STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

サイエンス・アゴラ「2012金環日食講習会」に行ってきました(その4)

2011年11月23日 | 2012金環日食
日食観察会の企画についてのアドバイスをいただきました。

・発砲トレーを使ってピンホールをつくろう
 手軽につくれますし、たくさん用意して一人ひとつづつ渡すこともできるかも。


・日食中の太陽の輝きの変化で太陽光発電量の変化をみる

 最近は太陽光発電パネルをつけた公共施設も多くなってきました。そうした施設では、一目で発電量がわかる発電量の表示するパネルなどがあるところが多いです。その数値を記録しグラフ化。そうでなくても、太陽が欠けていくうちに、だんだんと発電量が低下してくるでしょうから、そうした数値を見ているだけでも実感できるのではないでしょうか。


・日食めがね
 眼視観察用の遮光シートが販売しています。それを切って日食めがねを工作し、当日持ってきてもらったり、作り溜めしておいて、観察会の貸し出し用に使うのも良いかもしれません。


・自作の日食早見盤
 観察会の企画ではないですが…。ちょっとびっくりしたのはこれ!
 今回の日食の次の日食は何時起こるのか?そうした疑問を星座早見盤のようにいくつかの盤を回して調べることができるもの。地球の公転や朔望月の周期など、小数点以下あるので長い期間では使えないようですが、数年間の日食についてはわかるそうです。これを自作したのはたいしたもの!


いろいろと学ばせていただきました。
まだまだ紹介していないものもありますが、当日への準備の参考にしたいと思います。

サイエンス・アゴラ「2012金環日食講習会」に行ってきました(その3)

2011年11月23日 | 2012金環日食
太陽を直接観察しなくても、日食の観察ができます。

ピンホールカメラの原理から・・・。

・木漏れ日を観察してみよう
 木漏れ日の光を観察すると、日食中は欠けた太陽を反映した形になります。
 金環中は、木漏れ日がリング状になります!
 ただし今回の金環日食は早朝に起こるため、太陽高度が30度ほどで、地面に見える木漏れ日は観察しにくいと思われます。垂直から30度ほど傾けた面に映すときれいなリングの木漏れ日が観察できるでしょう。


・木漏れ日のかわりに

 木がなくても、ブラインドウの隙間、カードのパンチ穴、また自分指で隙間をつくって木漏れ日状態を作り出すことで、欠けた(金環中はリング状の)太陽の形を観察できます。これなら映し出す場所も自分で工夫できますね。


・鏡ピンホールを使ってみよう
 アクリル製などの鏡を小さな切れはしに切って、日食中に光を反射させ、遠くの面に映してみよう。
 これも日食中では欠けた(金環中はリング状の)太陽の形になります。大きな鏡ほどより遠くに映し出す必要があります。無理のない距離に映すためには、アクリル製の鏡を小さく切ります。鏡を支える支持金具に取り付けて、映し出してみると良いでしょう。


サイエンス・アゴラ「2012金環日食講習会」に行ってきました(その2)

2011年11月20日 | 2012金環日食
サイエンス・アゴラで学んだこと。
今回の金環日食は大変貴重な観察機会です。

・今回の金環日食では、日本の人口の約7割が住んでいる所に居ながら金環日食を見ることができる。そうしたチャンスは極めて稀なこと。東京では、前回居ながら見られたのは170年前であった。


・私が住む長野県中部では。金環が見られる区域(金環帯))の北限界線が通っている。そこでは、月縁のでこぼこにより、太陽の光がちぎれて見えるベイリービーズが長めに見られる(らしい)。


・日食は宇宙の広がりを実感できる。
 太陽は月より遠い。日食では太陽の手前を月が横切る。
 金環日食では、皆既日食より、そのことがより実感できる!


サイエンス・アゴラ「2012金環日食講習会」に行ってきました。

2011年11月19日 | 2012金環日食
来年5月の金環日食に向けて、たくさん学んできました。

 金環日食観察の安全性確保の大切さ・・・

・上の写真、金環中の風景写真だそうです。金環中とは気づかない明るさです!


・下の写真、天体望遠鏡で安全に観察できる投影法。しかし小さな子どもをはじめ、不特定多数の人が来る観察会では危険が伴います。でもその危険を少しでも回避する秘術を教えていただきました。