豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

2006年03月31日 | Weblog
春が来ました。

パンジーも一回り大きくなりました。チューリップのつぼみも膨らんでいます。

 
雑草たちも春を迎え、手入れの悪さの証明をしてくれています。とほほ・・・。


溢れ咲く黄色の花も、その準備を整えています。つぼみ、見えるかなあ・・・。
あ、デコちゃんだ!

 


そして、野球の春。

先に開幕したパ・リーグに遅れること数日。
本日、セリーグも開幕しました。

祝!カープ初勝利。
やはり、華やぎますね~。

高校野球は、はや大詰め。
明日、準決勝の二試合を観てこようと思っています。



伝説のおばちゃん

2006年03月30日 | Weblog
最終週も残り少なくなった組長生活。
午前中は次期組長に、資料一式を届けに行きました。
最後の配布物や会計報告などの回覧をしかるべき所に届けて、一安心。
今日と明日を無事過ごすと町内会のお役目は一応終了です。


ここの自治会(=町内会)は、学区でもけっこう行事の多いことで有名です。
なかでも4月下旬の町内運動会は、役員になって初めて迎える一大行事。これは、前組長も手伝うので、運動会が終わると本当に晴れてお役ご免となります。

時に過去の遺物的扱いをされる自治会ですが、ここに来て、見直されるようにもなって気ました。相変わらず、必要性だけは声高に叫ばれながら、加入率は年々低下していくという傾向は変わりません。しかし、相次ぐ災害、そして物騒な事件。隣近所の繋がりはやはりないよりあったほうがよく、ましてや広島は去年悲惨な事件があったせいもあり、地域ぐるみの防災・防犯に力を入れようという動きが活発化しています。行政が自治会をその下部組織として取り込もうという動きも顕著になりました。それ用の書類を提出するために時間を割かれ、本来の町内会の活動にも支障を来たしている実態もあるようです。確かに、便利な組織ではありますが、それを都合よく行政組織の簡素化に利用しようという姿勢ははなはだ疑問です。
災害があったとき、町内会に加入していない人にはお弁当が行き渡らないということは,万が一にもあってはならないことです。加入の否応は個人の自由であるべきですから。去年、区全体の防犯組織を立ち上げる際に用意された数千万円の予算が今年はいきなりゼロにカットされたとか。自分のことは自分で守るということからすれば、ボランティアのパトロールに予算をつけることは本来の姿ではないのかもしれません。しかし、果たしてそのような覚悟がいきなり育つものなのか・・。個々の資質に期待しすぎ、頼りすぎという気もします。といって、なにが出来るわけでもないけれど。

さて、目下、私の頭を悩ませているのは来年成人式を迎える娘、虎子の「振袖問題」。半端でない出費になるので、熟慮が必要です。借りるか、買うか。それとも塾長さんの娘さんのように母の晴れ着を仕立て直すか?もう数回いろんなところに出かけて思案して来ました。
今日は、仕事帰りに待ち合わせして、某呉服屋さんへ。
私の成人式の着物を見てもらいに行きました。結果は、虎子には不適当。体型がちがっておりました。前がうまく合わないのです。ワタクシってほんとーに細かったのよ~。でも竜子には大丈夫そうなので、とりあえず仕立て直しの見積もりを出してもらうことにしました。

帰りのデパ地下。
ここは、7時30分からタイムサービスが始まります。たいていは30%オフ。
そこに、私たち親子が伝説のおばちゃんと呼ぶ販売員さんがいます。
歳の頃は60代半ばくらい。李礼仙さん似の美人系のおばちゃんは「鶏ごぼうの南蛮」をメインとするワゴン売り場のベテランです。彼女の前はいつも人だかり!おばちゃんは、山盛りになっている鶏ごぼうの中から、その時一番美味しそうなのを選びながら取ってくれるんです。ああ、あの固まりが美味しそうだなあ・・と思うと、ちゃんとそれをパックの中に入れてくれるのです。それはもうすごい技!



