藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』そう思っていただけるわかりやすい指導を心がけています。一人ひとりペースに合わせ、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えいたします!年齢問わずスムーズで音楽的な演奏ができるよう、レッスンしています。お子様のレッスンは、親御様と一緒に心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てていきます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学など、ご相談ください。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリン、自然に身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者・経験者とも歓迎いたします! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

沢山聞けるけれど

2016年03月22日 | 日々のくらし
視聴というのかしら、サンプル音源というのかしら、
大抵の曲はネット上で探して聴けるようになりました。
こんな状況に世の中がなったのは、ここ数年のことですよね。
(私の音大時代は、まだ音源と言えば図書館のLPやCDが頼りでしたっけ)

私も最近ではYouTubeに、お世話になりっぱなしなのでとても助かっているのですが、
もう一方でこれを本当だと思って信じちゃいけない…と危機感も持っています。
なぜなら、特にクラシック音楽は生の楽器の響きとそのまっわりに広がる空間の中でこそ本来の形になるから。
テレビにしろパソコンにしろ、スピーカーから流れる音はあくまでも記録された音源。
演奏家の息遣いにしても、音の気配や香り・色彩にしても、
記録媒体にはどうしても保存することが出来ないのです。
だから、記録された音楽はどうやっても体温を奪われて殻だけになってしまうような気がします。

すぐにスピーカーからお目当ての曲が流れてくるなんて、とっても便利です。
けれどそれはあくまで参考までにとどめておかなくては。
音楽には、本当は呼吸があり温度があり色があり香りがあるはずだから。

こう考えると、どんなに世の中便利になっても「生の音楽」は相変わらず貴重なままですね。
心して接しなくては!と感じています。