不思議な力に導かれて、予定もしないのにたどり着いた今年初の観劇作品、「赤魂」。
天使?役の方の、澄んだ声とお姿。
思わず引き込まれました、あかだま。
ちょうど二時間という、むしろ短い上演時間なのに、観劇後の充実感はそれ以上の時間を費やした舞台のようでした。
映像も効果的で、沢山の情報を受け取ることが出来たからでしょうか。
初めて拝見した、地元で活動されている役者さんの思いがけない力量に驚きながら、すんなりと身を委ねることが出来ました。
子どもたちのダンスもカッコよくて、広島県民なら思わず手拍子で参加したくなります。
客席に配された売り子のお姉さん方は「ロッキー・ホラー・ ショー」のポップコーン売りさんみたい!
みんなで、一緒に盛り上がるシーンがお約束になってるような、そんな舞台もになるといいなあと夢想したりしておりました。
若くして亡くなられたさる音楽家の方のことを同行の親友から聞きながら開演を迎えたので、いっそう内容が身に染みました。
なすべきことがある人は強く幸せなのかもしれませんね。
力を貰えるけれど、悲しくもある結末を救ってくれたのが、帰宅して開いた新書の一節でした。
「子どもは親や教師の『言う通り』にはならないけど、『する通り』にはなる」。
そうよね~。
それにしても、群舞の中に発見した息子役の男の子のキレッキレのダンス!
快いウラギリに胸のすく思いでした。元気だ!!
手足も長くすんなりと伸びやかに自由に舞台でダンスを披露する子どもたちの姿は、とても気持ちよかったです。
広島発の明るく楽しい舞台、さらに進化して伝説になって欲しいと思います。
観客も赤い衣装で観に行くとかね!
今日と明日、夕方からの2公演。
もう一回、見てみたいけど・・・、もう少し時間をあけても見てみたいと思いました。