豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

「ATOM ’06」

2006年05月31日 | Weblog
唯一ファンクラブに所属しているTHE CONVOY SHOWの20周年記念公演のお知らせが参りました。
完全リニューアル版「ATOM ’06」

あら、また「ATOM」なの?
まあ、これは彼らが全国展開するきっかけになった作品だから、何度もそこに帰っていくのは仕方がないのかもしれません。
作品としては好きです、とっても。
真夜中の詩人の会。仲間に入りたい・・という心の叫び。
代表作だもんね。

冒頭のB’zの「LOVE PHANTOM」で踊る姿は、それはそれはものすごくかっこいいので、またあれが見られるのかと思うと、涙さえ浮かびます。
・・・・・が、おじさんたち、まだ踊れるのか?

「7年間、溜めに溜めたエネルギーが遂に大爆発?」
ふーん、なるほど。溜めていたのね。 

全国公演のスケジュールは、9月14日(木)~10月17日(火)。
SMAPの「Dear WOMAN」の振り付け担当、クロス先生もご出演される予定です。この曲のダンスをぜひともCONVOYバージョンで見てみたいなあと密かに願う私です。・・・たわ言です。

千秋楽は、主宰のねずみさんの故郷、札幌。
行きたいなあ。


20周年記念公演の、実はこれが第2弾。
既に、第1弾は、韓国の俳優さんたちによる韓国版「ATOM」として幕を開けています。
韓国公演を終えて、これから日本で凱旋公演が行われます。

韓国公演の様子が6月2日(金)の朝のフジテレビ「とくダネ」で紹介されるようです。(9:15くらい~韓国版「ATOM」の特集)
翌、3日にもNHKBSの「BS週刊シティー情報」18:10~18:50で紹介される模様。
録画予約しなくっちゃ。

上演中止が入ったり、全て順調とは行かなかったはずなのだけど、一体どのように韓国の方に受け入れられたのでしょうか。
韓国の俳優さんが、彼らなりのコンボイショウを作り出しているはず。
それを観にいくのを楽しみにしています。

6月20日が、当地での公演です。
ワタクシのその日のお席は、舞台との間にさえぎるものがないという緊張感あふれる場所。
珍獣一匹捕獲したい方は、是非当日の夜こちらにお越しください。



化けの皮

2006年05月30日 | Weblog
春の花の後始末をいい加減にしていたら、もうひと花さかせた一団がありました。
結構のびのびと咲いています。



もしかして、君たち、「清少納言」さんじゃなかったっけ。
(かつてのお姿↓)


おかしいなあ・・?
でも、可笑しいなあ。

冬から春の初めは、たしか明るい青色と黄色の二色で澄ましていたはず。
今はどうみても、黄色の一色です。
しかも、丈は好きなだけ伸びてるし花も小ぶりで全然気合が入っていません。

新品種は、次世代に先祖がえりするって、どこかで聞いていたけれどそういうことなのか・・。
おそらく、改良された元になったのは黄色の原生種なのでしょう。

無理していたのね、お気の毒に。
「清少納言」というラベルは荷が重かったのかもね。


夏は風

2006年05月29日 | Weblog
春は花に酔い、夏は風に酔い、秋は月に酔い、冬は雪に酔うそうな。

今日はお招きに預かって、ちょっと大人のお食事会。
「四酔」という風流な言葉を教えてもらいました。
茶道の世界、小堀遠州さんの考え方なのだそう。

春はなるほど。秋もなるほど。冬もわかる。
だけど、夏は・・・。

昔は、夏に風を楽しんだのですね。
今は、窓を閉め切って、クーラーをガンガンにかけて、ますます暑くなった外界との接触を一切断って過ごすことが普通になってしまいました。

打ち水。夕立の後に、吹く一陣の風。夕涼み。
そういうものと、縁遠くなっていくばかり。
暑い夏にこそ感じられる、涼しい風のありがたさを失って久しいですね。
一日中、クーラーで冷やされた箱の中に閉じこもっていると、毛穴が退化していくのが実感できるほどです。長袖やカーディガンで寒さをしのぐなんてやはり異常でしょう。
とはいっても、クーラーを止めることなど出来ないし、温度の設定を数度上げることすら実行しがたいのが現実です。
失ったのは、夏の風の気持ちよさに酔う事だけではないのでしょうね。

