中学から高校、大学、社会人。十数年間同じ環境にいた友人は、互いに心を寄せながらも互いが気になりすぎる関係でもありました。
今日は、その彼女の誕生日です。
彼女は何でもよく出来る人でした。
美人でスタイルもよくてセンス溢れる人で、明るく理知的。機転が利いて気配りも完璧、しかもユーモアに満ちていました。何をしても足元にも及ばない私。ライバルというのもおこがましい間柄。
互いに弱いところは敢えてさらさずに過ごしていた・・・ということにさえ気がつかない、そんな関係がいつしか途切れ、次第に疎遠になっていたところに、数年前に届いた訃報。薄々察知してはいたけれど、やはり驚きました。
どうして苦しいこと、みっともないことをお互いに見せ合わなかったのか。
彼女が隠していたことを知らずに私が羨ましく思い、私が隠していたことを知らずに彼女が羨ましく思うという、お互いに虚像を作りあった関係だったのかもしれません。
困っていること、つらいこと、かっこ悪いことを私が彼女にきちんと伝えることが出来ていれば、もしかしたら彼女は救われていたかもしれない・・・、と思うのは私の思い上がりかもしれませんね。
全てに完璧を望み、それを確実に手にしてきた彼女は、普通の人が成し遂げる仕事のほとんどをやり終えたようにあっという間にいなくなってしまいました。お洒落だった彼女の細く傷んだ髪をなでながら残念でたまらなかった日からもうだいぶ経ちました。
弟さんの心尽くしで、お別れの日には松山千春さんの歌が流れていました。決して悲しい歌ばかりではなかったのが異例でしたが、あまりに彼女らしくて悲しさが募りました。亡くなる数年前から学生時代に接した歌をとても懐かしんでいたようだったと、後にお母さんから伺い二人で泣きました。いつかお母さんを誘って松山千春さんのコンサートに行ってみたいと思っています。
彼が30周年を迎える今年が良い機会なのかもしれません。今はもうなくなってしまったけれど、見心講堂で行われた最初の広島公演で彼の歌に魅せられたことを嬉しそうに語ってくれた彼女の笑顔は今も記憶に鮮明です。
あれから30年過ぎたのですね。やはり短くはない歳月でした。
今日は、その彼女の誕生日です。
彼女は何でもよく出来る人でした。
美人でスタイルもよくてセンス溢れる人で、明るく理知的。機転が利いて気配りも完璧、しかもユーモアに満ちていました。何をしても足元にも及ばない私。ライバルというのもおこがましい間柄。
互いに弱いところは敢えてさらさずに過ごしていた・・・ということにさえ気がつかない、そんな関係がいつしか途切れ、次第に疎遠になっていたところに、数年前に届いた訃報。薄々察知してはいたけれど、やはり驚きました。
どうして苦しいこと、みっともないことをお互いに見せ合わなかったのか。
彼女が隠していたことを知らずに私が羨ましく思い、私が隠していたことを知らずに彼女が羨ましく思うという、お互いに虚像を作りあった関係だったのかもしれません。
困っていること、つらいこと、かっこ悪いことを私が彼女にきちんと伝えることが出来ていれば、もしかしたら彼女は救われていたかもしれない・・・、と思うのは私の思い上がりかもしれませんね。
全てに完璧を望み、それを確実に手にしてきた彼女は、普通の人が成し遂げる仕事のほとんどをやり終えたようにあっという間にいなくなってしまいました。お洒落だった彼女の細く傷んだ髪をなでながら残念でたまらなかった日からもうだいぶ経ちました。
弟さんの心尽くしで、お別れの日には松山千春さんの歌が流れていました。決して悲しい歌ばかりではなかったのが異例でしたが、あまりに彼女らしくて悲しさが募りました。亡くなる数年前から学生時代に接した歌をとても懐かしんでいたようだったと、後にお母さんから伺い二人で泣きました。いつかお母さんを誘って松山千春さんのコンサートに行ってみたいと思っています。
彼が30周年を迎える今年が良い機会なのかもしれません。今はもうなくなってしまったけれど、見心講堂で行われた最初の広島公演で彼の歌に魅せられたことを嬉しそうに語ってくれた彼女の笑顔は今も記憶に鮮明です。
あれから30年過ぎたのですね。やはり短くはない歳月でした。
残念な気持ちはわかるけど、どうしようもない事だったんだよ。
しかし、親より先に逝くのは最大の親不孝だね。
彼女のおかあさんさそってコンサートに行くのは、いいアイデアだ。ぜひ実行してあげてください。
母さんのお話を聞いて、私も高校時代からの友人の一人を思います。
仲良し4人組で、結婚後も年に1、2度は会ってました。結婚相手が普通の会社員だった事、子供たちが皆男の子だった事等共通点が多かったので長続きしたんでしょう・・。
子供が小さい頃、上野動物園に男の子ばかり10人集合した時は面白かったですよ。
今から10年程前、彼女の高校生になった長男が、交通事故で亡くなってしまいました。
彼女の悲しみは、当然ながら相当なものでした。
その後裁判があって、私達も傍聴に何度も通いました。
でも私達は無力でした。彼女の手助けは何もできませんでした。
会っても楽しい話は出来なくなってしまい、何時しか彼女抜きで会うようになってました。
以前テレビで彼女を見ました。「悪質運転者の被害者の会」のニュースで・・。事務局で活動しているそうです。
何時か4人で会えるときが来るでしょうか・・。
自分の気持ちの整理のつもりで書かせてもらいました。ごめんなさい・・。
会えるといいですね。
生きていれば、そういう時を迎える可能性だってなくはないと思います。
コメントありがとうございました。こちらこそ、ごめんなさい。
一人一人、思い出は尽きない人ばかりです。
でも、近しい友人は未だ一人もなくしたことがありません。
同世代の者が亡くなるのはどういった悲しみに襲われるのか、体験したことがないので何も言えません。
ただ、僭越ながら、私たちは私たちに与えられた天寿を全うすべく、日々必死に生きていくしかないのでは、と思う次第です。
でも、楽しくなけりゃ生きていてもつまらないかな、と倣岸なことを考えたりもします。
まあ、そんなものではないかと思うこの頃です。
私の妹は、たぶんお友達よりも早くて、40代前半だったんですよね。
母さんの誕生日に、何気に48歳の抵抗で検索してみたら、このメルマガを見つけました。
http://www.melonpan.net/letter/backnumber.php?back_rid=401071
この方は私と同い年ですが、団塊の世代と言うのは大体こんなものですかね。
元気な言葉の中に、いつポックリ行くやら知れないので、生きている間は生涯追っかけで行こうねという本音を隠していないようです。
「死神の目」を用いれば、その人の亡くなる日と亡くなり方が見えるのだそうです。
私の天寿は、いつなのでしょうね。
いつも今日が最後の日のつもりで生きなさい・・などと言われますがなかなか難しいです。
たった24時間しかない一日を、大切にしなくてはいけませんね。
失礼しました。
アリガトのご期待に添えないことをしてしまったかもしれませんが、これも人生とあきらめてね。
「48歳の抵抗」って興味深いですね。やはり、次は還暦ということに思い至ると抵抗もしたくなってしまうということでしょうか。
妹さんは早くに亡くなられたのでしょうか。ご冥福をお祈りさせていただきます。私の友人は42歳でした。今年が7回忌です。気持ちを傷つけてしまった結果でした。
生きている限り、生きていなくてはなりません。できれば、楽しく過ごしたいとは思います。