ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ご相伴

2014-01-27 00:23:37 | Weblog
今朝、会社に行ったら、中国人の部下が「今日は、みなさんにご馳走します」と。
何かと思ったら、先日の忘年会で勤続5年の賞金をもらい、
それでご馳走してくれるということ。

昼休み、ちょっと高級な店に行き、なんと部署のメンバー5人分をご馳走してくれた。
悪いなあ、と思っていたら、ごちそうする当人がこう言う。

中国では、思わぬ収入があったときに、それをため込んではいけないと言うんです。
なるべくみんなと分け合うこと。
そうしないと、二度とそんなラッキーは巡ってこなくなるから。
だから、どんどん食べてください、と。

そういうときは、上司も部下もないらしい。
ガツガツ食べたら、非常に喜んでもらえた。
こういうときに遠慮してはいけないのだ。
ましてや、私は上司だから自分の分は払うよ、なんて言ってはいけない。

ちょっといいお店だったから料理が出てくるのが遅く、
昼休み終了時間に間に合わなかった。

ふだん遅刻を厳しく言う私だけど、こういうときはゆっくり味わうものだ。
そわそわし出した部下たちに、
「今日はいいよ。ありがたくいただこう」と言ったら、部下から、
「今日は社長がいるけど、呼ばれないですか? あなたが怒られませんか?」と。
「あ、大丈夫。もしなんか言われたら、急に具合が悪くなって休んでたことにするから。
 それに、ちゃんと話したら、社長だってケチなこと言わないよ」と答えておいた。

やさしい部下たちだ。

それにしても、中国人のみんなは、日本人が時間に厳しいって、
ほんとによくわかってるんだなあ。
なら、遅刻するなよ、と言いたくもなるが。


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