ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

割り切れないけど

2010-02-02 01:26:07 | Weblog
一般的な社会人の能力を語るとき、一番重要視されるのは事務処理能力だと思う。

メールに3つの確認事項が書かれているとする。

まず、送信者側は「用件が3つあるんだぞ」とわかりやすいように書く必要がある。
これは、マナーだ。
普通は箇条書きにするなど、見てすぐにそうとわかるようにする。

次に、返信者側は、その箇条書きに、ひとつひとつ回答をしていく。
そうすればモレはない。そのはずだ。

でも、仕事をしていると、そうはうまく運ばない。
わざわざ1、2、3と番号までふったメールを送っているのに、
3行くらいで2だけの回答を書いたメールが平気で戻って来る。

ああ、ひとつのメールに複数の用件が書かれていると不便なんだな、と思って、
1メールに用件1つにする。
タイトルには、確認したい事項を文字で入れる。
回答をお願いしたい期限も一応書いておく。

そうすると、今度は返事が来ない。
正直に言ってイラっとするし、意味がわからない。
督促のメールを送ると、やっつけのような返事が戻って来る。
それで「いやいや、そうじゃなくて、この情報が欲しいのです」と、
再度依頼のメールを出すことになる。

最初は、私のお願いの仕方が悪いのかと思った。
いろいろと工夫した。
でも、必ずある特定の人のときに、スムーズにいかなくなる。
やはり相手に問題があるのではないか、と、ようやく他人に責任転嫁する気になって来た。

事務処理能力が極端に低い人、というのは、
老若男女あまり関係なく、一定の割合で社会にまぶされている。
高学歴だからといって、事務処理能力があるとは限らない。
でも、事務処理能力が低いからと言って、決して仕事ができないわけでもない。
会って話すと急にスムーズに動く場合もある。

要は、その人がキャッチしやすい方法で情報を投げることが大切。
それがアナログであれば、それはもう、しょうがない。
メールですまさず、会うしかない。

同じように、ある人に意見するとき、
私が言っても、まったく聞く耳をもってくれなかったとしても、
他の人が言うと素直に聞いてくれることがある。

それは、ひとつの方法として私も受け入れ、
その他の人、というのに、協力をあおがなければならない。
そのほうがよい結果をうむのであれば、
私がどうしたいか、という気持ちの部分なんて割り切ればいい。

でも、割り切れないから私なんだな。


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