犬にもそれぞれ個性がある。
凛太郎は嫉妬深く、わがまま。
母ちゃんの話す日本語はある程度理解はしているから、会話は成立しやすい。
凛太郎とだけ暮らしていた頃は「なんて賢い犬」と親の欲目で思っていたけれど、ハクも一緒に暮らすようになると、どうしても比べてしまうところがある。
例えば、凛太郎は散歩中に自分の行きたい方向へ勝手に行ったため、木にリードが巻き付くと、決して元に戻ることができない。
いくら教えても、体は前方向に向き、後戻りをしようとしない。
ハクは散歩中に行きたい方向に行って、木に巻き付いてしまったら、教えがいがあり、自分で元に戻れる。危険回避が自分でできる。
凛太郎は家の中で歩いていても、一方向に行くことが非常に多い。凛太郎の行きたい目的地が後戻りすると近道なのに、わざわざ遠回りで目的地に行く。
彼の辞書は前進あるのみ?
凛太郎は抱っこ要求があるときは何が何でも貫き通す。とてもしつこい。しつこさで我を通す。
ハクは遠慮深く甘えるという手を使い、飼い主の心をわしづかみにしている。
しかし散歩の時は、行きたい方向があるとなかなかしつこく踏ん張っている。この場合我が通る時と通らない時がある。
飼い主の話すコトバの理解は少なく、未だオスワリと伏せの区別ができていない。
しかし、凛太郎を見て真似をすることには長けている。
オスワリや伏せの区別ができないまま凛太郎の真似をすることから始まり、今では凛太郎が抱っこされていたら、恨めしそうな目でこちらを見るということもするようになってきて、時々次は自分とアピールするようにもなってきた。
ハクを抱いてやると、凛太郎のギャン泣き抗議がすぐに始まる。そうなると飼い主の膝の上で居心地悪そうに緊張し始める。
先住犬に今なお遠慮している様子はある。
飼い主も犬には序列が必要と物の本で読んでいるので、一応何にツケ凛太郎を優先にしている。
凛太郎はそこにつけこんいるのかもしれない。
ハクは決して吠えて抗議などはしないから、飼い主としてはこういう時ハクがとてもイイコに思える。
凛太郎は実力行使(小さいから吠えるしかできないけど)で我を通し、ハクは控えめな態度で、やはり思い通りに飼い主を動かしている。
凛太郎のいいいところは「おいで」と言ったらすぐに来るところ。
ハクの良くないところは「おいで」を3回くらい言わなければ来ないところ。
特に夜のシッコに庭に出て、すぐに帰って来ない時、飼い主はイラつく。獣が多いから臭うのだろうけど、そういうことは早々に切り上げて、さっさと帰ってきて欲しい。
虫も多いから、ドアの開け閉めは最短時間で済ませたい飼い主と違い、獣や爬虫類のニオイに敏感はハクはニオイの元を確かめたいようだ。
自分の巣である敷地の安全確認をしたいのかもしれないけれど、飼い主にはそんな確認は適当にしてくれればいいのにといつも思う。
夜の闇の中より、家の中の方が安全に決まっていると思うのだ。
飼い主もなかなかの個性を持っているが、三者三様で誰もなかなか譲らない。そして横暴な飼い主が最終的には我が意を通す。
ではまた明日
読んでいただいてありがとうございました。
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