豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

避難場所

2006年02月17日 | Weblog
若かりし頃、思うようにならないことがどんどん深みに嵌って行き、どうしようもなく辛かった時期がありました。
人生いやになっちゃたって、そういう感じ。
なんだか世間から全否定されてるみたいで、それはもう、鬱々と過ごしておりました・・・今となっては信じられませんが。

眠っている時間だけが、安息の時間。
朝起きるともう、抱えている問題がどーんとのしかかって来てどんより。

自分を理解してもらえないことの難しさと格闘していましたが、そんな中、救いを求めた場所が、当時流行り初めの(不謹慎!)マザー・テレサでした。

世の中の人が全部私を嫌いになったとしても、マザー・テレサのもとに行けば、多少は役に立つことがあるかもしれない。「死を待つ人の家」でなら生きていけるかもしれない、と浅はかなことを考えておりました。
決して、そんな軟弱な人間が行っても役に立つことなどない厳しいところだと今になればわかります。
自分勝手な逃げ道を探すことにかけては昔から天才的だったようですね。
だけど、かなり正解じゃない?

当時とは違い、多少は役に立つかもしれないこの時期になったら、むしろそういう場所へ逃げようなんてことを考えなくなりました。
迎え撃って、ぎりぎり頑張れるようになりました。
開き直りも覚えましたし。

一人で抱え込まないで、抱え込んでいる自分を笑っちゃうくらい客観的に見ることが出来ればいいのかなと思います。
人との出会いも、本当に助けになりますね。
出会いは、しかしながら、両刃の剣でもあり、自分を試されてもいるのですけど。
でも、怖がって閉じこもるより、せっかくだから出かけていく方を選びたいですね。


今こうして皆さんとお話できるきっかけとなったブログが300回を迎えられたそうです。
お祝いに花束を添えてみました・・・正直、使いまわしでごめんなさい~。


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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
塾長さん (竜虎の母)
2006-02-20 00:26:58
側に近寄れないくらいの迫力あるお方でしたね。

日本人の慈愛というイメージとは程遠い。



愛想笑いなどとは無縁のあの厳しい表情も見習いたいです。



感謝!



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マザー・テレサ (塾長)
2006-02-19 22:09:13
「マザー・テレサの瞳」  茨木のり子



マザー・テレサの瞳は

時に

猛禽類のように鋭く怖いようだった

マザー・テレサの瞳は

時に

やさしさの極北を示してもいた

二つの異なるものが融けあって

妖しい光を湛えていた

静かなる狂とでも呼びたいもの

静かなる狂なくして

インドでの徒労に近い献身が果たせただろうか

マザー・テレサの瞳は

クリスチャンでもない私のどこかに棲みついて

じっとこちらを凝視したり

またたいたりして

中途半端なやさしさを撃ってくる!



鷹の眼は見抜いた

日本は貧しい国であると

慈愛の眼は救いあげた

垢だらけの瀕死の病人を

――なぜこんなことをしてくれるのですか

――あなたを愛しているからですよ

愛しているという一語の錨のような重たさ



自分を無にすることができれば

かくも豊穣なものがなだれこむのか

さらに無限に豊穣なものを溢れさせることができるのか

こちらは逆立ちしてもできっこないので

呆然となる



たった二枚のサリーを洗いつつ

取っかえ引っかえ着て

顔には深い皺を刻み

背丈は縮んでしまったけど

八十六歳の老女はまたなく美しかった

二十世紀の逆説を生き抜いた生涯



外科手術の必要な者に

ただ繃帯を巻いて歩いただけと批判する人は

知らないのだ

瀕死の病人をひたすら撫でさするだけの

慰藉の意味を

死にゆくひとのかたわらにただ寄り添って

手を握りつづけることの意味を



――言葉が多すぎます

といって一九九七年

その人は去った
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みなさん、それなりにありがとう!! (竜虎の母)
2006-02-19 20:55:22
どもども・・・。

みなさん、温かいお言葉ありがとうございます。



ゴジ健さん、褒められてる。

確かに、そうですよね。



だけど、どういうわけか、私、変換するとき時々「誤字」健さんってなっちゃうの。

ごめんねー。

PCがそういう変換するほど、誤字をあやまってるってことなのでしょうか?



もう、思い切り、ストレートに、まちがっとるぞーって突っ込んでいいからね~。

・・・・・ぐすん。





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日本時間では、 (塾長)
2006-02-19 16:53:08
もうすぐ、五時です・・・









あれ、クマノミさんは?
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ゴジ (ボネット)
2006-02-19 16:49:42
ゴジならボネに任しておいて!



がんばれ! ゴジ!!

今年はホームラン王だよ!!!
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誤字健 (ゴジ健)
2006-02-19 16:48:19
どこで何を褒められるのか、分かったもんじゃない。



とりあえず、ありがとうございます。





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誤字 (塾長)
2006-02-19 16:31:58
ゴジ健さんて、「ゴジ」っていう割りに「誤字」が少ないですよね。



すごい!!





