豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

教育テレビ

2007年07月31日 | Weblog
 NHKの教育テレビが、面白いです。
そういう噂はかなり前からあったようですが・・、実際に最近興味深く見た番組からそれを実感したところです。

 まず、ギターの番組。
初心者というより、ずばり中高年にギターの手ほどきをする番組なのでしょう。進行役は、田中美里さん。先生は荘村清志さん。この組み合わせだけでも豪華ですね。田中さんが実際にテキストの曲を演奏もされます。本当に初々しいその姿は、ギターを弾いてみたいなあと思っている人の背中を押しているのでしょうね。
私が見た回は、「涙」という曲を課題に進められていました。細かいニュアンスをつけるためのテクニックが紹介されていましたが、何かを表現するには、それを可能にするだけの技術というものが必要なんですね。そんな当たり前のことを、ちゃんと見せてくださいました。元気良く強調したいようなメロディなのに、あえて抑えて丁寧に弾く・・。「涙」と言う曲が、より深い味わいに変わっていくのが面白かったです。音をつなぐ奏法が醸し出す余韻。そう弾くことを楽譜で作曲者が要求している理由も考えながら音符をたどって行くのって面白そうです。

 もう一つは、ドイツ語講座です。
生徒役?に、博多華丸・大吉のお二方が出演されていました。それに引かれて見始めましたが、なんとも出演メンバーのバランスが楽しかったのです。最近は、語学講座の生徒役にタレントさんが起用されて、どの番組も真面目すぎない楽しいものになっているようですが、このドイツ語の場合は、生徒が二人と言うのが大きいと思いました。結構、態度が大きい!のです。楽しいとはいえ語学を学ぶ番組です。一応行儀良くしていがちな生徒役ですが、お二人だと心強いらしく、かなり自分達のペースで存在しておられました。
会話を復習するクイズの模様から、ドイツ語も良くマスターされているようでしたが、楽しんでやっていらっしゃる様子でした。そのクイズの賞品は、ドイツの朝ごはんには欠かせないという「はちみつ」。
食べてみたいなあという彼らのリクエストを予想して、ちゃんと美味しい食べ方の紹介もありました。酸味の効いた黒パンにバターを塗ってそれにはちみつをつけて食べるのが定番なのだそうです。
本当に、美味しそうでした!!
その日の夕方、黒パンを買いに行った人がいたとしても無理はないですね。



 二つの番組とも、リモコンでチャンネルを操作するうちに目に留まった番組です。以前に、「迷宮美術館」という番組にも巡りあい、そこで紹介された絵も見に行ったことがあります。バドミントンの初心者講座も見てしまいました・・。なかなかツボでした。
教育テレビという呼び方は今も残っていますが、もっと違う名前でもいいような。でも、呼び方なんてどうでもいいのかもしれませんね。

P.S.私の希望。
「西遊記」(=堺正章さんバージョンが無理なら香取慎吾くんバージョン!)を中国語でやってもらえないでしょうか。見ますよ、絶対!



丑の日

2007年07月30日 | Weblog
 今日は土用の丑の日。うなぎを食べる日とされています。今年はちょっと早めに先日頂きました。去年の写真を探してみましたら、焼き方が微妙に違うのが面白かったです。毎年同じことをしているつもりでも、少しずつ変化しているものなのですね。
有名な食べ合わせに「うなぎ」と「梅干」があります。これは、過食を戒めたものだということですが、どちらも土用に関係しているのは偶然なのでしょうか。



 今日は、宮島では管弦祭という古式ゆかしい伝統行事が行われています。古来から海上を行く船が月の光に照らされる時期に行われてきたようで、今夜の月もきれいに冴え渡っていました。
土用干し中の梅干。天日に干すと種と実が離れやすくなり、夜露にあてると皮が柔らかくなるのだそうです。なので、今夜は夜も外に干したままです。
空に輝く月の光を浴びてパワーアップしそうな気配。霊験あらたかな梅干になりそうです。


杉の子文庫

2007年07月29日 | Weblog
 みたぽんが最初に通っていて、私も一緒に通うようになった教会。
そこには、自由に本の読める杉の子文庫という牧師さんの奥さまによる私設図書館がありました。

