藤井祥子のいろいろ

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調性を何にたとえたら

2016年06月13日 | ピアノレッスン
〇長調とか〇短調とか、学校の音楽の時間にもそういえば習いましたっけ。
大抵の曲には調性があるのですが、
♯や♭が沢山ついて…汗、それ以外に意味があるのでしょうか???

その本当の意味が分かってきたのは、
やっぱり大人になってからでした。
それまでは♯や♭以上の説明を聞いたことすらありませんでしたから。

その調性、実は素晴らしい世界観があるのです。
その世界観にもとづいて、バッハもベートーヴェンもショパンも、
あまたの作曲家たちは名曲を生み出しているのです。

今日レッスンに見えた大人の生徒さんNさん。
とっても基礎を大切になさる方で、ただ今ハノンの音階を練習中。
24調すべての音階とカデンツを弾くことになるのですが、
ただひたすら指の練習と思って弾いていると、何とも味気ないものです。
そこで調性のお話を。

よく私がレッスンでするたとえ話。
日本人なら誰しもが、血液型についておぼろげながらイメージを持っていると思います。
A型はこんな性格で、B型はこんな性格でって。
何が根拠なのかはわかりませんが、話のタネにそんなイメージをいつしか作ってしまっているのですよね。
調性はそんな抽象的な概念に似ているかもしれません。

たとえば変ホ長調の勇壮な響き。
バッハもベートーヴェンもそんな世界観を曲に現しています。
昨日聴いたコンサートのプログラム、
ショパン作曲「24の前奏曲」も調性感にもとづいて作られた作品。

ハノンの練習の傍ら、Nさんにそんなお話をしました。
あんな曲もこんな曲もこの調なのね~~と想像するだけで、
きっと単調な音階練習に広がりを感じられるはずです!