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「サハラ砂漠の粉塵がイスタンブルを1週間蔽う」気象学者

2025年03月12日 | 国内
3月12日 気象学者によると、サハラ砂漠から来る粉塵がイスタンブルを蔽い、大気が汚染され、見通しも悪くなるということです。

 Hurriyet

イスタンブル工科大学の気候科学・気象工学部の教員ヒュセイン・トロス氏は。春の到来とともに、北アフリカのサハラ砂漠と、時にはアラビア半島から来る粉塵が大気中に入り、風に乗って遠隔地まで運ばれてくると説明しています。

「サハラ砂漠の粉塵が、今後7日間、イスタンブルに影響を与えるだろうと予想されます」と、トロス氏は言っています。

「粉塵は車や地上に、目に見えるほど積もるでしょう。この現象は一部地域だけではありません。現在、南欧と東欧にひろがっていますが、トルコも多くの地域が影響を受けるでしょう」

粉塵は大気のレベルによって濃度が異なると、トロス氏は言いました。「地上レベルではほとんど気づかないこともありますが、日の出や日没には空が赤くなります」

トロス氏は健康被害も起こり得ると警告し、粉塵には大気を汚染する細かい砂や粘土、鉱物質が含まれていると指摘しました。「このような粉塵は喘息や気管支炎など起こし、呼吸器に影響を与えることもあります」

高齢者や持病のある人は屋外に出ないほうがよいと、トロス氏は勧告しています。「アスリートや屋外労働者は大気の状況を見て、粉塵の多いところには長くいないようにしてください。粉塵は目や皮膚に刺激を与え、呼吸を困難にすることもあります」

サハラの粉塵の被害は甚大ですが、メリットもあって、ミネラルが土壌を肥沃にし、天然の肥料として作用します。


トルコの閣僚がウクライナ再建のためにゼレンスキー大統領と会う

トルコの閣僚2人とビジネス界の有力者たちが、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、戦禍に荒れたウクライナの再建に、トルコの果たすべき役割を話し合うため、キエフを訪れるでしょう。

 Hurriyet

3月12日の公式発表によると、トルコのオメル・ボラト貿易相とイブラヒム・ユマクル農林相が、25社の建設企業の代表らとともにキエフを訪れます。

訪問中に開催される「トルコ=ウクライナ再建機動隊」の初の会合では、トルコのボラト貿易相とウクライナのオレクシー・クレバ副首相が共同議長を務めるでしょう。

ボラト貿易相の訪問中に、ウクライナで活動するトルコ企業との会談など、ハイレベルな2国間の会談が行われるでしょう。

この訪問は両国の協力を強化するための重要な一歩となり、両国の関係を新たに活発にすることになるしょう。キエフの会談は戦いで破壊されたウクライナのインフラの再建計画が中心になり、このプロジェクトへのトルコの建設会社の関与も話し合われるでしょう。

紛争中からすでに、トルコの建設産業は高速道路や橋、エネルギー、住宅などの分野で、12億ドル相当の100件の緊急プロジェクトを請け負っています。

トルコ農林相の代表団には、トルコの穀物生産事務所と農産企業のハイレベルな代表も参加します。討論はおそらく、農業灌漑のインフラの再建と、乳製品と家禽類に関する現行の輸出規制の廃止が中心になるでしょう。


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