第132回直木賞受賞作で、2005年の本屋大賞6位ということで楽しみにしていたんですが、正直よくわからない話でした。
35歳主婦の小夜子と、35歳独身の女社長、この2人の視点で交互に物語が進む。
女社長のターンは高校時代の彼女。
女社長はいまとは全く性格が違い、どちらかというと小夜子に近い。どのような経緯で変われたのか。
小夜子は女社長と出会い性格に変化をきたす。彼女の破天荒さについていけず一度は離れるも、再び彼女に会いに行く。この辺の気持ちの変化がわからない。
女社長の高校時代の親友ナナコのその後は?
理解できないことが多すぎて、素直に「八日目の蝉」か「紙の月」にしておけば良かったと反省しています。この2作品は映画で観て素晴らしいのは知っていたので、角田光代さんの違う作品に出合いたいと思って背伸びしたのが間違いでした。
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