雪が止むことだけが決まっているなら

モラハラの父と認知症の母と…

最後の里帰り

2014-01-01 11:52:21 | 日記

年末 実家に帰省。
夕食中。最初は普通にしゃべってる感じの父親。
ところが、私達が話を聞かないと言って、徐々に機嫌悪くなる。
私達はテレビを見たり、しゃべったりして相手にしない。
長女に、今時の大学生は云々。説教始まる。
俺に質問できれば一人前?俺は、大学教授より何でも知っている。意味不明。
長女には申し訳ないけど、黙って聞いておく。下手に私が口出すと、めんどくさいことになる。
とりあえず私達の頃は大学も楽だったけど、今は実習とかもあって忙しそうと言ってみたけど。
案の定、聞く耳持たない。いつものこと。

次女としゃべっていたら、突然テレビ消す父。
何食わぬ顔でしゃべり続ける私達。相手にしてもしょうがない。
とりとめのない会話を続ける。
途中父が会話に入ってくる。
その内、次女にバスケをやめろ…と意味不明発言。
「頑張ってるし、楽しいと言ってる」「他のことをやった方がいい」
「バスケ部しかないし」「勉強を頑張ればいい」
「勉強も頑張ってるし」「頑張ってない」
「見てないくせに」「子供が親にむかって(どうのこうの)」

私と娘二人、2階へ上がる。
母親が上がってくる。「ごめん、我慢できなかった」と私。
父親への怒りと同時に、あんな親父と同じ土俵に上がってしまったことへの後悔。
とりあえず、次女と風呂に入る。
上がってくると、父親は先に寝てしまったようだ。

ところが、私達が風呂に入っている間に父親が旦那に八つ当たりしていたらしい。
エビをむいていた旦那。ティッシュボックスを目の前に置く父。
旦那は会釈したつもりらしいが、「ありがとうも言えないのか。だから…」と
関係のない旦那の職業の話まで持ち出して、八つ当たりする父。

こんな父親で、申し訳ない。情けない。腹が立つ。
とにかく父親は寝てしまったので、不満をぶちかます。
どう考えても父親の方がおかしい。
日頃からおかしいとは思っていたけど、今日は本当におかしい。しかも、許せない。
お前はスナイパーかとつっこみたくなる。しかも、見境なく誰でも攻撃する危険なスナイパー。
ということは、次のターゲットは母親だ。

私は1ミリも悪いとは思っていないけど、朝イチで私が謝る。
母を守るためだから、しょうがない。
別に謝ることについては、何とも思わない。悔しいとも何とも思わない。
それで、あんたが満足なら、私は腹の中で笑って、表面上いくらでも謝ってやる。
夜、みんなで居酒屋へ。
昨日のことを気にしているのか、普通に会話する父親。
ところが、なぜか政治の話になり(そんな話したくもないし、聞きたくもない)
中国や韓国も仲良くした方がいいとか、先祖を遡ればみんなつながっているとか、
壮大な話をする。
そんなんどうでもいい。じゃぁ、お前が妹の旦那と仲良くしろよと言いたいのを必死で堪える。

その後も些細なことで、旦那にキレた。
目上の者に対して、云々。目上の者じゃなくて、とにかく俺様を特別扱いして欲しい
というのが見え見えで、しゃくに障るけど、相手にしない。

最悪の里帰り。
でも、この時はそこまで気にしていなかった。
妹に話したら、もう行かなくてもいいんじゃ…と言うけど、ほぼ絶縁状態の妹夫婦だし。
とにかく母親のために今からも里帰りは続ける…と言っておく。

ところが、その後の出来事で、結局これが最後の里帰りになる。
もうあの人の顔は二度と見たくもない。愛情も全く感じない。
あの人は、母親だけそばにいてくれれば、何もいらない人なんだから。

コメント
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