMに反応して声を掛けて頂く事があります。ちょっとうれしい
今回はこれらの選曲です。　基本的に「BEATLES」ファンです。

画像はビートルズの国内初回盤の東芝音工オデオン赤盤です。
帯付き美品であれば「フォーセール」は１０万以上、
幻の茶帯（緑の部分が色違いの茶色）であれば１００万は下りません。
「ヘルプ」はポートレートとハガキが付いていれば４万以上が相場です。
UKオリジナルは美品であれば毎年高騰しています。
stereoとmonoのミックス違いやマトリックスNoによってのミックスや音圧の違い等
ビートルズ研究はかなりディープに進んでいます。

グレイトフル・デッドの大名盤「アメリカン・ビューティ」
初期のサイケデリックな雰囲気より、前作から取り組んだカントリーフレイバーが、
見事に結実　「Box　Of　Rain」　「candyman」等名曲揃い
ドラッグと共に語られることが多いですが、
ナチュラルで聞いて充分トリップ出来ます。
日本酒評論家「ジョン・ゴントナー氏」も大ファンです。

タランティーノ監督のカンヌ映画祭グランプリ受賞作
「PULP　FICTION」のサントラです。
ディック・デイルのミザルーで踊る「トラボルタ」と「ユマ・サーマン」が印象的でした。
タランティーノの音楽センスがうかがえる一枚です。
ディック・デイルはサーフ・インストの仕掛け人
しかし日本ではベンチャーズの方が圧倒的人気を博しました。

海外のレコードコレクターの世界でも日本盤の帯は「ｏｂｉ」として
通用します。

平成１７年９月２日（金） 晴れ 地酒カップ選手権３

第一回地酒カップ選手権　　懇親会

仕事の後はやはり旨い酒でしょう！
中野にてお取引様の「柚水」さんで懇親会を行いました。
まずは地酒カップで乾杯

左写真　手前「喜正・野崎社長」まだ壊れていません。いい笑顔です

中央写真　三宅さん、仙頭さんいい感じじゃないの
　　　　　　 さ・さ・雑賀さん今日一日・・・・・

右写真　マチダヤ社長を囲んで何やら神妙な面持ち　手前高嶋君はマイペース
 

左写真　採点結果に見入る「万齢・小松さん」と「石鎚・越智さん」

右写真　この男は・・・やはりあの「ねぷた」のようにして・・・・
          その左は「大盃・牧野君」通称マッキー　元気出していこう！
          右は「澤の花」カップを口いっぱいに含む新澤さん　う～んもぐもぐ
　　　　　一番手前は「南さん」ちょっと寂しげ・・・

楽しい夜は更けて・・・この後余力のあるチームは
恵比寿「立喰酒場　buri」へ

残り組は「スーパー晩酌酒」の打ち合わせです。

「大盃・牧野君」「村祐・村山氏」「石鎚・越智さん弟」「来福・藤村さん」
「愛宕の松・新澤さん」「はりきり企画部チーフ」「豊盃・ぺーぺー三浦」

締めは今回さらにカップでも注目をあびた「石鎚」で！
皆来年どんなスーパー晩酌酒を造ってくれるか楽しみです。

打ち合わせ途中 「貴・永山たあぼ」は本日も再びダウンしたため
恐れ多くも「日高見・平井社長」に送られるはめに　　トホホ。。。

ここでおまけ特典画像 

 

「乾坤一・大沼ご夫妻」「長珍・桑山ご夫妻」「日高見・平井社長」 

「貴・永山たあぼ」

 

平成１７年９月１日（木） 晴れ 残暑

９月の始まり

早くも９月です。しかし秋風どころか暑さがぶり返してきました。
本日は１日につき配送に追われる一日でした。
はりきり企画部は現場主義ですから！

マチダヤ名物　P函の壁

マチダヤには配送センターがない為、店の前に当日配送分を積み上げていきます。
配送が多いと６本入りのP函が１００ケースほど並び入り口をふさぎます。
※生酒はもちろん冷蔵庫ですよ。
飲み過ぎと寝不足にはブラックガムを噛みしめながら
今日も「マチダヤ号」は都内を走ります。

近くで拾った栗　なんとなく秋の気配