 

 たくさんの本が溢れていたというわけではありませんが、厳選された良質の本が揃えてありました。久しぶりにこの近くに出向いたので、写真だけ撮っておこうと納めた写真を眺めているといろんなことを思い出しました。
牧師さんというのが、とてもおおらかというか呑気な方で、積極的に布教された覚えは全くありません。お正月には教会の二階で、ほとんど徹夜でトランプをしたり、夏にはちょっと遠出をして田舎の一軒家で合宿をしたりもしました。肝試しもしましたね。不思議なところでした、今思えば・・。
 牧師さんがマスターの喫茶店のウエイトレスもしていました。みたぽんと交替制だったのね。向かい側の建物だったのは覚えているのですが、ここだったのかなあ。2階だったから、やっぱりここかなあ。


 ともかく、そこで初めて出会って、貸し出しもしてもらった本が、岩波書店がその当時発行し始めたシリーズの第一弾「二年間の休日」でした。「十五少年漂流記」と言った方が、ポピュラーかもしれませんね。
ダンボールのような色合いのケースに入った分厚い本をほくほくしながら持ち帰り、一気に読んだのを覚えています。その後もいろいろと本を借りていったと思いますが、印象的だったのはその本に勝るものはありません。
懐かしさから、その後続いて発行されたシリーズの本を娘達にも何冊か購入しました。

 昔のことが時々鮮明に思い出されます。大脳の中に納められた記憶の保管庫。情報を取り出そうとすると、ちょっと脇にそれたりするのかも・・。
古い保管庫に足が向かいがちになってきたのかもしれません。

 今日の自分の信じられない出来事。
携帯電話で自宅の電話番号を入力したつもりが、「お客様のおかけになった電話番号は現在使用されておりません・・」というご案内。ディスプレイを良く見たら10年前に使っていた以前の電話番号が表示されていました。良く覚えていたものです・・・。
さらに、もうひとつ。
メールを送信した後に、携帯電話を耳に当てておりました。さすがにびっくりです。
何かの回路が乱れているのかしら。

夏バテですよね、きっと。
そんな時には、これが一番!?





土用干し

2007年07月28日 | Weblog
 おりしも土曜の土用干しとなりました。

 週間天気予報では、これから一週間は雨が降らないのだそうです。
梅干を干すには絶好のお日和です。
最初は、こんなだった梅ですが、紫蘇の葉できれいに染まっている・・・はずでした。

 


染めムラ発見!
上のほうと下の方では染まり方に差が出てしまいました。紫蘇の量が足りなかったのでしょうか。直接接していた梅の方が良い色です。
樽からそーっと、ざるに移していきます。柔らかくて力を入れるとつぶれそう。

 


今日は、また夕方梅酢に戻して、明日からは夜もそのままにして二、三日干すのだそうです。試しにちょっとつぶれたのをお昼のお素麺の上に乗せてみました。
紛れもなく、梅干です。
ビギナーズラック!?
梅干作り、今のところは順調です。最後まで、気を抜かずに行きましょう!




ホルモー外伝

2007年07月27日 | Weblog
 書店でバックナンバーを取り寄せてもらって揃えた「鴨川ホルモー」の外伝「ホルモー六景」のうちの五話。あともう一つ、数日後に発売される8月号で六景全部終了です。


 京都の四つの大学対抗で行われてきた不思議な競技を受け継ぐサークルが舞台の物語。外伝では、登場人物の別の側面や周辺の人、物語に直接的・間接的に連なる人のお話が時には強引な展開も交えて繰り広げられています。

中でも、5月号の第三話。
この回には、巧妙な仕掛けが施してありました。読み終える寸前に明かされるからくり。それがそうだとわかった時に、不覚にも涙がこぼれそうになりました。
教科書の中で始めて出会った作家を年月を経てこんなに身近に感じることができたなんて、ちょっとした感動でした。
これはほんの数十年の間に同じ時代をともに出来て初めて味わえる、極めて限定的な楽しさだと思いました。って、少々大げさですね。

