豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

付き添い

2007年01月29日 | Weblog
今を去ること二十足す十年。私はうら若き大学受験生でした。
一人で宿に泊まることなんて出来ない箱入り娘でございました。もちろん、受験には母が同行してくれました。

当時、私のうちでは祖母が入院しており、順番に介護に付き添うという状態でした。今で言う認知症の症状が日々強くなり、昼と夜とが逆転する傾向も出てきておりました。夜中に点滴の針を抜きそうになるのを交代で寝ずの番で見張る毎日でした。
そんな中での受験でしたが、母は祖母の世話をしてくれるメンバーを探して、時間を作って私に付き添ってきてくれたのです。

良く付いてきてくれたものだと感謝しますが、それは看護にほとほと疲れていたであろう母にとっては、結果的に何よりの休養の時間となったようでした。
今でも時々、ああ、あの時は楽しかった・・と懐かしんでいます。

家事からも介護からも解放され、食事も宿で用意されたものを頂けばよいし、何故か温泉宿に宿泊していたので・・・??、温泉も楽しめたようです。
川沿いの宿でしたので、窓越しに水鳥が遊ぶ姿も見え、まるで小説家になったみたいだとはしゃいでいたのを覚えています。
なんだか、暢気な話ですね。

ほんのつかの間ではありましたが、リフレッシュできた母はまた気持ちも新たに日常の生活に戻って行けたのだと思います。

まもなく、今度は私がその任にあたります。先日母にその予定を告げると、私が付いていったのがほんの少し前のことみたいだねえと笑っておりました。

さて・・、私たちはどんな感想をいだくのでしょうか。



華麗パン

2007年01月28日 | Weblog
楽しみに待っていた木村拓哉さん主演の話題のテレビドラマ「華麗なる一族」。先々週から始まり、今夜がその第三話目でした。滑り出しは好調で、二週目もそれを受けてまずまずの視聴率だったようです。

 舞台は、1960年代の後半。大阪万博の直前の日本です。鉄鋼産業が上り坂の頃で、日本全体が上昇気流に乗っていたような時代です。その先を見てきてしまった私たちには、単なる懐古的な物語とも思えますが、登場人物の多彩さやキャストの豪華さにやはり注目してしまう作品ですね。
以前にも一度1974年にテレビドラマ化されていたようです。
主人公の家を取り仕切る妖しい女執事の役が、前回は小川真由美さん。今回は鈴木京香さんです。うーん、漂うオーラが違うなあ。
その違和感が、この新しいシリーズにそのままシフトしているようです。
でも、この違和感にも慣れれば、ストーリーの巧みさに引っ張られていくのでしょうね。
 私のお気に入りのキャストは、原田美枝子さんです。もともと好きな女優さんですが、この度は意外なことに、主人公木村拓哉さんの母親役。華族出身の生活感のないお姫様の役柄です。鈴木京香さんと入れ替わっても良いくらいの強さをお持ちの方が、あえてはずした役をされているのもなかなか面白いと思いました。

 木村拓哉さんと各登場人物それぞれの絡みを見ていくのもとても興味深いです。一つのテレビドラマでこれほどたくさんの高名な俳優さんとしのぎを削るような体験をすることはなかなかないことだと思います。役者としての糧になることはもちろん、人として成長できるような良い経験を積まれているのではないか・・と余計なことながら、ひそかに喜んでいる次第です。

 TBS開局55周年ということで、ものすごく力が入っていることは、番組を紹介するサイトからも察することができました。撮影のカメラマンも歴代のチーフカメラマンが名を連ねるという華麗ぶりなのだそうです。
確かに重厚な画面が必要なのかもしれません。でも、当時の風景を再現した映像がなんとなく紗がかかったように感じられたり、人物と調和していないように思えるのはどうしてでしょう。書き割りの中で演技しているように見えてしまいます。むしろ、若いスタッフを登用して、細部にこだわることなく自由な「華麗なる一族」を撮ってみたら面白いのになあ・・。などと勝手な妄想を抱いてしまいました。
しかも、なぜ今「華麗なる一族」なのでしょうね。他局で同じ作者の医療ものがヒットしたからなのでしょうか。

 力が入りすぎて、はみ出しちゃったのがこれかしら?