今日は、何故か中華コーナーの担当でした。「ショウロンポウが安くなってるよ~」と声を掛けられ彼女のもとへ。ショウロンポウ735円⇒500円!黒豚シューマイ1260円⇒700円。合計で1200円でいいよって言われて手を打ちました。お財布には5000円札と150円。虎子、100円貸して!って、5000円札と200円をおばちゃんに渡すと、200円はいいよって、そっと返してくれました。なんていい人なの~!



好きなもの

2006年03月29日 | Weblog
塾長さんのブログの問いに自分で答えたその答えがおかしくて、突っこみを入れてみたくなりました。

これを思い浮かべれば怖くないという恐怖を乗り越えるおまじないとなる好きなものとは何か。これに、コメント欄で示されたもう一つの問題、フランスの大学入試の問題だという「投身自殺をしようとする娼婦を言葉だけで思いとどまらせようとしたらどういう説得をするか」という問題を絡めて考えて見たのですが。

私がその娼婦だとしたら「藤原竜也くんの舞台のセンターブロック前から二列目もしくは階段状になる列の最前列のど真ん中をよけて若干下手か上手よりのお席を確保したよ」と言われたら思いとどまれるかもと不謹慎なことを考えましたが、いざ、自分の好きなことを見直してみると、竜也くんはおろか、THE CONVOYのコの字もなく、ましてや最近お熱のムネリンの影すらない。
答えていたのは「本能的に好きなのは、陶器類。花の香り。ほろ酔いになる一歩手前。本。音楽。靴下等々。」

書き込みしたときは、脳みそフルパワーで写真の編集した後、もう生存本能だけ残っているという状況だった模様。中生代の記憶のみ蘇り、新生代の地層で発見されるべき化石のかけらすらないという状態。
そうか・・・。根源的に好きなものってこれだったのかと自分を再発見しました。
だけど、そんなに靴下が好きだったなんて、自分でもびっくり。

焼き物は本当に見てて気持ちが安らぐので大好きです。デパートの家庭用品売り場の食器類や置物を見てまわるのは至福の時。陶器も磁器も好きだけど、温かみのある陶器、焼き〆のものが好みです。本や音楽は納得。花の香り・・・、これにこの冬は本当に助けられました。ほろ酔いはもう大好きだし。一歩手前がいいのよね。
でも靴下はねえ・・・・、もう遺伝子に聞くしかないかも。

ああ、支離滅裂。
昨日の後遺症か・・・。

肝心な思いとどまらせる言葉。
どうしよう。
「一緒に逃げよう!」って言われたら、思いとどまってついていくかも。
見込みがなかったら、そのとき考えれば良いしね。


KABUKU

2006年03月28日 | Weblog
今日見てきたお芝居の題名です。

ん~~~~~~~~~~~!!
これよ、これ。

私は、日々の雑感を語るおばさんでもないし、旅日記を綴るおばさんでもないし、人生訓を垂れるおばさんでもないし、ましてや、分別のある大人ではない・・・・・のだ。

楽しかったよ~。
もう一回観たいよ~。
いいえ、残りの公演全部観たい!
もうめっちゃ好きやねん、こういうの!

エンディングのハッピーエンドまでひたすら走る走る走る。
ダンス、ダンス、ダンス。

身体が熱くなるこういう感じは、本当に久々!

といっても、なにがなんだかわからないよね。
筋だては、まだ公演中なのでそれを語るのは一応ご法度。
こんな辺鄙なところでもそれは守らなきゃね。

というわけで、ざっと周辺だけのご紹介。
江戸のお話。八代将軍吉宗の治世。戦乱の世を越えて平和な世の中を迎えた時代、それを維持しようとする勢力とその圧力を嫌って自由な活力を取り戻そうとする二つの勢力の争い。
といっても、シビアなものではなく、遊び心に溢れているの。より良い世の中を作るにはという命題の答えを吉宗に提示するという設定で物語は進みます。
和服にダンスシューズ、時にはタップシューズという扮装で、ふんだんに盛り込まれたダンスシーンに飽きることもなく2時間15分があっという間でした。

主演陣は、THE CONVOYの石原勇、徳永邦治、加えてIZAM、そして鈴木蘭々ちゃん。サムさんと徳ちゃんのコンボイを離れての活動ということで正直心配な舞台でした。本当のところ、そんなに期待していなかった舞台で、こんなに楽しませてもらったなんて申し訳ない!観客と舞台、双方の滑り出しからの緊張がふっと解けた中盤からは、加速度をつけて舞台が濃密になっていきました。
たぶん、ものすごく幸せそうな顔して観ていたと思います。

蘭々ちゃんを筆頭に三人の女優さんが秀逸!
はっちゃけきった藤林美沙さん、まるでアニメのキャラみたいだった小玉久仁子さん、そして情感漂う雰囲気も醸し出せていた蘭々ちゃん。
もうみんな、すごく良かったよ~!
ブラボー!!

