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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:10月4日の日経「『沖縄独立』煽る偽動画拡散」から見る社会の問題

2024年11月02日 09時15分52秒 | 社会
10月4日の日経に、「『沖縄独立』煽る偽動画拡散」云う記事があった。これはかなり左寄りになっている日経にしては勇気のある報道で、一応敬意を表したい。しかし、この様な事は昔からあった事であり、今まで触れてこなかった事自体が問題である。

昔から、時の権力者や権力を握ろうとした人達は、情報を操作してきている。情報伝達の媒体が限られていた時代からそうで、人をコントロールしたければ、伝える情報をコントロール、または制限する。これは得に西洋社会では当たり前に行われてきた事である。ここで言う”権力者”は、主に表立った権力者ではなく、裏で社会を操っている、または操ろうとしている人達の事を指している。そして現代社会では、”既得権益者”その一端を担っている。

情報伝達の媒体が印刷物しかなかった昔は、出版物のコントロールをしていた。権力者が好まない書物は、出版できない仕組みがあった。そしてこのコントロールは、ある特定の民族が行っていた様だ。因みに、先の大戦直後の日本では、アメリカ軍による出版物や新聞報道の検閲が沢山あったと聞く。その中の一部が、最近再出版されている。

この出版物のコントロールは、今の言葉で云うと出版物の”検閲”をしていたと云う事である。最近は情報伝達の方法が多様化し、マスメディアと言われる様になると、今度はそれらラジオはTVの報道の検閲を行い、最近ではYoutubeなどの検閲を行っている。

この”検閲”と云う言葉は昨今良く聞く言葉で、情報の伝達方法が一段と多様化し、得に最近は個人がネットでの情報を発信できる様になった為に、”検閲”が強化され、この”検閲”と云う言葉が普通の生活の中で聞こえてくる様になってきており、情報発信をする際に、かなり不都合な面も散見される様になってきた。これが民意を操る為の情報操作方法の手段の一つである。恐ろしい事であるが、現在の社会ではこれが堂々と行われている。

人心を操作する為に発信する情報を操作する二つ目の方法が、この本題にある意識的に作った偽造情報の発信である。10年以上前であるが、日本の隣国は日本の事を悪く見せたいが為の嘘の歴史を、Youtubeにて英語で世界に発信していた。動画の質がかなり高いので、隣国の政府のバックアップも有ったのだろうと想像している。

昔は偽・または嘘の動画情報を作るにはかなりお金が必要だったが、今はAIを使って作る事が出来る様になった。昔であれば作れなかった様な動画を、AIを使って簡単に作る事が出来るのである。大変怖い世の中である。

これに対応する手段はただ一つ。日頃から、TVや新聞などの既存のマスメディアを含めて、情報には嘘が隠されている場合が多いと云う事を認識し、そして常に受取った情報を常に疑う事である。そして時には情報の裏を取る事である。この”裏を取る”と云う行為は、なにもこの様なマスメディアからの情報を受け取った時だけに行うのではない。自分達の日々の活動や、会社内部での情報、そしてビジネス活動でも時々必要になる行為である。この”裏を取る”事を日頃から訓練する事で、マスメディアが発信する嘘や偽情報にも騙されなくなってくる。この様に、自分が賢くなる事しか対応策はない。

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