 売れ行きは好調だそうです。
お味のほうは、普通と変わらないカレーパンだと思いました。
華麗なところといえば、多少大振りなところと厚い衣部分でしょうか。
そもそも、華麗な人々は、カレーパンなど食されないのでは・・・?なんてね。


恵方巻

2007年01月27日 | Weblog
 鏡開きが終わったらすぐにスーパーでは、節分の用意がしてありました。
いつもながら気の早いことです。

 子どもの頃にはそんなことはしてなかったなというものの一つが、節分に行われる恵方巻と称する食べ方です。いわしと柊を門口に飾ったり、豆を撒いて鬼を退散させて福を呼ぶ。合わせて巻き寿司も一人ずつに用意する。こういう一連の流れは、ここ十数年でこのあたりでもすっかり定着してきました。
巻寿司を丸まる一本、その年の吉とされる方向に向かって家族揃って食べるのがよしとされますが、食べ終わるまで無言でないといけないのだそうですね。奇妙に律儀で厳かな儀式です。
 スーパーやお持ち帰りのおすし屋さん、そして最近ではコンビニでも、今さかんにその恵方巻の注文を受け付けています。
この時期毎年活気付くそんなお店をいつも横目で見ていたのでしょうか?
満を持して?今年はこんなチラシをあるパン屋さんで見つけました。


強引です。でも、その心意気やよし!としましょう。

 恵方巻の丸齧りは確かに縁起のよい食べ方なのでしょうが、太巻き一本だと少々手に余ります。(正直言うと、かなり余裕ですけどね。)このロールサンド風巻パンなら、難なく一本制覇できそうですね。
果たして、効能?はお寿司と変わらないのでしょうか?
話の種に、注文してみようかなと思っています。

期限付き

2007年01月26日 | Weblog
プロの定義はいろいろあろうと思いますが、先日耳にしたのは、期限付きで仕上げる仕事をする、というものでした。

確かに、時間をかければできることでも、期限を区切られて間に合うようにしあげるというのは、なかなか難しいことです。コンスタントにある一定の水準に持っていくのは、やはりプロの仕事といってよいと思います。

期限を区切られると、自分の納得する全ての作業をし終えることがなかなか困難です。そんななかで、なんとか目的を達するための手段。一つの選択肢は、それほど重要でないことは切り捨てるということではないでしょうか。

いくつかの工程を経てなんらかの物が仕上がっていくとき、そこには必ず通らなければならないポイントがあると思われます。それをこなしていないと次のステップに進めない、もしくは不都合が生じてしまう。全ての過程を見通すことができるなら、どこが捨てどころかという勘も働くようになるのではないかと思われます。その捨て所をタイミングよく選択して、最短距離でゴールにたどり着く。それをプロというのでしょうか。

全ての過程を心ゆくまで丹念に仕上げていく方がよりよいものが仕上がるでしょう。しかし、とても全てをこなしていく時間の余裕がないときは、欠くことのできないものをピックアップして要所を押さえていくことがプロの技なのかもしれません。

しかしながら、逆に、とことんまで自分の信念を押し通す頑固一徹なやりかたこそプロだといわれればそうかもしれないとも思います。

芸術家と職人。その差も時間の制約を基にすれば、考え易いのかもしれません。職人の技を見に付けたいと切実に思いますが、そこに芸術家の香りもすれば、よりかっこいいでしょうね。


納豆事件

2007年01月23日 | Weblog
スーパーの納豆の棚にはまだ商品が戻ってきていません。
朝一に行けばあるのでしょうが、夕方覗くともう影も形もありません。
生産ラインが乱れているのでしょうか。

