近年、河川敷の樹木の伐採が広範囲、大規模に行われています。樹木の繁茂は、水の流れを阻害し洪水を引き起こすため、治水対策として行っているとのことです。
私は年間を通じて、この河川敷を歩き脚力の維持に努めながら、木々や草はらに姿をあらわす野鳥をながめて、自然のありがたさを常々感じていました。しかしその光景は今や跡形もなくなっています。鳥のすみかもなくなり、出会う鳥の種類も数もめっきり減ってしまいました。吹く風も遮る物がなく、冷たく強くて歩くのも一苦労でした。
災害対策と自然環境保護を両立する方策がどうしても必要です。
このような状況の中でも、たくましく生きる鳥の姿がありました。伐採され積み上げられた木の上でアピールするモズ
(2020.2)
ツグミはここをねぐらにしたのでしょうか? 積み上げられた木の中からあらわれました
ハクセキレイは重機の周りで、土の中から出てきた虫を食べているようです
ホオジロ、ジョウビタキは伐採現場には入らず、ネットや杭の上で様子見をしています
「ここは 私の すみかです!」とアピールする鳥の姿がありました。この声を代弁するにはどうすればいいのでしょう。いや、代弁じゃなくて私の願いでもあるのですよね。
沢山の野鳥達がこの場で生きてきたのでしょうネ。
渡り鳥の目標目印が無くなると野鳥も渡来しなくなって寂しいですネ。
諏訪湖岸でも利便性や、時には人間への安全性の配慮が優先され、
すっかり様変わりして、渡り鳥が渡来しなくなった場所が
何か所かありますヨ。
災害対策と自然環境保護の両立は難しい問題ですネ。
淀川では左右両岸ともに、長年をかけて広範囲で行われています。
ヒメボタルやカヤネズミなどの稀少生物、絶滅危惧種などの配慮はあるようですが、
このままだと、スズメもホオジロもモズも絶滅危惧種になりそうですね。
人間と野鳥の共生を脅かす人間の自然破壊行為は他にも多々ありますね。