サムさんのチョーかっこいいダンスも観られたし、徳ちゃんの四季仕込みの存在感も素晴らしかった。吉宗役のIZAMさんもお美しかったわ~。
ああ、楽しかった!



↑:観劇後の興奮冷めやらぬおばさんを一匹捕獲してみました。



(公演は残りあと4回。31日が君津市、4月1日が静岡市、2日が名古屋市、そして最後が大阪市。お近くの方、どうぞお時間がありましたらお出かけくださいませ。損はさせません!)
http://www.zen-a.co.jp/kabuku/



ウサオ

2006年03月27日 | Weblog
三家族が集まるのは、お正月以来。

父の歳祝いの席は、甥っ子のウサオの送別会を兼ねた集まりともなりました。
四月から大学生になる彼は、まもなく学校のある地に旅立っていきます。

二人姉妹の私たちは、歳をとってからはとても仲良しです。
小さい頃は、まずは腕力で私が優勢。ずっとお姉さん風を吹かせていましたが、最近は見聞を広めた妹にいろいろ教わることも多く、「老いては妹に従え」と言う状況です。

妹の子どもはウサオと5つ違いの羊子の二人。うちの虎子と竜子に比べると、干支も対照的な穏やかな兄妹です。四人は、いとこ同士というよりは四人きょうだいのように育ちました。
ウサオがお漏らししたときは、虎子がはいていたパンツを融通したり・・。
暮れの餅つきは、彼らの大好きなイベントでしたが、今では、その担い手ともなりました。今年の餅つきはどうなるのでしょう。
帰ってくるとは言っていますが・・・。

この三家族で旅をした時のこと。
とある宿で、部屋の変更を打診されました。
観光シーズンで部屋数の確保をしなくてはならなかったのでしょう。私たちの三部屋対一部屋の交換トレードです。対象となった部屋は、数室を備えた和風スウィートとも言うべき立派なお部屋。なんと、王監督も泊まられたことがあるという由緒あるお部屋でした。
一も二もなく申し出に応じた私たちは、その部屋のあまりの素晴らしさに狂喜乱舞?遊びたい盛り、ふざけたい盛りの子どもたちも、広々とした空間にそれはもうおおはしゃぎです。頼むから障子やふすまに狼藉を働かないで・・と祈る私たち姉妹の願いは上滑り。翌朝、目にした障子の穴に冷や汗が吹き出しました。

しかしながら、この障子の穴疑惑は、彼らの父親にも十分嫌疑がかけられるので、いまだ実行犯の特定はなされてはおりません・・。
ともかく、ゆったりとしたしつらいの素敵なお部屋は、王さん初め各界の一流の方々のオフタイムの一端を垣間見させてもくれました。
すっかり忘れていたこの出来事を、とりとめのない語らいの中で久しぶりに思い出しました。

地元を離れていくウサオ。
寂しいと思うのはこちらだけだと思うけど、どうか元気で。いろんな経験をいっぱいしてね。
あごから首にかけた線に青年の香りを漂わせて来たウサオに、ちょっと戸惑いも感じる伯母です。
お父さん、お母さんにも心配かけないように。

伯母さんは、心配だから時々監視にいくことにしましょう。
そのついでに良い舞台があれば、それを観る事はやぶさかではありません・・・。


指宿へ(2)