ここでも、そのダイエットに効果があることをご紹介しましたので、そうではなかったことをお知らせしなくてはなりません。
もし、ここの記事で納豆を買いに走られた方がいらっしゃいましたら、本当にごめんなさい。捏造されたデータから導かれた根拠のないことでした。

何事も急がば廻れなのかもしれません。
簡単な道を探すより、今一度基本に立ち返るべきなのでしょうね。

「ちょっと待て。その一口が豚になる」。
摂取量<必要量。
学問じゃなくても、王道なし。
適度な運動、そして規則正しい生活。

わかってはいるのよ・・わかってはね。

それにしても、大人気の番組が一瞬にして、その存在を消しそうだということです。信用を築くのは難しく、それが壊れるのはあっという間です。より面白いものを提供することの厳しさに、とうとう飲み込まれてしまった制作サイドの苦悩は容易に想像できます。
今回は、だまされたというよりも気の毒だなあという思いのほうを強く感じてしまいました。

これは、もともと納豆が身体に良い(たぶんね)ということに助けられているのだとも思います。それにしても、マスコミの力はやはり大変なものでした。恣意的な世論操作の可能性のあることも念頭において、提供される情報に対処していく賢さを養わねばならないのでしょうね。わかりきったことですが、改めて確認させてもらえた事件でした。

センター試験

2007年01月21日 | Weblog
センター試験が終わりました。
いつか来るべき日だとわかっていましたが、やはりその日は来ました。
で、二日間は終わりました。

本人は、結構淡々としたものですが、母は緊張していたようです。
今日の夕方から、もう眠くて眠くてずっとうつらうつらしておりました。
自分の意外な反応に自分で驚いています。

今日は午前中には家に戻り、仕事にかこつけて家を空けていた(実は、○○を見ていた・・)口うるさい私がいないのを幸い、心ゆくまで昨日の検証をしたようです。今日の結果も踏まえ、これからの方針を自分で立てていました。

かなり綿密にいろんなことを考えていたようで、彼女なりに説得力のある分析と今後の計画でした。ちゃんと考えていたのねと驚くこともありました。
口数の少ない人はしっかり物を考えているのだと、私の母などは評価しますが、確かにそういう面もあるのかもしれません。
彼女の意外な反応に驚きと安心の両方を感じています。

なにはともあれ、無事に受験することが出来ました。
いろいろなご加護に感謝するとともに、彼女なりの努力を認めてやりたいと思います。
一段階終了に安心しすぎることなく、また気を引き締めて一つ一つこなしていって欲しいです。そうすれば、きっとその先に開ける道もあるでしょう。開けるよね・・・・・何かは。



沖縄土産

2007年01月20日 | Weblog

水槽の藻ではありません。

海ぶどうという海藻( 海草から改装 )です。
暖かい海で育つので、冷蔵庫に入れてはいけないのだそうです。
これは宮古島産。
三杯酢などで食べます。でも、早めに浸しておくとほそーくなって姿が情けなくなります。美味しいというよりプチプチした独特の食感が面白い珍しい食べ物ですね。

そして、沖縄に行く人にお願いするのが、このサーターアンダギーです。


林真理子さんや、岸朝子さんのお勧めの記事で、もうどうしても食べたくなって、沖縄に出かける人にお願いしたのが始まりでした。卵は黄身だけを使っているのだそうです。それがどういう作用を及ぼすのかはわかりませんが、簡単に言うと、とても美味しい丸いドーナツです。
このサーターアンダギーは、NHKの朝のテレビ小説「ちゅらさん」で、主人公が故郷の沖縄から箱にいっぱい送ってもらうシーンで見たのが最初だったと思います。当時は、いろんな配合で延べ数百個くらい作りました。
結局、あるメーカーの専用粉で作るのが一番落ち着くということ、そしてこの那覇の公設市場2階、尾崎さんのお店のサーターアンダギーがなんと言っても美味しいということにたどり着きました。

いけない、いけないと思いながら、ついつい一つ手にとってしまいます。
硬いままでも味わい深いですが、少し電子レンジで温めるとふわっと揚げたての柔らかさが戻ってきて、これも美味しいです。


ポクちゃん

2007年01月18日 | Weblog
その後のポクポン。
ムネリンのゴムが伸びたので、その代わりにポクポンを着けました。
最初はちょっと気恥ずかしかったのですが、今ではよき相棒です。


バッグの中でも、すぐに「ここだよ~」と携帯の居場所を教えてくれます。
時々は、こうして逆立ちもします。


チョコレートが欲しくて、立ち寄ったコンビニ。
ここは、難所です。
尾道ラーメンの誘惑に勝てるか・・・?

