STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

えんぱーくで、金環日食イベント

2012年04月28日 | 2012金環日食
塩尻市市民交流センター・えんぱーくで、5月21日に起こる金環日食関連の催しがあります。

☆金環日食の映像展示
 期間;4月28日(土)~5月6日(日)と、5月12日(土)~5月20日(日)まで
 場所:えんぱーく3階の上映スペース
 内容;映像による金環日食の解説と平出遺跡公園での観察会の案内

特に日食中に通過する月の影が塩尻市を通過する様子を、地図上に再現する内容は必見です!
今回の日食は、塩尻市と松本市境に金環帯の北限界線が通過しますが、そのラインで影の移動が止まる様子がわかります。
日食当日は、平出遺跡公園で金環日食観察会があります。
復元の家をバックに、リングの太陽が輝く様子を再現した映像もあります。

写真は映像展示初日の上映の様子





☆金環日食のおはなし会
 日時:5月5日(子どもの日)15時30分から
 場所:えんぱーく4階 401、402会議室
 内容:金環日食のしくみや塩尻での見え方、観察の方法など。
日食観察のアドバイスとなる内容が満載です。

いずれも催しも参加は自由ですので、申込みなく来ていただいてもかまいせん。
どうぞお越しください。


~金環日食1ヶ月前~日食の準備講座

2012年04月21日 | 2012金環日食
中央公民館の金環日食準備講座が行われました。

遅れていた桜の開花も進み、ほとんど満開です。


塩尻市での金環日食準備講座、これから何回か行われますが、その初回となります。
いよいよ金環日食も1ヶ月前ということで、急速に関心が高まってきているようです。
申込者駆け込みが多く、会場の塩尻総合文化センターには、40人以上の方がいらっしゃいました。


始めに、今回の金環日食の様子や観察の注意事項を学びました。
 金環は暗くならないのですね・・・
 専用の日食グラスを使いましょう・・・
 塩尻は、金環が見られる北限界線近くにあるのですね・・・
 限界線共同観測に参加しましょう・・・


引き続き、日食めがねの制作に移ります。

制作用具はこんな感じ。


制作の様子・・・。比較的簡単にできました。


作った日食めがねを使い、ベランダで出て、実際の太陽を観察してみました。
(フィルターに穴や破れがないことを確認するためです)


NHK長野放送局の取材がありました。
4月25日のローカルニュースで放送されるそうです。
是非ご覧ください。

講座終了後、取材スタッフが太陽の撮影に挑んでいました。



金環日食40日前~いろいろと準備~

2012年04月11日 | 2012金環日食
市民タイムス紙に、塩尻で取り組まれている金環日食の準備講座など紹介していただきました。
ありがとうございます。


記事のなかにもありますが、5月5日に行われる、塩尻の元気を伝えるインターネット放送部「しおじりiBC」の皆さんとの打ち合わせが今夜ありました。放送の中身・・・何となく実質ぶっつけ本番のようになるような気がしますが、放送を見た人が、金環日食の情報について多くの皆さんに伝わればと思います。

金環日食の情報って・・・
日食の見え方のほか、観察の注意事項、観察に使ってはいけないもの、安全管理など・・・様々な内容があるのです。


穏やかな春分の日、金環日食にむけて

2012年03月20日 | 2012金環日食
穏やかな春分の日、金環日食にむけて

穏やかな春分の日を迎えました。
金環日食まで、あと2ヶ月余りです。
高層雲が多いですが、よく晴れましたので、金環日食にむけての準備です。

昨日のマスコミ報道では、金環日食は皆既日食と間違えて暗くなると思って肉眼でみてしまう恐れがあり、正しい観察方法を伝える必要性があると言っていました。
日食グラス・・・
ウチでは万全です。


ボーグ76EDによる撮影ですが、2インチの1.5倍バローレンズを使い、2種類の1眼レフデジカメで試写してみました。ひとつは、フジファインピクスS5プロ(APS-Cサイズ)、もうひとつは、オリンパス・ペンE-PL1(マイクロ、フォーサーズサイズ)。


これまでペンで撮影してきましたが、日食当日の撮影プランを考えて両方で撮影してみました。写りの良さだけでなく、使い勝手(ピントの合わせやすさ、鏡筒取付のバランスなど総合的に見て・・・です。
双方の写りはこんな感じです。
S5プロ


ペン・E-PL1


S5プロは重量が重く、ピントあわせはしずらい感じです。ライブビューは使いにくいので今回使いませんでした。

塩尻星の会で、日食めがね工作教室の準備をしました

2012年03月10日 | 2012金環日食
5月21日の金環日食に向けて、日食当日自分たちで安全な方法で日食観察ができるよう、金環日食の事前学習会の準備をしています。
学習会では、アストロソーラーフィルターを使った日食めがねを工作する講座を盛り込んでいます。シート状のフィルターをひとりひとりに渡るようにラミネートしたうえで裁断する作業を行いました。