2006年03月26日 | Weblog
夕食後、砂むし温泉を経験しました。
これは、砂の中に埋めてもらう入浴?方法です。
砂浜に浅く掘られた穴に横たわると、砂かけおじさんが熱い砂をかけてくれます。これがけっこうな重さ。下からは地熱で蒸されます。15~20分そのままにしていると額からじんわり汗が滲んできました。お尻とかかとが熱くなってギブアップ。そこだけ負荷が多くかかるようです。
ムームーみたいな専用の浴衣を着てかけてもらいます。砂まみれになったあとは、浴衣のまま専用の露天風呂にドボン。その後シャワーを浴びて、きれいなお風呂に入って終了。
しばらくの間、身体がぽかぽかしていました。

翌朝の露天風呂。
あいにくの雨ですが、せっかくですから覗いてみました。
快晴だったらどんなにか素晴らしい眺めでしょう。入り江に臨む露天風呂は、波の音と潮風が心地よい絶好のロケーションでした。
(ここで、「犬神家の一族」指バージョンが撮影されました。)

さて、二日目は桜島観光。フェリーで桜島に渡りました。山頂から右にたなびいているのが噴煙です。雨が上がり、ようやく姿が見えてきました。



桜島は、桜島大根の産地であるとともに、「びわ」の栽培でも有名なところだそうです。ちょうど、実に袋がかかっていて畑に白い花が咲いたようでした。


最近、健康に良いと注目されている黒酢。
緩やかな山の傾斜が鹿児島湾に続く福山町の特産です。「どっちの料理ショー」で見事勝ちを収めた酢豚に使われていたお酢はここの黒酢だったのです。そのときにも出演された杜氏さんによれば、同じ日に同じ原料で同じ人が同じ型の瓶に酢を仕込んでも瓶ごとにそれぞれ違う出来上がりになるそうです。出来の良いのと悪いのと。その原因は如何に?と尋ねると、よくわからない・・とのこと。天然の酵母菌のする仕事は名人の予測すら及ばないところなのでしょう。



一泊二日。しかも途中からの参加という慌しい旅でしたが、やはり見知らぬ土地を訪れるのは興味深いものがありました。
今回は雨にたたられ、開門岳の優美な姿も観ることが出来ませんでした。
ここは、もう少し前、1~2月には菜の花の絨毯が見られるところだそうです。
出来れば、今一度ゆっくり訪れて見たい場所でした。



最後に、ちょっとだけお土産があります。
鹿児島名物、軽羹(かるかん)です。
いろいろ種類がある中でも元祖とも言うべき「自然薯の軽羹」。
軽い羊羹どころか、ずっしり重い蒸し菓子です。
鹿児島名産のお茶とともにと申しあげたいところですが、皆さんのお好みの飲み物でどうぞ。


静岡のお茶畑は丸い刈り込みが美しかったですが、こちらのお茶畑はなんと角刈り。お茶も九州男児しているのかもしれません。

お見送りしてくださった方に心ばかりのオマケを少し。
☆ちゃんには、ピリ辛ゴーヤー。デコちゃんには、薩摩焼の花入れ。ボネちゃんには、黒酢。ワールドさんには、芋焼酎。(隣の酒器でゴジ健さんたちとどうぞご一緒に)。
ぴよちゃんチョコは、みんなで食べましょう。



そして、いつもお世話になっている塾長さんには、選りすぐったこの品を!


桜島の溶岩軽石です。
かかとにどうぞ!

指宿へ

2006年03月25日 | Weblog
在来線では間に合わないので、タクシーで広島駅へ。

2階へと一気に駆け上がるけれど、乗車券売り場は1階だった・・・。
わ~っ。
舞い戻って、みどりの窓口へ。
カウンターの係員は三分の一が女性。
ちょっとうれしい!
その中の一人の前が空いて私の番。
行程表を見せて、お願いする。
四枚の切符をGET。
急いで2階の新幹線乗り場へ。

お弁当をじっくり吟味。
出発時刻が迫ってるのに気づく。
わっ!
とりあえず、間に合う。
そして、遅いお昼。

飛んでいく景色、そしてトンネル。意識も飛んでいく・・。
乗り換えのアナウンスに気がつく。私はどこで乗換えだったっけ?

「小倉」に到着。


「博多」到着。ここで乗り換え。 あ、梅が枝餅だ!

 



乗り継ぎ成功!

