昨日から12月なので、湯たんぽを使い始めた。
足もとが温かいというだけで、ぐっすりと眠れる。
空調と違って乾燥もしないし、電気を使っていないから電磁波も浴びない。
最初「あちち」だけど、でも、すべてがやさしいと思った。
むかし「赤ひげ」という映画を観た。
監督は黒澤明、主演は三船敏郎、山本周五郎が原作だったと思う。
たしか、雪が降っている日、日本家屋の中で、医者である主人公が、
「東京の寒さくらい、たえられなければならない」というようなセリフを言った。
雪が降っていて、吹きさらしのような日本家屋で、
すごく薄手の着物を着ていて、泰然自若としていた主人公。
家具らしい家具もない貧しい家にもかかわらず、なにかが、ぎゅっと満ちていた。
もしかしたら記憶違いかもしれない。
小学生のときに、一度観たきりだから。
当時、同級生に冬でもランニングの男の子がいて、
彼のニックネームは「ガンジー」だった。
素晴らしい、うらやましいニックネームだ。
中学生になり、制服を着なければならなくなって、
彼も「普通の人」になってしまった。
正社員でなくなり、東京に住んではいるものの都市の生活から落伍して、
いろいろと、古い記憶がよみがえってきた。
血行がよくなり、お酒をのまなくても眠れるようになった。
そして、安心が広がってきた。
去年のいまごろ悩んでいたことが、なんとも滑稽で面白い。
今年の年の瀬は、なんだかわくわくする。
幼稚園のころ、母が湯たんぽを使って布団をあたためてくれた。
小学生になって、温度調節ができるという理由から電気カイロになった。
そして、いま、また湯たんぽに戻った。
足もとが温かいというだけで、ぐっすりと眠れる。
空調と違って乾燥もしないし、電気を使っていないから電磁波も浴びない。
最初「あちち」だけど、でも、すべてがやさしいと思った。
むかし「赤ひげ」という映画を観た。
監督は黒澤明、主演は三船敏郎、山本周五郎が原作だったと思う。
たしか、雪が降っている日、日本家屋の中で、医者である主人公が、
「東京の寒さくらい、たえられなければならない」というようなセリフを言った。
雪が降っていて、吹きさらしのような日本家屋で、
すごく薄手の着物を着ていて、泰然自若としていた主人公。
家具らしい家具もない貧しい家にもかかわらず、なにかが、ぎゅっと満ちていた。
もしかしたら記憶違いかもしれない。
小学生のときに、一度観たきりだから。
当時、同級生に冬でもランニングの男の子がいて、
彼のニックネームは「ガンジー」だった。
素晴らしい、うらやましいニックネームだ。
中学生になり、制服を着なければならなくなって、
彼も「普通の人」になってしまった。
正社員でなくなり、東京に住んではいるものの都市の生活から落伍して、
いろいろと、古い記憶がよみがえってきた。
血行がよくなり、お酒をのまなくても眠れるようになった。
そして、安心が広がってきた。
去年のいまごろ悩んでいたことが、なんとも滑稽で面白い。
今年の年の瀬は、なんだかわくわくする。
幼稚園のころ、母が湯たんぽを使って布団をあたためてくれた。
小学生になって、温度調節ができるという理由から電気カイロになった。
そして、いま、また湯たんぽに戻った。