監督:黒澤明
主演:志村喬
143分の大作。名作と言われているが、個人的には退屈だった。
市役所勤めの渡辺課長が、自分が胃がんと知り一念発起する、簡潔に言えばこんな感じ。
最初の1/3は死への不安、無為に30年務めてきた反省、息子との関係、残されたわずかな人生楽しみを見つけようと模索する。
次の1/3は退職した部下を追いかけまわし、その部下の指摘から仕事でやりがいがあることに気付き、市民の要望に応え公園づくりにまい進する。
最後の1/3は通夜の席で関係者が渡辺課長の公園作りの行動について喧々諤々、市役所の縄張りがどうの、公園予定地の利権がどうの、反対していた助役の手のひら返しがどうのこうの。
それに本人は胃がんだったと知っていたか否か。
とにかく長いし展開がないし、古い映画なので聞き取りにくいしで非常に疲れた。
もう観ません。
渡辺課長の情熱をみんなで引き継ごうと通夜の席で決意するが、結局は何も変わらなかったって現実。
そりゃー無理だって。渡辺課長だって胃がんで1年か半年の命だって知ってからの行動なんだから。
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