「リレーつばめ」         ほかほかの梅が枝餅        鳥栖駅


「リレーつばめ」は、こうしてみるとダースベーダーみたい。梅が枝餅は、皮がいまいちぱりっとしていなかったけど、温かくて美味しかったです。
鳥栖駅は、サッカー場と隣接しています。WBCの結果が気になる午後二時半頃。


新八代から新幹線への乗継は数秒間で終了。和風の車内。すわり心地のよいシート。
そして、本当にあっという間に鹿児島中央に到着しました。
新幹線って速いですね。

いよいよ、最後の乗換えです。
ここで、ちょっとアクシデント。
直前にあったダイヤ改正で、乗るべきだった列車がなくなっておりました。
あらら・・。
しょうがないので、鈍行に変更。
最後はのんびりした旅になりました。

  

ほぼ「九州縦断の旅」が終わり、指宿駅に到着。
在来線は、住む人の存在が感じられてとても楽しいひと時でした。
錦江湾に浮かぶ桜島という形容が納得できる海岸沿いの風景にも時間を忘れていました。
宿は、駅からタクシーで10分くらい。「歩いていけますか?」という問いかけに「歩いてもいけるけど、30分以上かかるよ。」とからかわれました。
なんだかとても暇そうな運転手さんたち。

ニオイバンマツリという香りのよい花に迎えられて、無事、宿に到着したのでした。



(続く)

WBC

2006年03月23日 | Weblog
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、久々に野球の楽しさ、興奮を感じさせてくれました。



日本が優勝というこれ以上ない結果にはたいへん満足ですが、そうでなくても今回は日本の野球選手を改めて見直した素晴らしい大会でした。

印象に残っているシーンは数々あれど
まずは、三度目の韓国戦で松中が二塁ベースに辿り着いた瞬間のベースへのパンチ。
上原の好投。
川崎の横っ飛びの捕球、そして本塁に到達した神の右手。
ああ、たくさん、たくさん。
そして、イチロー。

イチローはその存在の全てが印象的でした。
もちろん、最後の試合での回り込んだベースタッチも見事だったけれど、
怒るイチロー、
喜ぶイチロー。
韓国戦で負けた瞬間に吠えたイチローの姿は忘れられないと思います。
本当に、なんというか、隠すことなく自分をさらけ出してくれた姿に感動しました。
勝利の後のインタビューの自信に溢れた柔らかい眼差し。誇らしげで心から嬉しそうな良い表情でした。

日本での予選に始まったこの大会への関心は、アメリカ戦の観戦で一挙にボルテージが上がりました。
広々として立派な球場、整備された素晴らしい環境。
その中で、日本の選手が萎縮することなく戦いの表情を備えていたのがとても頼もしかったです。
勝ちに行く姿勢が全身にみなぎっていました。
最高の技術を誇る大リーガーたちを相手に臆することなく挑んでいくアメリカ戦での姿勢は、見ていて気持ちのよいものでした。
帰国後のインタビューで、この力強いムードを作った原因はイチローにあると聞きました。
野球の本拠地での試合に気おされる選手たちに、恐れる必要はないと励まし、平常心で戦える雰囲気を作ることに心を砕いていた様子が報告されていました。
厳しく覚めた目で、言葉を選んでインタビューに答える姿を見慣れていた目には、そういうイチローの姿はちょっと意外でした。



野球の詳しいルールも、理論も、はなはだしいことにピッチャーが投げた球がストライクかアウトかもよくわからない。
自信があるのは、ヒットになったら、右に走っていくということくらい。
バカなことを・・と、いうなかれ。
高校の体育の時間のソフトボール。
打ち気満々で打席に立った友は、ボールをバットに当てた瞬間、左に走り始めたのですから・・・。

ともかく、そんな私が野球についてなにか書くことは非常におこがましく、かつ恥ずかしいことなのですが、その危険を冒しても、敢えてここで日記として記録しておきたいと思った出来事でした。

何度見ても嬉しいニュース。
いつまでも聞いていたい選手のインタビュー。

そして、そして、王監督のなんともいえない大きな存在感。
尊敬と憧れを込めた内外からの王監督への評価は大変誇らしいものでした。
諸君!・・と呼びかけた祝勝会の監督の言葉は、もう、もう、とても素敵でした。