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母さん (クマノミ)
2006-02-19 13:48:06
母さんのためにも、これからもゴジに励む事を誓います。

私なんて、自分の書いたものを読み返す事さえしないのですから。
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母さん (塾長)
2006-02-19 12:13:35
どうも中途半端な物言いをしてすみませんでした。



でも、わざとかもしれないと思うとなかなか直截的にはいえませんよね。



難しいですね。





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エアーポケット。 (キンタちゃん。)
2006-02-19 12:10:57
オイラも全く気が付きませんでしたよ。



「かけこみ寺」なんかがよかったかもしれませんね。

深い意味はありません。



(ブログを勉強中のキンタ)



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塾長さん (竜虎の母)
2006-02-19 10:14:09
おはようございます。



えー、穴があったら入りたい。

ご指摘ありがとうございます。



実は、塾長さんはタイトルと内容の関係を云々されているのだと思って、ずっと考え込んでいました。

たしかに、不適当な題名かもって。

やっと、考えがまとまって、さて書き込もうと意気込んでいたら・・・、「誤字」だったんですね。

体内温度急上昇。



「非難」場所って、どういうところでしょう。

もちろん「避難」場所です。

心の拠り所ともいうべき・・。

そう思ってもらえなくても気持ちが疲れたときに一時避難してもらえる場所になれたらいいですね。



タイトル、訂正しておきます。

コメントも残させてください。自戒のため。

でも、またしでかしそう。



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質問・・ (塾長)
2006-02-19 01:26:57
このタイトルは、「避難場所」でなくてもいいのでしょうか?



何気なく読んでおりましたが、「非難場所」は、ちとおかしいような気がしますが。



どうなんでしょう。





訂正が必要で、訂正されたなら、このコメは変ですので、削除してください。
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ボネさん (竜虎の母)
2006-02-18 23:33:11
夜書いた手紙は出さない方がいい、なんていいますが深夜の日記は、3割増しくらいにドラマティックになりがちですね。

きっと、周囲の人から見たら、なにそれ?と呆れられるようなことだったと思います。



>明るい母さんからは、考えられない暗い青春(?)を送っていらしたんですね。



いえいえい、おおむね暢気で何も考えてない日々がほとんどでした。



>マザーテレサは、自分の一生を人のために生きた方ですが、晩年彼女を批判する人もいたらしいですね。



もともと壮大なことを計画されて始められた事ではないので、後年そのような事態も招いてしまったのかもしれませんね。詳しいことは知らないので、憶測で話してはいけませんが・・。

竜子の英語の副読本で久々に再会しました。その本は難しかったそうで生徒たちはマザーが嫌いになってしまった・・・そうです!?



>それを思うと欲張りで、無神経で、舌足らずなボネットが時には誤解されて、非難されたり、「人に分ってもらえない」のは、当然のことですね。



人に何かを伝えるということは本当に難しいことです。今では、こちらが伝えたいことの50%が伝わっていれば一応成功かなと思ってしまいます。

思い込みで物事を進めると、悲劇・喜劇が起こるのよね~。



外国で、外国語でそれに挑戦しているボネちゃんは本当に偉いと思います。

私なんて最初からあきらめてることも多いです。

相手の立場に立ちつつ、自分の主張も受け入れてもらうのって、修行が必要よね。

私もあきらめないで頑張ってみよう!





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塾長さん (竜虎の母)
2006-02-18 23:12:01
カサブランカ。

今は玄関に生けているのですが、家中いい香りがするので、気持ちがいいですよ。



蝋梅は、冷たい空気とともに香りが鼻の奥に入ってくる感じがなんともいえません。

冬の星空の美しさも、凍てついた空気があってこそと思います。もう少し香りを楽しんでいたい、星を眺めていたい・・・けど、寒くて鑑賞もそこそこに暖かい室内が恋しくなる感じ。

この緊迫感がいいのかもしれません。



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Unknown (ボネット)
2006-02-18 09:22:14
明るい母さんからは、考えられない暗い青春(?)を送っていらしたんですね。



マザーテレサは、自分の一生を人のために生きた方ですが、晩年彼女を批判する人もいたらしいですね。

あのような生き方をしている人でさえ、誤解されたり、非難されたりしたのですね。

それを思うと欲張りで、無神経で、舌足らずなボネットが時には誤解されて、非難されたり、「人に分ってもらえない」のは、当然のことですね。



コミュニケーションとは難しいものです。

母語を使っていてもその人の真意をどれだけ汲み取ることができているかしら。



それをボネは外国で、外国語を使ってやろうとしているのです。周りの人たちと、どれだけコミュニケーションがとれているのでしょうか。足が震える思いがします。
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おお! (塾長)
2006-02-18 01:53:10
カサブランカ!!



いいですね、この花は。





我が家の庭にも、蝋梅が咲いております。

今年は豊作(?)なようで、たくさん咲いております。



植えてからもう5年以上たちますが、こんなに咲いたのは今年が初めてです。



寒いといいのでしょうか。



忙しくて、ちっとも気付きませんでしたが、ずっと前から咲いていたそうです。



心に余裕がないとダメですね。

全く周りが見えない。



今はもうずいぶん楽になりました。





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