絶対音感が育ちますように

音楽をするうえで、あるに越したことはない絶対音感。
一流の音楽家の大部分はこの能力を持っていると言われていますから、
ますます心惹かれる言葉です。

そんな能力を音感が一番育つ成長期に伸ばしてあげたいと、ご相談をいただきました。
お話をきくほどに、その親心が痛いほど伝わってきました。

さて、この絶対音感。
これさえあればすべてが手に入るかというと、実はもっと奥の深いモノ。
その能力に見合った他の能力もバランスよく磨いてこそ、
より輝く宝となるように感じています。

一流のシェフが選ぶもの凄く切れ味のよい包丁を持っていても、
食材を選ぶ目や調理の仕方、レシピを生み出す味覚やセンスを持ち合わせていないと、
一流のシェフにはなれません。

絶対音感に私自身が幼い頃より恵まれていて、
今まで数多くのことでその恩恵にあずかってきました。
けれどそれに付随する能力の大切さも、同時に痛感してきました。

まだまだあどけない年中さんの男の子。
今日のレッスンでは、ぬいぐるみのシマウマと元気よくおしゃべりをしてくれました。
彼の才能がすくすく育つよう、お手伝いが始まりました。