しかしながら、間近に開幕を控えた時期だったと言う事に改めて驚きを感じずにはいられません。
本当に大事なこの時期に、消耗してしまったものもたくさんあるはず。
どうか、出場した各国の選手も、体調を崩すことなくシーズンを迎えてほしいと祈るばかりです。

いろんなリスクを背負いながら出場した選手。
得たものは、単に世界一のタイトルだけでなく、彼らにしか味わえないかけがえのない宝物なのでしょう。

うれしさで爆発しそうな、生きている実感をこの手で味わえるようなあんな瞬間を一時でも持つことが出来たなら・・と、彼らを羨ましく感じてしまいました。
観戦する中で、そういう思いを少しでも共有できたことは、私にとって幸せなことでした。
今季は、野球にいつもより以上に関心を寄せることになりそうです。


ただいま

2006年03月22日 | Weblog
無事に目的地に辿り着き、またこうして無事に帰ってきました。

案ずるより生むが易しでした。
本当に、日本という国は治安も良いし、交通の便も良いし、いい国だなあと感じました。
女の人が一人で遠方に出かけることにためらいもなく、普通の慎重さを心がけるならば、まず危険もありません。

ここで皆様に大々的に告知して出かけるまでもありませんでした。
お騒がせいたしました。
わ~~~っということは、まあ、多少なくもなかったですが大丈夫でした。
心配してくださる方がいらっしゃるということは、大変うれしく心強かったです。

さて、ワタクシは、鹿児島県の指宿というところに行っておりました。
念のため、「ゆびやど」ではありません。
「いぶすき」と読みます。

ソラマメとオクラの産地だそうです。
黒い土に、ソラマメ畑とオクラの種まき用のビニールハウスが広がっていました。
火山帯の地熱を利用して、他の地方より季節を先取りした栽培が可能なのでそうです。
四回の乗り継ぎは九州新幹線がまだ全線開通していないことによるものでした。
博多から新八代までが新幹線に接続するための「リレーつばめ」という列車。しかし、そこでの新幹線への接続はホームを挟んで隣あわせという行き届いたものでした。
想定外だったのが、鹿児島駅についてから指宿に向かう在来線でした。
3月15日のダイヤ改正により、乗るはずだった快速が運転廃止になっていたのです。
結局、鈍行の旅となりましたが、止まる駅ごとに一生もうお会いすることもない人や風景を目にしているという実感を味わえたのもなかなか意義深いものでした。

指宿といえばですね。

しかしながら、今朝からあいにくの雨。
露天風呂にも、雨粒が・・・。


残念でした・・・。






しかし、そんなことには負けない母。




何処へ

2006年03月20日 | Weblog
緊急事態発生です。
今朝、町内会の同じ組のおばあちゃまが亡くなられたとのお知らせが。
組長の任期もあと二週間。
なんとか大過なく務められたと気が緩んでいたところに緊張が走りました。

午前中はあれこれ打ち合わせをして、午後は仕事場へ。
お通夜はお寺であるので、早めに帰宅して準備です。
そして、明日はご葬儀。

悲しいこととはいえ、諸事万端葬儀社が取りしきってくれるので、整然とことは運んでいきます。
普通なら、これで問題なし。

ただ、今回は事情がちょっと違う。
ワタクシ、明日から一泊二泊の旅に出る予定だったのです。
しかも、幹事役。

キャンセルしようと思ったのですが、途中から合流という案が浮上し、結局、強行することになりました。
ご葬儀が終了し次第、列車で後を追うことになりました。
先発隊は、途中からバスを利用し各地を観光しながら目的地を目指します。
あいだをすっ飛ばすと、到着地で何とか合流できるというわけ。

しかし、四度の乗り換え、5時間40分の旅に私の能力が対応し切れるのか?
この机上のプランが果たして実際に実行可能なのか?
まことにスリリングな旅になりそうです。

デジカメを借りてのんびり写真でも撮りながら、ブログの題材を見つけつつ旅しようと思っていたのですが、そんな悠長なことを言っておられなくなりました。

どうか、皆様、WBC観戦なさりながらも、心もとない旅をしている母にも小さな声援を送ってくださいませ。
(バスで観戦できると思っていたのに・・・。)