お盆が過ぎて既に晩秋ですが、時折好天の日があります。
夏休みも終わりましたが、月のないこの頃、ひさしぶりに四季の星空観察会が行われました。
この日は、環境省による全国星空継続観察を同時に行いました。
http://www.env.go.jp/kids/star.html
全国一斉に「天の川が見えるか」「こと座の一角の星がいくつ数えられるか」を観察するものです。夜間照明の影響で夜空が明るくなる光害について、皆で考えてみようという催しです。
夏期と冬期にそれぞれ行われ、月のない時期が観察期間とされます。今年の夏期は8月13日から26日までの間が観察期間ですので、この日行うことになりました。
「天の川が見えるか」は、肉眼で夜空を眺め、天の川の3ヶ所について見えたかどうか記録してみます。「こと座の一角の星がいくつ数えられるか」は、双眼鏡を使って、次のような観察ノートにある白星図を使って、こと座のベガとε星、ζ星がつくる三角形の中に見えた星を塗りつぶしてもらいます。
10人ほどの方にこの観察をしてもらい、県外からの参加者で、まだ夏休み中でしょうか、自由研究のつかいたいということで、予備の紙に記録して持ち帰ってもらいました。
もともと観察ノートは、環境省への報告のため回収です。
さて、四季の星空観察会の方ですが、久しぶりの開催ということで、なんと50人以上の方が来られました。駐車場も満杯になりました。
夏休み中は月の関係で、7月26日に開催(未参加)以来でしたし、その間も天候不順でしたので、そんな反動だったのでしょうか。
木星はまだ低空で見えていなかったので、りょうけん座の二重星コルカロリ、はくちょう座の二重星アルビレオ、ヘルクレス座の球状星団M13などを観察してもらいました。
望遠鏡の使い方が分からないので教えて!と言う人が、一部の人は自分の望遠鏡を持参して質問されていました。それぞれ天体観測ドームでの観察の合間の時間を使って話をしていましたが、疑問は解決したでしょうか。
これからの時期、夕方に月も出て、木星も観察好期なので、自宅などで観察されるのでしょう。
次回四季の星空観察会は、次週8月29日になります。