ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

だいたい

2014-05-13 00:09:50 | Weblog
中国人たちが「差不多(だいたい)」でバトンを投げてきた仕事があるので、
「いいや、私もそうしよう」と思って流していたら、
やっぱり最後の最後にうまくいかなくなって、全部自分で作り直すことになった。

当然のことながら、データを「差不多」で作ると、データとしての意味をなさない。
で、「やりなおします~」と言ったら、
日本人の上司から「なんでこんなことになってる」と怒られたのだけど、
もう少しで「それは、最初の仕切りから日本人がやってなかったからです」と言いそうになり、
すんでのところで言葉を止めた。
こんな「差不多」のことで、中国人全員を敵に回してもしょうがない。

そうそう。こういう仕事の場合には、最後に日本人を入れないでほしい。
中国人だけなら、かなりおかしいデータでもサラッとお客さんに出せるのだから。
そして、もしお客さんからクレームと言うかツッコミが入ったら、
「え~、そうでしたか~。でも~、これで出していいって上司が~」と答えるだろう。

普通の日本人の感覚だと、どんだけお給料をもらっても中国人の上司にはなりたくない、と
思うのではないかと思うが、
中国人同士はもちろん違って、少しでも出世したいと思っている。

都合が悪くなったら隠れるか下に罪をなすりつけて逃げればいいわけで、
いる間は、がっぽりと袖の下をもらって、アゴで部下を使いたい。
そんな図に憧れている若い人は結構いる。

が、実際に上に立ってちゃんと長くやっている中国人には、人格者に見える人が多い。
おそらくは、もう二度と使われる側になりたくないから、
なんとか表面上は部下の機嫌をとって、
自分のポジションとお給料を守ろうとしているだけかもしれない。
とりあえず、どんなポジションにいても、できるだけ袖の下をもらおうとするし、バイトもする。
まあ、モラルは上から下まで「差不多」だ。


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