自分が大事

夏のコンクールが終わってから、
少しレッスンの仕方をかえました。

ここ数年の生徒たちの上達ぶり、
私の目から見てもなかなかだと思います。
けれどちょっと待って！と心の声が。

レッスンで教わったことや他の色々な先生からいただいたアドバイスを一生懸命守って弾く。
とても大事なことだと思います。
けれど本当にそれだけでいいのかしら？
それだけだと、いったい誰のための演奏だかわからなくなってしまわないかしら？

自分の心で感じ、自分の頭で考えたことの方が、
もっともっと大切に決まっています。
けれど心と頭は、普段から使っていないと、
使い方すらわからなくなってしまうという困ったモノ。

私はこんな風に感じて、こんな風に考えて、
だからこんな風に表現して弾きたいの！！！！
そんな欲求こそ、最高のオリジナリティーです。
自分が何を感じて何を考え、どうしたいのか…。
音楽をする原動力は絶対に生きる力につながります。

心と頭を自分のために使う。
そんな力が育つように…と思っています。