どの子となら？

今日、コンクール予選を受ける生徒は3人。
朝早くからレッスンをして、午後は予選会場に応援へ。
そしてその足で高輪にあるヤマハへ。

ヤマハで行われていたグランドピアノフェアで、
生徒の一生のお友達となる楽器の選定にお付き合いしました。
ピアノを学ぶ上で一緒に歩み成長を共に見守ってくれる楽器は、とても大切な相棒です。
いい楽器は音色の幅も表現力も操作性も、明らかに違います。
今日楽器を選びに行った小学2年のYちゃんは、まだまだ感性も柔らかく耳も敏感、
これから成長期に入るという絶好の年齢です。

さて、ヤマハの選定室では、3台の真新しいグランドピアノが横一列に並んでいました。
この中からYちゃんが1台を選ぶのです。
(まるでお見合いですね。笑)
嬉しいのと恥ずかしいのとでモジモジしていたYちゃんでしたが、
すぐにそれぞれのピアノを弾き比べ始めました。
色々な曲を弾いて30分あまり…
「一番仲良くなれそうな楽器はこの子！」としっかり選ぶことが出来ました。
一生の相棒になる楽器との記念すべき出会いの瞬間です。

嬉しい時も悲しい時も、
いつもいつも寄り添ってくれるピアノです。
どうぞどうぞYちゃんとずっと一緒に歌を歌ってあげてください。
今後末永くお願いしますね。

ついに夏日

梅雨だからといってしまえばそれまでですが、
雨模様の日がいったい何日続いたでしょうか？
ついに夏のお日様が顔を出しました！
木陰からふく風を楽しみながら、今日はずいぶんと歩きました。

いつも以上にレッスンに追われる日々。
心地良い汗に、気持ちもリフレッシュしました。

6回講座、無事終了

さいたま市の公民館での講座が今日で無事に終わりました。
6月から毎週木曜日、全6回の介護予防講座です。
歌って笑って頭も運動して、音楽に心をゆだねるひと時。
毎回をとても楽しみにお集まりくださった30余名のみなさま、
本当にありがとうございました。
また次の機会に、みなさまにお会いできますことを楽しみにしております！

ノリノリ

先週の日曜日のコンクールで、奨励賞をいただいた小1のS君。
コンクール2回目の挑戦で初めて賞状をいただけたことで、少し自信が出てきた様子です。。
来週ももう一か所の予選がありますので、今日は引き続きその曲をレッスンしましたが、
音楽のノリが断然よくなっています！
賞状をもらえてうれしいな！上手に弾けて嬉しいな！というのが全身に表れている感じ。笑

その子らしい演奏は、十分に練習が出来ていて、
伸び伸びと嬉しそうに弾く姿に現れます。
そんな姿が見られるのは、ママにとっても私にとってもとても嬉しい瞬間！
次のステージもこの調子で伸び伸びと弾けるといいですね。

初！

久々にレッスンのない一日。
ずっと行ってみたいと思っていたコストコに、初めて買い物にいきました。
う～ん、正しくは買い物というよりテーマパークにいくような気分ですね。

お店について真っ先に買ったものは、なぜかメガネ！
もちろんお決まりの大きなパックに入った食品も買ってきました。笑

今日のソルフェージュ

小学校低学年の女の子4人のソルフェージュ。
教室へ入ってくるなり、
「今日は何するの？」
「音当て(聴音のこと)したい！」
「(音程)トランプがいい！」
キャーキャーワーワーとすごい熱気です。

でも今日は6/8拍子をしっかり理解してほしいので、
音当てもトランプもお預け。
リズムカードで数え方を確認したり、たたいたり、
ワークブックの問題も確認して、最終仕上げは歌！

リズムの流れに乗ることも、音程正しく歌うことも、
音に心を込めることも…歌には音楽のすべてが詰まっています。
6/8拍子のちょっと面白い歌を練習すると、
みんなあっという間にノリノリに。
何度も何度も思いっきり歌いました。
次回もみんなで歌いましょう！