花入れの沙羅双樹の花です。初めて目にする造花のような花をまじまじと眺めながら、冷酒を戴きました。



そういえば、「四酔」ってお酒は入ってないのですね。お酒に酔うことは、無粋なことなのかもしれません。



ライフ・イン・ザ・シアター

2006年05月28日 | Weblog
ご贔屓の藤原竜也さんが市村正親さんと共演されるということで非常に興味のあった「ライフ・イン・ザ・シアター」というお芝居を昨日観に行きました。

出演者は二人だけという二人芝居。
ベテランの役者と若い役者が交わす幕間や舞台がはねた後の会話で場面が成り立っています。全部で26場。
長い場面もあれば、一言も交わさない場面もあるという様々なシーンが細切れに繰り広げられた1時間45分でした。
老若二人の俳優が、年月の経過とともにお互いの立場を微妙に変化させていく様子をたどるというのが本来の見方なのかもしれません。
ただ、藤原竜也くんを中心としてみてしまった場合、彼がこのお芝居からどのようなものを吸収するかということが、大きな興味を引いてしまうのは致し方ないのかもしれません。
常々尊敬すると語っていた市村正親さんとの共演。しかも稽古から地方公演を含めてその市村さんと過ごす時間は、単に芝居のみならずもっと幅広く影響を受けるには十分な量だと思われます。
天才肌と形容される二人がこの時間を通じてお互いに何をどのように吸収したり交換したかは後のそれぞれの活躍の場で披露されるのでしょう。それを今後追いかけていくのも楽しみなことです。

市村正親さん。
ものすごく昔に、前田美波里さんと共演された「日曜はダメよ」で拝見して以来でした。とっても、キュート。もしかして、昔よりもさらに。
老俳優の悲哀をさらりとコミカルに演じながらも、素敵に感じられたのはさすがというか。不思議な存在感の方でしたね。

そして、竜ちゃん。
始まって、いきなり目が合っちゃった。
最初の場面の公演終了後の鏡前のシーンは、ちょうど私の席と真正面。
椅子に座った彼ともろに向かい合うのです。
おおおおおお・・・・。どうしよう。

その後も何シーンもあるこの場面の度に、うろたえる私。
腹ごしらえに食べた串揚げの衣、口の周りについてなかったよね。
たぶん、10列目だから詳しくは見えてないとは思うけど。

終演後、いやー、真正面でものすごくドキドキしちゃった・・と言う母に、虎子はみんなそう思っているよと冷たく言い放ちました。
そうかな・・?
いや、きっとあの劇場では私の席こそ、オンリーワンシートだったに違いないわ。



2006年05月27日 | Weblog
朝一番に、コンピュータの記憶装置であるバンクを起動させる。
これは、日替わりの当番制でした。

バンクには、仕事に必要な膨大な情報が登録されていました。それを更新するための作業の前に、前日の終わりに眠らせたバンクを目覚めさせ、準備を整えておかなくてはならないのです。幅広い磁気テープが収納された大型のクローゼットのようなものがそのバンク本体でした。二十数年ほど前は、まだまだいろんな装置が大掛かりでした。

昔のシングルレコードほどの大きさのフロッピーを差し込んでキーを回しボタンを押して起動させるという作業が、なかなか一回ではうまくいかないのです。

そこで、私が考えた方法は・・。
当番の日は、まず深呼吸をしてバンクの前に立ち、朝の挨拶をした後、バンク様に向かい、あなたがどのように聡明で美しいかを讃えます。特に、美しいというところを強調します。とても、あなた様に適う私ではないと。
そして、どうか今日もご機嫌麗しくお目覚め下さいますようにとお願い申し上げます。そうして、キーを回し、起動ボタンを押すと、あーら不思議、たいがい一回で起動するのです。なぜか、バンク様は女性だと信じていました。


万物に魂が存在するという考え方は、日本の特徴としてよく言われることですが、
生き物以外にも、そういう考え方を当てはめがちなのかもしれません。
物を大切に扱うということもその一つかも。

人間の魂の存在というのは、そういう考え方の下では存在しないほうがおかしいといえるのかもしれませんね。
亡くなった方に最後のお別れをする時、生前のお姿にお別れするというよりは、まさに亡骸と対面するような感じを受けてしまいます。
今まで、その人の中心にあったものが抜け出たような。
中心は、どこか他のところに行ってしまったような気がします。

臨終の時の質量の変化を記録したという実験では、ほんのわずかだけど重さが減ったという報告がされているそうです。それが、いわゆる魂の重さなのだと。
宇宙全体の質量は一定だとすると、その減ったわずかな重さもどこかで存在していないと理屈にあわないのだそうです。

