トルコのトピックス

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トルコは移民と密輸防止のため、東部国境の治安を強化している

2024年11月06日 | 国際
11月6日 トルコの治安部隊は、イランとの295キロの国境からの不法越境や、密輸、テロリストの侵入を抑制する計画を鋭意進めています。ヴァン県に建設中の防壁は70%完了しています。

 Hurriyet

治安強化のために2021年に着手された国境プロジェクトは、この地域の地雷の除去から始まったと、11月5日、当局者がヴァン県で記者団に語りました。

安全確認後、組み立て式のコンクリートの壁が建てられました。壁の上には、高さ1メートルの鉄条網が張られ、要所要所には、深さ4メートル幅4メートルの塹壕が掘られました。

物理的防御のほかに、トルコの防衛産業による先進的なテクノロジーが駆使され、国境を越えた監視が行われています。このエリアには、動態感知センサー、無人車両、防犯カメラ、暗視双眼鏡、照明塔、強化防壁が設置されています。

国境の治安強化のために、職員も24時間駐屯し、また、地雷と爆弾発見の訓練を受けた犬たちも配備されています。


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トルコの鉄道網は2025年には14,000キロを超える

2024年11月05日 | 国内
11月5日 2025年中央政府予算案によると、トルコの鉄道網は、来年には14,000キロを超え、高速鉄道は2600キロを超えると期待されます。

 Hurriyet

中央政府予算案による鉄道への投資は、既存の路線の水準を高め、貨物輸送に重きをおき、工業地帯と港湾、物流センターを主要な路線で結ぶことを目標にしています。

このプログラムは、鉄道の敷設、運行、サービスのために、3096億リラ(90億ドル)、2026年には101億ドル、2027年には109億ドルを割り当てています。

このプロジェクトの焦点は、地方産業と港湾を鉄道で接続することによって、生産地から貨物センター、国際市場へのアクセスを強化することにあります。

鉄道路線は、今年末までには13,900キロを超えると期待され、路線の長さは来年には14,200キロを超え、2027年には15,900キロを超えるでしょう。

予算案によると、全主要路線の中の複線鉄道は、来年には18%増加、2026年には19%、2027年には21%の増加が予定されています。

プログラムはまた、乗客輸送の鉄道も、来年は5.93%、2026年には6.12%、2027年には6.3%の増加を目標にしています。


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イスタンブルの大陸横断マラソンに何千人もが参加した

2024年11月04日 | 国際
11月4日 イスタンブルで、11月3日、第49回大陸横断マラソンが行われ、世界唯一の大陸横断レースに、世界中から何千人ものランナーが参加しました。

 Hurriyet

「世界アスレティックス」によって黄金部門に選ばれた「イスタンブル・マラソン」は、毎年、内外のアスリートたちの大きな注目を集めています。

今年はエチオピアのランナー、デジェネ・デベラ選手が2時間11分40秒のタイムで完走し、優勝しました。トップ・ランナーの1人と目されていたケニアのアスリート、ケネメ・キプロア・キプケモイ選手は2時間12分7秒で3位になりました。

男性部門でトップ10に入った唯一のトルコ人アスリートはヒュセイン・ジャン選手は、2時間14分34秒で6位になりました。車椅子部門ではオメル・ジャンタイ選手が、2時間40分5秒で、男子部門で1位になり、女子部門ではズベイデ・スピュルゲジ選手が2時間51分42秒でトップになりました。

男子15キロ・レースでは、アブドゥラ・トゥールク選手が48分41秒で1位になり、女子レースではメキシコのアルヘンティーナ・ヴァルデペナス・セルナ選手が56分31秒で優勝しました。


大学入学者が700万人に達した

トルコの大学に入学した学生数は700万人を超しました。この数は1県の人口を超え、一部ヨーロッパ諸国を越えています。

 Hurriyet

「高等教育協議会」(YOK)の2023~2024学期の統計によると、トルコの大学入学者数は7,081,300人に達しました。この数には、遠隔教育やオープン教育プログラムで学ぶ学生200万人も含まれています。

1,773,200人の学生を有するアナドル大学は、このトレンドのトップに立っています。この大学の学生数はトルコ69県の人口を超えています。これら学生のうち、従来の正式の教育を受ける学生は29000人で、大部分はオープン教育プログラムの参加者です。

アナドル大学に次ぐのがイスタンブル大学で、656,000人の学生が入学しましたが、この中の582,100人はオープン教育参加者です。同大学の総入学者数は、トルコ81県の中の50県の人口を超えています。

