○日時 2011年1月3日(月)14時00分~15時50分
○会場 あづみ野コンサートホール
○演奏 筒井一貴(クラヴィコード)
○プログラム
カベソン 第6旋法によるディエント
フローベルガー 組曲ハ長調
ベーム 組曲ヘ長調
J.S.バッハ リュートまたは鍵盤楽器のための前奏曲・フーガとアレグロBWV988
モーツアルト フィッシャーの主題による変奏曲K179
ハイドン ソナタホ長調
あまり聴く機会の少ないクラヴィコード3台を揃えてのコンサート。
演奏された筒井さんによるウィットに富んだトークを交えての演奏を楽しみました。
ここ、あづみ野コンサートホールは100人ほどの小規模ホールですが、30人ほどの限定にして行われました。
チェンバロより前の時代の鍵盤楽器、クラヴィコード。小音量なので、なるほど、このくらいのホールが空間的にも大きさが限界ではないでしょうか。
悪い言い方をすれば、隣の会場から聴こえてくるような感じです。
でも、今回3台のクラヴィコードを曲によって弾き分けて、個々の楽器に随分と個性が違いそれぞれの味わいを堪能させてくれました。
コンサートチラシから引用…。
小音量であるが、この楽器のひそやかな内なる表現力が再発見されている。クラヴィコードによる繊細な音表現は、雑音に満ちた現代に生きる我々に静寂を第認識させてくれる。
生誕500年を迎えたカベソンの曲からモーツアルト、ハイドンまで。21世紀の2011年冒頭の私どもにとって、新年早々リフレッシュさせてくれました。