スイッチを入れ直した。
昨晩読んだ本。
『サイバーテロ 漂流少女』(一田和樹著、原書房刊)
作中に登場する某社が上海で行ったインターネットセキュリティ対策セミナーに
1年ほど前に参加したことがある。偶然。
そのセミナーを聞きに来ていた、日本の大手銀行や大手メーカーの人たちは、
いかにも「直帰」「交流会の酒」を目当てに来ているような雰囲気で、
「うちは独自システムを組んでるから、セキュリティは問題ない」のようなことを
自信満々に語っていたのだけれど、
この本を読むと、それが机上の空論ですらなく、ただの幻想だということがよくわかる。
そもそも、システムを組む段階で、
オープンソースをまったく使わないなんてことないし、
第一使っている人間が、そこまでかしこくも、用心深くもないのだから、
完璧なんてことはあり得ない。
インターネットセキュリティについて一生懸命に語っていた講師さん、
この本を読ませれば、
見栄っ張りでインターネットなんてほとんどわからなく、
ついでにいつ本社に呼び戻してもらえるかしか考えてない
いないほうがマシなくらいのわりには予算を握っている駐在員・管理畑の人たちを
少しは説得できるかもしれないよ、と推薦してあげたい。
私からすると、そのセミナーでどうも講師側と出席者側で噛み合ってなかった部分が、
「そういうことなんだ~」とスッキリして、ありがたかった。
(ああ、こういう暴言を吐いているから、中国人からしっぺ返しをくらうんだな)
そして、日本社会の閉塞感を久しぶりに思い出した。
この本を「専門用語ばっかりでわからない」と書くレビューもあるのだけど、
パソコンとインターネットを使うんだったら、
このくらいの専門用語は取り組んで理解しようという気持ちを持とうよ、と思う。
他力本願な日本人らしい反応だけど。
昨晩読んだ本。
『サイバーテロ 漂流少女』(一田和樹著、原書房刊)
作中に登場する某社が上海で行ったインターネットセキュリティ対策セミナーに
1年ほど前に参加したことがある。偶然。
そのセミナーを聞きに来ていた、日本の大手銀行や大手メーカーの人たちは、
いかにも「直帰」「交流会の酒」を目当てに来ているような雰囲気で、
「うちは独自システムを組んでるから、セキュリティは問題ない」のようなことを
自信満々に語っていたのだけれど、
この本を読むと、それが机上の空論ですらなく、ただの幻想だということがよくわかる。
そもそも、システムを組む段階で、
オープンソースをまったく使わないなんてことないし、
第一使っている人間が、そこまでかしこくも、用心深くもないのだから、
完璧なんてことはあり得ない。
インターネットセキュリティについて一生懸命に語っていた講師さん、
この本を読ませれば、
見栄っ張りでインターネットなんてほとんどわからなく、
ついでにいつ本社に呼び戻してもらえるかしか考えてない
いないほうがマシなくらいのわりには予算を握っている駐在員・管理畑の人たちを
少しは説得できるかもしれないよ、と推薦してあげたい。
私からすると、そのセミナーでどうも講師側と出席者側で噛み合ってなかった部分が、
「そういうことなんだ~」とスッキリして、ありがたかった。
(ああ、こういう暴言を吐いているから、中国人からしっぺ返しをくらうんだな)
そして、日本社会の閉塞感を久しぶりに思い出した。
この本を「専門用語ばっかりでわからない」と書くレビューもあるのだけど、
パソコンとインターネットを使うんだったら、
このくらいの専門用語は取り組んで理解しようという気持ちを持とうよ、と思う。
他力本願な日本人らしい反応だけど。