第3位は557,700人の学生を有するアタテュルク大学ですが、491,200人はオープン教育と遠隔教育プログラムに参加しています。


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イスタンブルの歴史的鉄道駅が文化センターに変身する

2024年11月03日 | 文化
11月3日 当局はイスタンブルの歴史的な鉄道駅、シルケジ駅とハイダルパシャ駅を、2026年までに改装を完了し、アートと文化の中心にする作業を進めていると、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相が発表しました。

 Hurriyet
アジア側の海辺で威容を誇るハイダルパシャ駅


「ハイダルパシャ駅も、シルケジ駅も、庭園のある文化センターになりますが、鉄道駅としての活動も続けていきます。しかし、両駅にはショッピングモールやホテルは設けません」と、エルソイ文化相は、10月31日の会談で語りました。文化観光相は運輸インフラ相と協定を結び、2つの歴史的駅の修復を引き継ぎました。

エルソイ文化相はハイダルパシャ駅の修復期間について語り、駅舎は修復後も、昔日の栄光を維持しつづけると強調しました。「修復作業後には、展示スペース、パフォーミング・アート・センター、図書館、テーマ博物館、アルケオポート博物館、アート・デザイン・スタジオが設けられるでしょう」

食肉鮮魚用の建物はパフォーミング・アート・センターとなり、最上階は図書館と展示スペースになると、文化相は言いました。貯蔵スペースは展示スペースとテーマ博物館として使われると、文化相は付言し、近い将来、このプロジェクトの詳細を発表できるよう努めると語りました。

エルソイ文化相はまた、シルケジ駅はトルコ国民がヨーロッパへ移住を始めた拠点であるから、この駅には移民に関する博物館も設けることを計画していると言いました。シルケジ駅もまた、ギャラリーやテーマ博物館など、文化と創造のためのスペースになります。「このプロジェクトが完成すれば、イスタンブルのヨーロッパ側のこの地域の歴史を未来の世代に伝えられるでしょう」


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天候変化、寒冷前線が雨をもたらす

2024年11月02日 | 国内
11月2日 気象学者らの週間報告によると、最近の温暖な天気は終わり、寒く、雨の多い天気がやってくるでしょう。

 Hurriyet

気温は季節標準に近づいた後、11月3日には、北部と内陸は急激に寒くなり、イスタンブルやその周辺の地域では雷雨があるでしょう。トルコ国立気象庁のレポートは、北方からの冷たい強風を警告しています。11月3日には強風が寒さを強めるでしょう。

アンタリヤ海岸東部の諸県では、雨も予想され、来週初めにはさらに寒くなるでしょう。トルコ南東部のイラクと隣接する諸県は、11月5日、雪が降るでしょう。

来週に向かって、低い気温がつづき、雨は東部と北部のみになるでしょう。来週後半は、一部では曇天が予想されます。

寒い期間の後は、天候は急変し、多くの地方に干ばつと熱気がやってくるでしょう。


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最初のボスフォラス橋が開通51周年を迎えた

2024年11月01日 | 国内
11月1日 51年昔、イスタンブルのアジア側とヨーロッパ側を結ぶボスフォラス海峡の最初の橋として建設された「7月15日殉教者の橋」は、開通以来、歴史的古都イスタンブルの交通網の重要なポイントでありつづけ、現在は毎日、190,000台の車両がこの橋を渡っています。

 Hurriyet

20世紀後半、大都市イスタンブルは急速に都市化しはじめました。コミュニティは拡大し、移民の波が押し寄せ、交通量が急増したことが、ボスフォラス橋建設の動機となりました。

橋の建設プロジェクトが承認された1970年2月、ドイツとイギリスの企業による橋建設の共同作業が始まりました。橋は2320万ドルの経費で、3年8か月かかって完成し、トルコ共和国建設50周年に、ファフリ・コルテュルク大統領によって除幕式が行われました。

その後、この橋は、15年間、イスタンブルの両サイドを結ぶ唯一の陸路として利用され、当初は1日平均24000台の車が通行していました。

1988年に、この橋の北にファティフ・スルタン・メフメト橋が建設されてから、この橋は「第一の橋」と呼ばれるようになりました。2016年には、ヤウズ・スルタン・セリム橋とユーラシア・トンネルも利用されるようになりました。

第1の橋がオープンした当時は、歩行者のための歩道も併設されていました。しかし、安全性への配慮と、自殺多発のため、結局、歩道は閉鎖され、橋は車専用となりました。

現在、交通インフラ省は、歩道が併設されているこの橋を歩行者にも利用させることを検討中です。もともとはボスフォラス橋と名づけられたこの橋は、テロリスト・グループFETOによる未遂クーデターの際に命を落とした市民たちを記念して、2016年7月26日以来、「7月15日殉教者の橋」という名で呼ばれるようになりました。


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