負けた結果がこれです。

 

ぶたの背油もたっぷり。意外にこくのあるラーメンですが、美味しかったです。
地域限定かもしれませんが、もしも見かけられたらお試しください。
店ごとに特徴のある尾道ラーメンですが、そのいいところを合わせて割ったようなお味なのではと思います。
ただ、玉子は取り出して温められることをお勧めします。せっかくの黄身の半熟が、完熟になって風味も落ちてしまいますから。


待ち遠しい

2007年01月16日 | Weblog
冬篭りの季節を迎え、当面の課題を黙々とこなすことに終始する日々となりました。しかも、今年は次女の受験も加わって例年以上に気の焦る毎日です。

春が待ち遠しい今日このごろですが、待つといえば、好きな舞台を心待ちにしている時間は、これは格別に楽しいものです。先日、WOWOWで藤原竜也さん出演の「オレステス」が放映されました。
細部も確認できて見ごたえもありましたが、やはり水を使った演出や十数人をユニゾンで存在させる趣向などは、実際にそこにいなければ味わえないものだと当たり前ながら思ってしまいました。その場に出向いて見ることはやはりやめられません。
昨日、その彼の次の舞台が決まったという連絡が入りました。
それは「ヴェニスの商人」。市村正親さん、寺島しのぶさんとの共演だそうです。役柄は、きっとシャイロックに借金をするアントニオだ・・・と思ったら、バサーニオでした。失礼。シャイロックを市村さんが、ポーシャを寺島しのぶさんが演じられるようです。筋書きも面白いし、登場人物の性格もはっきりしているので、きっと充実した作品になるのではないでしょうか。とても興味を引かれる舞台です。少なくとも前半では苦悩に打ちひしがれない竜也くんも拝見できそうですし。
でも、なぜいま「ヴェニスの商人」なのでしょう。一昨年、映画にもなりましたから、今の世の中に必要な何かが含まれているというわけでしょうか。
その一昨年、「ヴェニスの商人」の話を知っているかどうか、若い人たちにたずねたことがありました。意外なことにほとんどの人が知らないと答えました。
子ども向けの読み物になっていたりして、ポピュラーな物語だと思っていたのは、思い違いだったようです。ほとんど同じ時代に暮らしていながら、少しずつ土台となる知識は変わっていくものなのですね。

そのほかにも、今年は劇団☆新感線の夏の舞台「犬顔家の一族の陰謀」に注目しています。いうまでもなく、犬神家の一族の題名にあやかったタイトルでしょう。このネームミングに落ちました。妙にツボにはまってしまい、見逃すものかという決意に満ち満ちております。チケット争奪戦は熾烈になりそうですが、頑張るぞ!

そうそう、THE CONVOY SHOWも、昨年の公演のアンコールを各地で行うそうです。新作は・・・・という、言葉をぐっと飲み込み、この際気の済むまで追っかけてみようかと妄想してみたり。

それもこれも・・・・春が来ればね。

何の憂いもなく、舞台を追っかけて見たいとも思いますが、制約があってこそ楽しみも増すのかと。
せっせと、時間と資金の捻出に知恵を絞る日々は続きます。

猫背

2007年01月15日 | Weblog
猫背だなと思ったら、日向ぼっこしている猫でした。

背中を向けていたのに、携帯を向けるとこちらを向きました。
逃げなかったのは、飼い猫だからでしょうか。



一日、私と変わって欲しいにゃ。