障碍者は客寄せパンダか・・・。
そうおもったのは、ある聴覚障碍者の人が、参議院選挙に出るというお話。
一見すると、なんか素晴らしいこと。
国政にでて、ぜひともがんばってほしいと切におもう。
が・・・。
その一方で、健常者と同様に発言するために、何らかの配慮があるのかとおもう。
実際、国政を問わず、発言ができない、もしくは、出来にくい人に対する配慮が
なされているのだろうか。
これから・・・。つまり、選挙に受かってから対処するというのであれば、それは
本末転倒ではないか。
その点をきちんと推薦した党はフォローをしているのだろうか・・・。
個人的には????である。
とかく、障碍者は、昔から客寄せパンダというか、めずらしいということでみられていた
風潮がある。
障碍者の歴史でみると、障碍者をみせて、お金をとるという小屋が江戸時代からあったという。
このような背景から、障碍者を客寄せパンダとおもわせてしまっている風潮がある。
かわいそう。
という慈悲の心をもつことはいいことだ。
しかし、それ以上に、それで、票をもらおうという政党はどうなんだろう。
そこまで、有権者はきちんと考えて票をいれないとおもっているのだろうか。
この政党はとかく障碍者を立候補者にたたせる傾向がある。
市議会選挙でも障碍者の方が立候補されていた。
私個人は、その方が立候補したいのであれば、それでよい。
しかし、演説会をきいていても、申し訳ないが、私が票を投じたいとはおもわなかった。
思想があまりないようにおもえる。
また、フォローというか、ただ、客寄せパンダのこどく、その党は、その立候補者を
つかっているように感じたからだ。
後味がなんともわるい。
私自身も視覚障碍者だからいえるのかもしれないが、そこまでして、
障害者、障碍者です。と自分から発したいだろうか。
わたしだったらあまりいいたくない。
何故なら、何か社会に対して、何かハンデがほしいですと
いっているように思うからだ。
私なら、その障碍があるからこそ、時には、不自由になる。
その不自由を減らすために、国政に出て、このようにしたら障碍者
だけでなく、健常者の方もよりよい生活になるというおもいから
出馬したというようなコメントをしたほうがいいとおもう。
とはいえ、私は、国政にいっても、試練の道が続く。
つまり、自ら険しい道にすすむなんてことはできないけど。
ただ、議員を増やせばいい。とおもう政党もあるかもしれない。
しかし、増やしても、すぐにやめてしまったら本末転倒。
だからこそ、きちんとした有権者の立場に立った立候補者を
たててほしい。
有権者は、ただの有名人だけを国政におくるとは限らない。
そのてんをきちんと見極めてほしいものだ・・・