ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

春節後の1冊

2012-01-31 23:19:03 | Weblog
とりあえず、「新年好(あけましておめでとう)」と言っている。
日本人同士であっても。
そして、まだ何となくお休み気分が抜けない。

さて、せっかく上海に来たけれど、1人の時間は読書する。
「遊びに行かないなんて、もったいない」と言う人もいるけれど、
要は、
何かがあったときに、そのものごとを自分なりにしっかりと見つめる目を
もっていることが重要で、
その鍛え方が、ある人は場数を踏むことであったり、ある人は読書であったりするだけ。
私の場合は、もっぱら読書だ。

昨晩読み終わったのは、『写楽 閉じた国の幻』(島田荘司著、新潮社刊)。
写楽という人物にせまる、とても面白い内容だった。

写楽の版画は、小学生のときに、本で見たのが最初だったと思う。
当時、歌舞伎を観たことがなかったので、
「歌舞伎って、変なの~」という印象だった。
そして、写楽の画風について、母といろいろ話した記憶がある。

そういえば、京劇はよく歌舞伎に似ていると言われるけれど、
京劇を描いたもので、大首絵のような構図の絵を見たことがないな。
というか、京劇の絵って・・・、あれ? 思い浮かばない。
京劇のお面や、人形は見たことがあるのに。
お土産物のどこにでもあるようなモチーフしか見たことがないような気がする。
日本の版画のような、カメラが発明される前のブロマイドというか、
役者の似顔絵的なものに、京劇では出会ったことがない。私は。


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