塩尻市では、4月から5月にかけて、5つの公民館でこの事前学習会を計画しています。
・金環日食は、皆既日食のように暗くならない
・日食を観察するために、色下敷き、ガラスに煤を付けたものなどは、目の安全上やってはいけない
など・・・日食の概要とあわせて、そうした注意事項も周知していく必要があります。そうした目的の講座です。

日食当日、誰もが安全に観察できるよう願っています。

塩尻の自然と歴史講座(その2)

2012年03月01日 | 2012金環日食
講座の冒頭、受講者にアンケートをお願いしました。
その中から・・・
受講者ほぼ全員が「以前に日食を見たことがある」という回答でした。
見た日食は「2009年の7月」あるいは「数年前」(多分どちらも同じ日食でしょう)のという回答が多かったです。
どんな方法で観察したかという問いには、講座の中で紹介した、使ってはいけない方法(ガラスに煤、色下敷きなど)を挙げた人が多かったです。
♯昔は良いと言われていましたからね~

十分なお話しではなかったかと思いますが、5月21日に向けて、観察できるきっかけにしていただければと思います。

塩尻の自然と歴史講座

2012年03月01日 | 2012金環日食
「金環日食、塩尻で見えるリングの太陽」と題しお話ししました。

塩尻で173年ぶりに見られることになる金環日食が5月21日に起こります。

・塩尻市は金環帯の北限界線付近に位置し、金環になる瞬間に、ベイリービーズ現象が、ほかの地域より長く見られる可能性があります。
・金環日食は暗くならない。
・安全な観察方法で観察を
そして・・・
塩尻に居ながら、リング状になった太陽を、それぞれの自宅で観察しましょう。
など、呼びかけました。

CAFE VALOの週末ミニミニ講座(2月25日)

2012年02月26日 | 2012金環日食


松本市梓川にある喫茶店、CAFE VALOさんが企画された「週末ミニミニ講座」でお話しをしてきました。
この講座は昨年から始まり、主に店の常連客らが講師となって、蝶、火の見櫓、方言などをテーマとして行われてきたそうです。今回は星の話ということで、縁あってお呼びいただきました。募集のなかでは「MISSION VALO 天空に輝く星達と語らうドラマチックな夜」(店主が作成)という多少誇張感がある表題で行われました。
観察会前に話をするときは、パワーポイントによるスライド上映が多いのですが、大人数ではないので、写真をA4にプリントしてそれを見せながら、また星ナビの星座早見盤キットを作成し、写真の天体の位置を見つけながらの説明となりました。写真も四季折々の天体を網羅しているわけではないので、とびとびの要点をお話することになりましたが、それでも時間は結構過ぎてしまいました。
もちろん、5月21日の金環日食にも触れました。ここ(梓川)では金環にならないですが、大きな円弧状の太陽が欠けた方向が最大食中心に「くるりっ」と回転してみえることを紹介、結構楽しめますという紹介をさせていただきました。
結構年代幅広く12名の参加者熱心に聴いていただき、やりがいがありました。

CAFE VALO・・・
おいしいコーヒーをいただけるので、普段行かれるのもお勧めですよ。

金環日食に向けて(長野県は北限界線が通っています)

2012年01月22日 | 2012金環日食
1月22日付け信濃毎日新聞の、NIE新聞で学ぼうの欄に「5月楽しみな金環日食」という記事があった。
5月21日に観測できる金環日食。今年に入ってから、ほかのマスコミ誌やテレビ等で紹介され始めている。また天文業界においても、いかに観測するか論議が始まっている。

今回の金環日食。多くの人が自宅にいながら金環日食を観測でき、リング状になった太陽が観察できるという大変貴重な機会である。ことに長野県では金環が見られる地域、金環帯の北側の限界線が通過している。この北限界線、もっと具体的に言うと塩尻市~東御市付近を通過している。この線より北側では金環にならず、部分日食にとどまる。
中信地区で言うなら、塩尻市は全域が金環帯に入っているが、隣りの松本市は村井~寿~中山地籍は金環帯に入るが、それより北側は部分日食にとどまることになる。さらに北の安曇野市も部分日食。
北限界線付近では、欠けた太陽がリング状につながるかつながらないか…という状態が比較的長く続き、スリリングな観測が期待できるであろう。そうした特殊な観測条件がそろっているのである。

地方紙においては、そうした地域性を紹介してほしい。
信毎の記事。内容においては全国一般的な内容で残念であったが、近くなってくれば、長野県ではどう観測できるのか具体的な情報提供がなされることを期待したい。

金環日食観測ノート

2011年12月25日 | 2012金環日食
そろそろ金環日食関連の書籍が出回る頃。
こんな本が出ていた。

「2012年5月21日、金環日食観測ノート」
今回の日食の仕組みかや観察方法の紹介から、観察でしてはいけないことなど、必要事項がコンパクトにまとめてある。えびなみつる氏の添絵によりわかりやすく解説している。
10円玉を使って欠け方をスケッチできる観察ノートがある。
日食メガネ(アイソテック社製)が付いて525円。おすすめです。

出版は旬報社から。あまり聞かない出版社だが、世界天文年の時、渡部潤一先生の「ガリレオがひらいた宇宙のとびら」が出版されている。