 なにはともあれ、本編を読んでない方が、外伝を先に先に読んでしまうのは、もったいないです。特に第三話は、是非本編を読まれてからにしてください。ああ、そうきたか!という心地よい脱力感に包まれることでしょう。(あくまでも、主観的な感想ですので、あしからず。)


 最後の第六景はどんなお話か、発売されるのが楽しみです。
でも、終わって欲しくはないという、複雑な思いも交錯しています。

外伝の収録されている「野生時代」は、今まで手に取ることはなかった雑誌ですが、とても面白かったです。これまで読んでなかったのがもったいないくらい!
しかしながら、ちょっと分厚いのですね。もう少し紙が乾燥すると、押し花するのにも好都合です。




宮島ソフト

2007年07月26日 | Weblog
 「犬神家の一族」ではありませんが、杓子せんべいはさかさまに突き立てられています。甲子園の高校野球でも、広島代表は大きな杓子に御祈願を書いて持っていったり、二枚の杓子を打ち鳴らして応援したりするのですが、この杓子は宮島の特産品なのです。おせんべい自体は、ほんのり甘い卵せんべいです。描かれているのは、宮島のシンボル、朱の大鳥居。スプーンの代わりにこれをさすことを考えたお店の方のアイデアに拍手です!ゴミもでません。宮島対岸のレストハウス内のソフトクリーム売り場で食べられます(他にもあるかも?)。


 こちらは、先ごろ、某ゴ○健さんが朝一番で何故かあれこれ考え出されたアイデアパンの実写版です。私は、お好み焼きパンでしたが、ちゃんと、存在してるんですね~。たこ焼きパンなんてのも見かけたことがありますが、甘辛いソースの味はパンにもマッチするようです。お好み焼きらしく、花かつおもトッピングしてあります。わかるかな?


 エスニックなお店で見つけたケロちゃんを撮らせてもらいました。蓮の中でくつろいでいました。


そろそろ

2007年07月25日 | Weblog
 梅雨明けから二日。

 一気に夏本番かと思っていましたが、なんとなくはっきりしないお天気。
今年は、例年になく梅雨明けとその後のお天気の日を待っています。
なぜなら、土用干しと言うものをしようと目論んでいるからなのです。

 初めてらっきょうを漬けてみたり。6月はらっきょうや梅と格闘していました。
梅干も初めての試みでした。時々紙蓋をあけると、さわやかな酸味が漂ってきます。これが、なんとも幸せ~。この梅を土用の強い日差しにさらすと、質の良い梅干になっていく・・らしいのです。

 10キロ収穫できた梅は、今は、いろいろなものと組み合わせられて静かに瓶の中に収まっています。梅酒二種。梅シロップ二種に梅ジャム。そして、これも初めて作ってみた梅味噌。これが、なんとも便利なものでした。
例の半夏生で弾みがついたのか、以来、我が家の食卓にはかなり頻繁にタコがのぼるようになりましたが、タコを食べるのにもってこいの調味料でもあります。



 味噌と砂糖と梅を交互に詰めていけば出来上がり。十日ほどで梅から水分が滲み出して全体が自然に混ざり合えば使えます。いわゆる酢味噌なのですが、梅の香りがフルーティななかなか複雑な味が楽しめます。今は、茶色の一色になっておりまして、被写体としてはちょっと???なので、割愛させていただきました。

 なにはともあれ、早くこんな風な晴れの日が来ますように!


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ラムネ

2007年07月24日 | Weblog
ラムネ二種。久々の飲み較べです。
左が静岡名産、わさびラムネ、右がインド名産・・、カレーラムネです。
キャッチコピーは、それぞれ「大人味」と「ピリッとスパイス、シュワッと炭酸。」



