ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

今日

2014-09-02 23:42:11 | Weblog
今日は、9月2日。
ミズーリの艦上で日本が降伏文書に調印した日だ。
心情的な終戦は8月15日だけど、法的な意味での終戦は今日だ。
すっかり日本人は忘れてしまっているけど。

ものごとには、今の状態には、すべて因と果がある。
いまは、それ以前の因の果であり、この果は、次のことの因となる。
人は夜郎自大なほど、自分を苦しめる。
そして、自分を苦しめていることに無自覚なほど、他人を苦しめる。

だからこそ、ブッダは中道を説いたのだと思う。
自らをあまりにも苛む修行は、仏教では行わない。

たとえ、自虐史観で日本人に生まれたことを後悔しても、
これは次の生に繋がる因となる。
だからこそ、中国や韓国に何を言われても、日本人としての生を
まっとうしようという覚悟が生まれる。

覚悟。これこそ、仏教観念の凝縮された美しい言葉だ。

覚悟が決まるからこそ、他人を不幸に巻き込むような行いを
極力減らしたいと思う。
他人の意見に耳を傾ける余裕が出てくる。

私もたいがいなへなちょこだけど、
これからの人生は、覚悟を決める為の修行の場として、
我執なく生きて行きたいと切に願う。

悪いヤツほど成仏すると言ったのは、誰だったか。
阿弥陀様の蜘蛛の糸にすがってみようと思う。