藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』そう思っていただけるわかりやすい指導を心がけています。一人ひとりペースに合わせ、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えいたします!年齢問わずスムーズで音楽的な演奏ができるよう、レッスンしています。お子様のレッスンは、親御様と一緒に心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てていきます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学など、ご相談ください。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリン、自然に身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者・経験者とも歓迎いたします! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

右手と左手とが

2019年10月08日 | ピアノレッスン
大人の発表会後のお食事タイムで、
沢山のおしゃべりの中で話題に上ったひとつが、
「大人になってピアノを始めた人が、
右手と左手を別々に動かすことがいかに難しいか」ということ。

右脳と左脳をつなぐ脳梁という部分が、
子供のころからピアノを弾いている人はそうでない人に比べて太い、
という話を耳にしたことがあります。
だから左右別々の動きが苦も無くできるのだそう。

私自身の脳梁はきっと太いのだと思います。
そして小さなころからピアノを習っている生徒たちも、
日々脳梁の太さは発育中のはず。
なので、左右別々に動かなくて・・・という苦労はさほどでもありません。
けれど、大人になって始めた方は、ほとんどみなさんその苦労を口になさいます。

では、どうすれば少しでも良くなるかというと。。。
まず、両手を動かさなくてはという気負いを捨てること。
出来る限りリラックスした気持ちで、首肩腕も緊張させないように脱力します。
その上で片手ずつゆっくりと動きを確認してから、
これまたゆっくりそろりそろりと両手を動かしてみます。
けれどあくまで、右手・左手をたまたま同時に動かしただけと自分の脳によ~く言い聞かせながら。

この練習は一生懸命頑張るといった類のものではありません。
今はまだ発達してない脳の運動神経を、適切な刺激によって毎日少しずつ育てる・・・
言ってみればリハビリに近い類です。
頑張ってしまうと、どうしたって今ある能力の中でがむしゃらに何とかしようと体が反応してしまいます。

何を隠そう、私自身新しいテクニックを身に着けたいときはこの方法を利用しています。
植物を育てるように、毎日水をやりお日様にあてといった心境です。
早く伸びてほしいからと言って、決してやっと生えた小さな芽を力づくでひっぱたりしませんように!