藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』そう思っていただけるわかりやすい指導を心がけています。一人ひとりペースに合わせ、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えいたします!年齢問わずスムーズで音楽的な演奏ができるよう、レッスンしています。お子様のレッスンは、親御様と一緒に心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てていきます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学など、ご相談ください。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリン、自然に身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者・経験者とも歓迎いたします! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

練習中に泣く…涙

2014年10月07日 | ピアノレッスン
「家での練習の時、ついつい泣かせちゃうんです…」
昨日レッスンにみえたお母さんの言葉です。
他にも「練習しているときに泣いているのを見るのがつらくて…」
とおっしゃったお父さんもいらっしゃいました。
「ちょっとできないとすぐ泣き叫んで、親もつらい気分に」と言うのも耳にします。

この子たちはみんな幼稚園から小学校1・2年くらい。
親御さんにしてみれば、いやなことを無理やり強要しているのではないかとか、
とてもかわいそうな思いをさせているのではないかとか、感じてしまうことでしょう。
そして、そんな風に練習させて将来音楽嫌いになってしまったら元も子もないと。

ではそうやって練習した子が、その後音楽やピアノが嫌いになってしまうかというと、
どうやらそうでもないようです。
毎日の練習のストレスで性格がゆがんでしまうかというと、これも違うようです。

小さな子供が練習で泣いてしまうのは、
出来ると思った‘理想の形’にならないのが、単にイヤなだけ。
(もちろん、ただでさえイヤなのに、そこへ「間違えないように!」なんていうプレッシャーの言葉がかかると
さらにムッときて怒ってしまう、ということはあるかもしれませんが。笑)
でも逆に言ってしまえば「こう弾きたい」という‘理想の形’がイメージできていない子供は泣きません。

小さな子供のピアノ練習は‘理想の形’が何回弾けば手に入れられるのかということと、
自分自身の我慢比べなのだろうなと思います。
そしてその練習を見守る親御さんもまた、出来ないと泣く子供との我慢比べ。

少しずつ根気がついてきますから、ふつう小学校高学年で泣き叫ぶ子はいません。
けれど練習は毎日のことですし、ついつい心配になるのが親心ですよね。
そこで目安。
お子さんはやっとの思いで弾けるようになった曲を、その後どんな表情で弾いていますか?
嬉しそうだったり得意げに弾いていたりするようなら、大丈夫。
ピアノも音楽も好きな証拠です。
その曲を何回も弾かせてあげて、惜しみなく、子供があきるほど褒めてあげてください。
(レッスンでは、弾けるとマルになってしまい、
次々と新しい課題が出て…弾けるようになった快感を飽きるほど味わうことが出来ないのです。涙)