ビー玉の栓を抜くと、本当にシュワッと炭酸が溢れてきて、約二割くらいが泡と消えました。元気の良さはインドの勝ち・・。



わさびは、そうとラベルで把握していなければ普通のラムネとあまり変わらないと思いました。非常にかすかなわさび感。大人って優しいのね。
カレーは、んんんんんん・・、シナモンの香りもなかなかいい感じなのですが、やはり上手く溶け合ってはいないかなあ。カレーを食べたあとにラムネを飲んでいるという雰囲気がぬぐえませんでした。
なんとなく予想していたとおり、プレーンなラムネに勝るものなしという結果に終わってしまいましたが、どちらかというと、やはりご当地感豊かなわさびラムネが好みでした。カレーパン、カレーうどんに続くヒット商品はなかなか難しいようです。
しかしながら、ラベルの裏を確かめると、なんと両者とも同じ会社の製品
静岡市のメーカーの商品でした。こうなると、商品よりも社長さんに興味が湧いてきますね。

 さて、ラムネを開けるときの独特な道具。これはこのままではいくら押しても栓は抜けません。輪っかをはずしてご使用くださいね。誤使用してしまった私からの念のためのお知らせでした。



ショック!

2007年07月23日 | Weblog
 1998年からだから、今年でちょうど10回目になるはずだったのに・・。


 海の側のホテルで続いてきた、某グループの豪華クリスマス会。数ヶ月ぶりに届いたファンクラブの会報に、もうそろそろ申し込みの時期だよねと暢気に封を開けてみて驚きました。開催地の掲載がなんとなく、寂しい。あら?

 広島が・・・ない!

 どういうこと~?

札幌・・・・ねずみさんの故郷だもんね、納得。
あとは、大阪、神戸、京都、そして東京。
本拠地、赤坂プリンスホテルもグランドプリンスホテル赤坂と名前が変わっています。
ホテル業界も厳しい様子。整理統合・再編の波がひょっとして広島にも・・と心配はしていましたが、こうして現実に様変わりしてくるとさすがに実感が湧いてきました。いろいろな理由が重なってのことだとは思いますが、いつも見慣れた当地のホテルが見当たらない日程表に、しばし唖然としてしまいました。
THE CONVOY NIGHT in HIROSHIMA。2007年の開催はありません

 ここはゆかりの地のはず。
とはいえ、全国伝播のきっかけになった名古屋での開催が、かなり早い段階でなくなってしまったことを思えば、来るべきものがやっと来たと言うことなのかもしれません。
 でも、ここ数年、当然のように心待ちにしていたものが突然なくなってしまうなんて、ちょっとした晴天の霹靂です。

 晴天と言えば、今日はこのあたり、中国地方も梅雨明けいたしました。


 水色の空とチロリアンキャンドルです。午前中はまだ少し湿り気のある空気でしたが、午後からは日差しも強まり雲も晴れました。
ああ、それにしても・・・。




忘れ物

2007年07月22日 | Weblog
 夕飯のおかずの一品に、豚のミンチと、ナスを炒めて・・・・と算段していたのに、さっき取ったはずのナスが見当たらない。
車のトランクにかぼちゃの籠と一緒に積んだその残像まであるのにおかしいなあ。
家中探してもありません。

 しかたがないので、急遽、かぼちゃとミンチの煮付けに変更。
狐につままれたような面持ちで夕食を終えましたが、どうにも気になるので、畑に行ってみることにしました。片道二キロの夜中のサイクリングですが、まあ少しは人通りがあるのでそれほど危ないこともないだろうと出かけました。

 それにしても、どこにおいたのでしょう。トランクに収める時に対抗車がいたので、早くしなくちゃと思ったのは覚えています。道端に置き忘れているのでしょうか?通りがかった人が不審に思うだろうなあと恥ずかしくなってきました。
鼻歌を歌っている場合ではないけれど、手持ち無沙汰なので何曲か歌っているうちに現地着。とりあえず予想していたところには見当たらず・・。
しかし、暗闇の中に浮かぶ影。トマトの茂みの側になにやら一塊の物体が。

 おお、ナスとトマトだ。それを収穫したバケツがそのままのところに置かれていました。
・・・・・・・。

 積み込みのシミュレーションが事実として脳みそにインプットされてしまったのでしょうか。発見できたのはうれしいけれど、その反面なんともいえない情けなさがひしひしと押し寄せてきました。
しっかりしなくちゃ!



 季節外れのシクラメン。
気温は低いのかな?
それとも、何か忘れたのかもね。