黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

長崎さるく #16 最後に夜など・・・

2009-05-01 01:46:24 | 長崎さるく
シリーズでアップしてきた長崎さるく。
最後はちょこっと夜さるくです。

以前に台湾特集の最後の記事でもアップしましたが、
面白いと思った街は、その夜中の顔も見てみたくなります。

普通旅先の夜の街へ繰り出すといえば、
おねえちゃん系のお店と相場は決まってますが、
その方面には全く興味がないんで、
台湾の時も同行のメンバーがマッサージなどに繰り出してる間、
ずっと街をさまよってました。

長崎の夜は東京に比べると早く終わり、
銅座の歓楽街をのぞいては、
いっきに静かになります。
息をひそめる夜中の街は最高です。



唐人屋敷跡の記事で触れた土神堂。
門も閉ざされ中へは入れません。
塀越しに差し込むオレンジのナトリウム灯が、
昼間見た土神堂とは違う表情を映し出します。



電鉄の線路。> Mapion
長崎は数少ない路面電車の走る街でもあります。
終電が終わった後、道路の真ん中に線路だけが光る光景もまた、
今となっては懐かしくもあり不思議でもある光景です。



出島橋 > Mapion
現役としては日本で最古の鉄道路橋。
橋の上部につけられた銘版をみると、
アルファベットで「DESHIMA-BASHI」と書かれています。
「でじま」ではなく「でしま」なんですね。
橋のすぐ隣にある出島もほんとはでしまなんでしょうか。





長崎滞在もあっというまに終わり、長崎空港です。

今回の訪崎では、いままで知ることのなかった長崎を、
ちょっとかいま見ました。
さすがずっと海外の窓口だった長崎ですね。
これからもしばらくは楽しめそうです。
「長崎さるく」という企画は今の市長が、
市長になる前に提案した企画だそうですが、
さるくツアーに実際参加するしないは別として、
さるくしながら続々と面白いものが見つかる街
であることには違いないと思います。



東京へ戻ったら一人長崎祭りです。
といってもたいしたことではなく、
空港で高野屋のからすみとかまるなかの「ちゃんぽん天」とかを購入し、
そのとき行ってきた長崎のことを思い出しながら食べるだけなんですけどね。
でもからすみは小川水産のからすみにつきます。

■シリーズ:長崎さるく■
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2 Comments

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個人的に (GG-1)
2009-05-03 10:40:18
「息をひそめる夜中の街」ってのはエエですわ
人が居る光景が好きなのに
夜の街もエエと思うのはなんででしょうね
個人的趣味嗜好かな?
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▼GG-1さんへ (廃墟徒然草)
2009-05-04 04:59:22
一晩中寝ない街は当然息は潜めませんが、
夜中の閑静な住宅街も、息をひそめてる印象はありませんね。
昼間、人や車が激しく往来するような場所が、
夜になって喧噪が静まった時に、初めて「息を潜めて」感が、
あるような気がします。

つまり、息を潜める夜の街には、
かならず人の息吹が残っているからじゃないでしょかね。
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