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島に住むウサギたちに14年間、水を運ぶ人々

2015年07月10日 | 国内
7月11日 西部ムーラ県マルマリス地区のコルサン島に住むウサギたちは、地元の人たちが14年間、飲み水を運んでやっているおかげで、生きのびてきました。

Hurriyet

クズクム・ビーチ近くのオルハニエ湾に位置するこの島は、15年前に放たれた30匹のウサギが、いまは300匹以上に増えています。ウサギたちが生きのび、繁殖することができたのは、クズクム海岸の水上スポーツ施設の経営者と作業員たちが、300メートル離れた海岸から島へ、定期的に水を運んでいるからです。

施設の経営者フェルハン・アタシュさんは、「15年前、30匹のウサギが島に放たれましたが、雨が降らなかったとき、ウサギたちは死にはじめました。それで、地元の人々がウサギのために、飲み水を運びはじめたのです」と言いました。

 Hurriyet

「14年間、私たちは、小船やスピードボートで、1日おきに島に水を運んできました。私たちは古くなったパンや、スイカなどフルーツも与えています。ウサギはいま、300匹くらいでしょう」と彼は言い、ウサギたちのために、半永久的な対策を考える必要があると付け加えました。


親ウイグル集団がアジア人旅行者を中国人と見て攻撃

中国からタイへ逃げたウイグル人をタイ政府が中国へ送還したことに抗議して、アンカラのタイ大使館の前でデモを行っていた集団が、アジア人女性旅行者を中国人と見て攻撃しようとしました。

 Hurriyet

200人のウイグル人をタイ政府が中国に送還したことに抗議する集団が、イスタンブルのタイ領事館を攻撃した翌日の7月9日、アンカラで他の集団がタイ大使館の前でデモを行いました。この集団は、通りかかった女性ツーリストを中国人とまちがえ、攻撃しようとしましたが、群衆の中の1人の男が女性を助け、彼女は無事逃げられました。

タイ大使館前に集まった集団は、国粋主義的・宗教的スローガンを唱え、「トルコ人はウイグル人を守れ」「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいました。集団はその後、中国大使館へ向かい、建物に入ろうとしたため、機動隊が催涙ガスで排除しました。中国がウイグル人を弾圧しているという報道が流れた後、過激国粋主義者たちがアジア人を攻撃する事件が起こっています。

愛国主義者運動党(MHP)のデヴレト・バフチェリ党首は、Hurriyet 紙のインタビューで、国粋主義者のアジア人に対する攻撃を軽視し、「アジア人はみんな釣り上った目をしているから、彼らを区別するのはむずかしい」と言いました。

・・・中国政府のすることに腹が立ったからといって、中国人ツーリストを攻撃しようなんて、とんでもないヤツラですね。バフチェリも、この程度の人間なんですね。


イスタンブル警察がISIL募集者の捜索を始めた

イスタンブル警察テロ対策部隊は、7月10日、夜明けの捜査を行い、ヨーロッパでのISILの募集に助力していると思われる容疑者、少なくと30人を逮捕しました。

 Hurriyet

イスタンブル・ガジオスマンパシャ地区のユルドゥス・タブヤのテマシャ通りのアパートを初め、多くの住居が手入れの対象になりました。早朝の手入れで捕まった容疑者たちは、健康チェックのため、ファティフ区のハセキ訓練研究病院に送られ、その後、尋問のためイスタンブル警察に送られました。


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