どこにいっちゃったんでしょうね。

その人の存在を特徴付ける中心を魂とするなら、それの集合している場所はあるのかないのか。次に降りていく乗り物を見定める待機場所のようなところがあるのかないのか。
記憶から消されているので思い出せないのか、そういうものは最初からないのか。
まったく、わかりません。

だけど、物事の見方を魂レベルまで引き上げてしまうと、たいがいの迷いや悩みは焦点がかすんでしまうような気がします。
この地表での、約束事はそれなりに大切なはず。
レベルを上げて考えるのは逃げなのかもしれません。
たった100年を生きるのもなかなか難しいことだと思います。


立方体

2006年05月25日 | Weblog
久しぶりに聞いた「地学」という言葉。
高校生の頃、「地学」の授業が何故かありまして、実習で岩石の薄片標本を作ったことを思い出してしまいました。

顕微鏡で見ることができるように、薄い石をプレパラートに貼り付けたものを砥石でひたすら研いで薄くしていきます。これ以上こするとなくなるという一歩手前で終了。顕微鏡でのぞくと、その石の組成に応じた模様が浮き出てくるはず・・。
元来、手先が不器用な私にとっては、気の重い面倒な作業でした。
出来上がった薄片も、かすかに石の痕跡を残した不出来なものだったと思います。


あるときは鉱物の結晶の模型を厚紙で作ったこともありました。出席番号順に、簡単な形から順に当てはめられていきます。相当複雑な形もあったような。たしか夏休みの宿題でした。私の課題は、平行四辺形がそのまま立体になったようなもの。最初から難しい形だとあきらめて、いい加減に作った覚えがあります。

休み明けに、「こんな美しい立体を見たことがない」と先生が掲げたのは、出席番号1番の人の作品でした。彼女が割り振られた結晶の形は、立方体。すなわち、さいころの形。高度な技を駆使しようのないもっとも単純な課題です。しかしながら、薄い紙で隅が補強されたそれは、寸分の狂いもなく、きっちりと角が際立った見るも美しいものでした。
静かな感動。



グランセカーガ

2006年05月24日 | Weblog
昨日頂いた、ハートが表面に浮き出ているコーヒーは、カフェ・オ・レではなくてカフェ・ラテだったようです。

レシートを眺めても詳しくは書いてないので(一緒に頂いたチェーというデザートは書いてありました・・・。これは諸般の事情でカットしましたが、白状します。アジアンデザートの一種ですね。タピオカと餡子とフルーツがココナツミルクの中で泳いでいました。)お店の人に聞いてみました。

「ハートの絵が描いてあるコーヒーは、なんでしたっけ?」
「はい。カフェラテでございます。」
「そうですか。カフェオレってコーヒーとミルクを混ぜたものですよね。絵、描けませんよね・・。」

つまり、ミルクを入れるのは同じなのだけど、ベースになるコーヒーが違うようですね。
エスプレッソマシンでいれたふわふわのコーヒーにして、初めて絵が描けるようです。かなり細かい模様もかけるようですが、最初に考えた人ってえらいですね。

一緒に写していたけど、名前を忘れてしまって貼り付けるのを断念していたデンマークのウエディングケーキ。これも、ついでに聞いてみました。
「グランセカーガ」っていうのだそうです。
マジパンで作るそうです。

ちなみに、マジパンとは、アーモンドと砂糖を原料とした、いわば日本で言うところのアーモンドの"餡"のようなものです。普通は、飾り(細工物)のイメージが強いですね。お人形とか花等がきれいに着色されて作られています。



この輪っかで重なっているものがそのマジパンでして、列席した方に配られるそうです。小さなシュークリームをたくさん貼り付けてタワーにしたウエディングケーキを参列者で分けて食べるというところもあるようですね。

日本で言うところの、おすそ分けの考え方でしょうか。
お赤飯もお祝いしてくださった方に配りますが、そういう風習は国を問わないのかもしれません。

カフェオレも、カフェラテも大差ないといえばそうですが、日々物事が曖昧になっている今日この頃、少しでもちゃんと把握できて良かったな。グランセカーガも日の目を見たし、こういうのも、塞翁が馬というのでしょうか。


カフェ・オ・レ

2006年05月23日 | Weblog
いつもは、観劇とかコンサートに訪れる場所で、お話を聞く。
おじさん度90%くらいかなあ。
携帯は鳴らすし、休憩時間は電話しまくるし、忙しそう。
夕方からのここは、素敵なのにね・・・。