ウエスタ

今月オープンした川越の市民ホールウエスタに行ってきました！
ジャズピアニスト小曽根真さんのコンサートを10列目の中央、
私のために演奏して下さっているの？？？と勘違いをしそうなくらいの良い席で聴いてきました。
ホールのこけら落とし公演の一つ＆県内で唯一のヤマハ最高モデルのコンサートグランドピアノCFXのお披露目公演です。
自由に心の趣くままに奏でられる真新しいCFXは、
いい意味でヤマハらしくとても伸び伸びとした音色をホールいっぱいに響かせていました。
川越の音楽文化の新しい未来の第一歩…と思うと、目頭がうるっとなってしまいます。


蔵の街に似合うちょっと渋めの内装に、真っ新なグランドピアノ。
これから公演がはじまります。


驚くなかれ！なんと３階席まであります。

学びあう

ゼロからピアノを始められたNさん、
1冊目の教則本がちょうど終わりまで来ました。
今日のレッスンでは、教則本に出ていた練習曲をすべて聞いて欲しいとのお申し出で、
全曲演奏していただくことになりました。
いつもは1曲ずつ仕上げていくレッスンが主ですから、
仕上がった曲を何曲も何曲も演奏すると、まるでコンサートのようで力の蓄積を実感します。

この曲はご苦労なさっていたな…とか、
以前レッスンで仕上がった時より、数段余裕のある演奏に上達なさっているな…とか、
とても感慨深く聞かせていただきました。
と同時に、マスターした曲をいつも弾き続けていらっしゃる事に、
ものを学ぶ真摯な姿勢を教えていただいたようで、頭の下がる思いです。
さらに、指導面からもNさんのこれからの課題がよく分かり、大切な指針になりました。

何事もそうだと思いますが、
お教えする側と教わる側、どちらか一方が頑張るだけでは成り立ちません。
双方が力を尽くし学びあう姿勢の先に、向上と充実があります。
そんな当たり前のことを、今日のレッスンでは身を持って実感しました。

コンクールの審査基準って

連弾挑戦中の小3Tちゃん小4Rちゃんと一緒に、
審査員が何を聴いているのかを掘り下げて考えてみました。
きっとそれがいい演奏をするカギになっているはずですから。

ただ今予選花盛り中のピティナ・ピアノコンペティションの参加要項より、
審査員が評価する項目の例という所を、参考までに読んであげると…。

1)音の正確さ・明確さ
2)音・響きの美しさ
3)拍子とリズム・拍節感
4)テンポの選び方

うわぁ、いろいろあるんだね～。
審査員って、あんな短い間にこんなことを本当に全部聞いてるの？

5)メロディーと伴奏のバランス
6)暗譜の精度
7)デュナーミク
8)時代ごとの演奏スタイルを表現する力
9)音楽の構成力
10)ぺダリング

こんなにたくさんのこと、いっぺんにできないよ～。(ちょっぴり弱音)

11)自発的に音楽を楽しんでいるかどうか

この項目に来たとたん、「うちら、これは絶対大丈夫だよね！！！」と、
突然二人の目の輝きが変わりました。
だってすっごい楽しんでるし！！！！

その力強い言葉が飛び出してきて、どれほど嬉しかったか。
まだまだコンクール駆け出しの二人ですが、
出来ないこともいっぱいある二人ですが、
きっと大丈夫。素晴らしい音楽ができる人に育つ力を持っていると確信しました。
来週の予選に向けて、一緒にもうひと頑張りです。

大いなる自然

シューベルトの音楽は、少しも作為的ではなく音楽が流れていきます。
とあるピアニストは‘大いなる自然’と言っていましたっけ。。。
そんなシューベルトの作品の中から「即興曲」を先週今週と続けて演奏しました。

そして、いただいた感想。
「今までの演奏の中で一番胸に迫ってきました。」
「いっぺんでこの曲のファンになりました。」

自然の引力に従って曲を運ぶには、あらゆる意味で余裕がなくては…と難しさも感じます。
けれど、心にすっと寄り添ってくれるメロディーは、とても魅力的です。
シューベルトのレパートリーも少しずつ増やしてゆきたいです。