豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

桃子さん

2007年11月04日 | Weblog
次女の竜子の名前は、ひょっとすると「桃子」だったかもしれません。6月15日生まれの彼女の名前を考えている時、私が提案した名前の一つが「桃子」でした。出産間近の頃、店先には可愛らしい桃が出始めていました。その実にちなんだ名前がいいなと。かなり希望したのですが、普通は花の時期に付けるものじゃない?と「桃子」案は却下され、竜子は「○子」となりました。
その名前を自分のものとし、しかも同じ日に生まれた女の子が、今日、大きな試合の優勝者となりました。アルバトロスという大技を成し遂げてアメリカツアーで初の一勝をあげたプロゴルファーの上田桃子さん。竜子より二歳お姉さんです。

彼女は、最近、あるテレビ番組で発言したことが波紋を呼び、自身のブログに苦情が寄せられ、いわゆるブログ炎上という事態を経験したばかりです。
何かに熱く取り組んでいる人を取り上げる「情熱大陸」という番組がその発言の場でした。彼女は、その中で「学生時代は、バレーやバスケのように、先がない(プロで活躍する場がないという意味)スポーツに一生懸命になれる人が不思議でしかたがなかった・・」という意味のことを語っていました。それが、思わぬ波紋を呼んだようです。すなわち、思い上がりだ、そのスポーツに携わっている人に失礼だ・・、などという意見です。たしかに、ひっかかりのある言葉でした。でも、私は、そうか、プロになる人というのは普通の人が考えないような事を考えるものだな。そういう風に考えられる人だから、プロという道に進むことができたのか・・などとぼんやり考えただけでした。ですから、彼女の発言が問題になったことは理解できましたが、取り上げ方の大きさに正直驚きました。「情熱大陸」は、紹介する人をかなり長い間取材して、そのエッセンスを伝えてくれる優れた番組だと思います。その制作者のフィルターを通ったものですし、そんなに攻撃的な発言の仕方ではなかったと思うのですが、やはり人の受け止め方は様々だということなのでしょう。

彼女に興味を持ったのは、数ヶ月前に見た家族を紹介していた番組を見てからでした。彼女のエネルギーの源は家族の存在。特に障害を持つお姉さんの生きる姿に励まされて、練習にツアーに頑張っていると話す姿は、激しい闘志に隠されたその中心には心優しい女の子が存在していることを感じさせてくれました。
問題となった発言に違和感を感じても怒りの感情まで生じなかったのは、先に芽生えていた彼女への好意のせいかもしれません。HPを辿ると、娘と同じ誕生日ということもわかり、親しみも感じておりました。
元来、強い人なのでしょう。バッシングも、成長への糧と受けとめてさらなるステージへ羽ばたいて行かれたようです。優勝後のインタビューでも、以前の負試合後の涙に触れられ、感情の波を制御できるようにこれからは気持ちも鍛えたいと話されていました。そういえば、「情熱大陸」ではあと一歩で勝ちを逸した試合の後、引き上げる選手・ギャラリーの流れを背に、一人で失敗したパターの練習に打ち込む姿がとても印象的でした。悔しさをバネにする能力にも長けていらっしゃるようです。

なかなか思うように勝てなかったとはいえ、今年は賞金女王に手が届きそうだということです。今日の一勝で、それが確実になったようです。来年のアメリカツアーの参加資格も獲得できました。「待ってろ世界!」というブログタイトルどおり堂々と世界に出て行って欲しいと思います。
頑張れ!桃子さん。

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2 コメント

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6月15日生まれ (塾長)
2007-11-06 00:41:58
いい人ばかりですよ。
それだけは私が保証します!!


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塾長さん (竜虎の母)
2007-11-06 01:02:37
以前の記事から引っ張り出しました。この日生まれの方は、「独立心のある行動派ですが、発想が独創的」だと書いてあったのですね。そういえば、そうかなあ・・。
男性は、花や実にちなんだ名前は少ないでしょうね。
桃男さん?・・・。いらっしゃるでしょうか?


そうだ!
桃太郎!!
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