久しぶりに、昼間の平和公園を歩くと、修学旅行の生徒さんたちでいっぱいでした。
集合写真を撮ったり、事前学習の成果を確かめたり、語り部の人を囲んで神妙に座っていたり。
集会をしている一団も。
何をしているのだろう?
生徒会長?くんのお話・・「ここは、いろいろなことがあったとこですから、みなさんもそのことをよくかんがえて、いろいろよくみてください」って、あなた、深いのか浅いのかよくわからない。
記念のビデオを撮っている旅行社の人の被写体にならないように、注意して歩きます。

ここは、くすのきが多いところでもあり、白っぽい若葉がたくさんと思ったら、花でした。
新緑の緑とばかり思っていたけど、花が咲いていたのです。桜みたいに目立たないけれど、よく見れば様々な木々で街は花ざかりでした。

最近、よく見ることが好きになりました。
これは、ブログのおかげかもしれません。丁寧に見ると面白いことがあります。

少し歩いてお茶しました。
表面に絵が浮き出る細工がしてある、カフェ・オ・レ。



崩すのがもったいないなあと思いましたが、結局最後までこの模様は消えませんでした。
底に貼り付いている強情なハートを、ずずっと吸い込んで休憩終了。




マヤ

2006年05月22日 | Weblog
発掘しました。

ずっと気になっていたピカソの絵。
顔の半分ずつ表情が違う、というか向きが違う女性像。有名なのは「泣く女」。
いつか、塾長さんにも探してもらいましたが、謎のままで・・。
私が二十?年前に気に入って買った絵(もちろん、レプリカね)は、悲しいというより楽しい気持ちを貰えた絵だったと覚えていたので、とても気になっていたのでした。


かなり大掛かりな「ピカソ」展でした。たぶん、ダーリンと初めてデートした時ではないでしょうか。
作品を見ながらずっと廻っているうちに、ピカソさんからなにかをダイレクトに頂いたような気持ちになったのも覚えています。
文字の介在しない作品は、直感的に伝わってくるものが、かなり強烈で容量があります。
風景や静物も素敵な感覚をくれますが、抽象画は特に、これだ・・という作品に出会えると空気が変わります。それこそ、時間と空間を越えて、作者から何かが直接届けられたような快感。
ただ、それが作者が意図したものであるかどうかは、不明ですが。


それはともかく、この、普通では考えられない構図の女性像。これはピカソの娘さんマヤさんの肖像です。題名は「緑色の髪の女性像」。
娘さんのこと、どういう風に感じたらこういう絵になったのでしょうね。

我が家の娘もお年頃・・。
父親の目にはどう映っているのでしょうか。


そういえば、ちまたで話題のダ・ヴィンチさん。彼の「モナリザ」も左右の表情が違うと言われてきました。
でも、よーく考えると、それって当たり前かも。写真の顔と鏡に写る顔とビミョウに違いますものね。

もしかして、勝負顔っていうのあるのかも。



バームクーヘン:森のおもいで

2006年05月21日 | Weblog
守備範囲で見つけたケーキを、ここで知り合った方のお誕生日に因んで、少しずつ紹介していこうと思います。人のバースデーをだしにしてケーキを食べちゃおうという、なんとも素敵(=不届き)な企てです。反対しても無駄だからね。まず最初は、ワッフルで有名な「櫟(くぬぎ)」の、バームクーヘンです。祝、ビーバーさん。・・・ごめん。

~~櫟(くぬぎ)の自然への想い、
     からだへの想いから「森のおもいで」は、生まれました。~~

「地元広島県向原農園のこだわり特選卵を使用し徳島産和三盆糖の上品ですっきりとした甘さ、森の恵みのどんぐりを丁寧に生地に練り混んだ三重奏。」

どんぐりは、「香ばしく、ほんのり渋み、今話題の赤の食材・・赤色素カテコールタンニン(ポリフェノール)豊富な抗酸化物質。老化の原因となる過酸化脂肪の生育を抑える抗酸化作用があり、発ガン性抑制作用もあると言われる、でんぷん質が豊富な素晴らしい栄養素。」なのだそう。ふーん。

開封後の滞在時間:約20分。(もう一切れ、もう一切れ×数回の結果)
飲み物:紅茶
感想:優しい味
リピート可能性:是非



募集中・・・私がお誕生日を把握してないと思われる方は、是非お知らせください。ケーキを食べられる日が増えます。