ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ベランダ掃除

2014-09-07 21:35:41 | Weblog
本日はいい具合に曇り空だったので、
ずっと延ばし延ばしにしていたベランダの掃除をした。

すごい勢いで大葉とハーブが育っている。
そして、プランターの片隅には、カナブンや蝉の死骸が転がっていた。
世の中にはこんなに死骸があるのか。

というか、身体が弱くなると、補食されないように
こういうところへと逃げてくるのだろうか。

そんなことを思いながら、ほうきではいているうちに、前屈みで腰が痛くなった。
歳をとったものだ。

むかしは掃除機でブイーンと吸入するのがすっきりしたけれど、
今日、久しぶりにほうきを使ったら、
ほうきの描く自然の弧線が、なんともいえない落ち着いた気持ちをくれた。

ある友人が、日本の企業はすべてがブラック化してると言っていた。
いきすぎた資本主義はそろそろ本格的に頭打ち、とも。

本当にそう思う。

せっかく大学まで出してもらったのだから、ちゃんと会社でサラリーマンやって、
家庭を築いて、安定した生活で、なんて、
確かに私も20代のころは思っていた。
いまは親がもういないこともあって、質素に生きて行けたらそれでいいと思う。

仕事での自己実現とか、自分の居場所とか、
むかしはあんなに欲しかったものも、いまはほとんど気にならない。
そういうものは、あればあったほうがいいけれど、
何かに投影しないと自分を認識できないのが人間と言うものなら、
やはり何に自己を投影するかのほうが重要だと思う。

無駄に過ごしている時間はないのだなあ。

ベランダの掃除をしたおかげで、網戸から入ってくる風が、
少し清涼になったような気がする。

掃除って大切だなあ。